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#1 綿密な計画を立てておきながら実行しない(230509)

どうも、左です。
最近打ち立てた目標を共有させていただきます。

3日以内に『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』を視聴する。

「こちらは、スモールステップ 方式となっておりぃ、成功体験がぁ、大変、得やすくなっていると。何もいきなりぃ、ヴォルデモートの、首をぉ、獲りに行くことはないと、考えている次第で、あります。ポッタァ」

安倍元首相もハリポタ観てたんですかね。奥さんは観てそうだけど。政治家は忙しくてハリポタなんて観てる暇ないんですかね。飲みの席かなんかで麻生さんと一緒になってハリポタを1ミリも知らない石破さんに向かってクルーシオ唱えまくってたら素敵だなあ。

自分の中で何か意味のある目標を決めて、それに到達するための計画を立てるのが好きなんですよ。
いつまでに何をしようかとあれこれ考えている時間も好きだし、その目標を達成するために必要なタスクとその量、質を勘定勘案している時間も好きです。

まあたいていの計画は詰め込み過ぎで達成困難なものに仕上がるんですけどね。
高校のお勉強を例にしてみると、1学期中に青チャートを1日30ページ、ターゲット1900を1日20ページやる、といった感じの計画を立ててましたね。単語帳はターゲット1900じゃなかったと思うんですけどね、まあいいでしょう。

「これはどう考えても無理そうだけど、絶対無理とまでは言い切れないんじゃないか? やってみる価値はあるんじゃないか? 日和ってるやつはいねえんじゃねえか?」と自分に思わせるくらいの高さにハードルを合わせるのがコツです。

僕はアホなので見るからに無謀な計画も採用してましたし、今でも採用しています。大人になってからはだいぶましになりましたが、未だにアホです。

ハードルの高い計画を策定しておきながら初日に華麗な寝落ちを極め込んだりしていきなり借金生活に突入する、なんてことは珍しくないです。むしろそっちの方が日常。

結局青チャートは1周も走り切ることなく、ブックオフか後輩の元へと旅立っていきました。全然やってないので保存状態は良好だったと思います。感謝しろよな!

自分でも狂おしいほどにアホなのは分かっているんですけどね。でもやめらんねえのよ…クセになってんだ、音殺して歩くの。
ちなみに今現在もマッツ・ミケルセン計画なる計画の負債に追われているところです。

計画を立てている時が一番楽しい気がします。そりゃ目標を達成した時は達成感もあり嬉しさもあり清々しさ(すがすがしさ、または、きよきよしさ)もあるので気分的には最高ですよ。
でも別に楽しくはないというか、ワクワクはもう無くなっているような気がするんですよね。目標達成しちゃってるわけだし。

計画実行中は楽しいことは楽しいですが、時折ノルマー将軍(数字で人に暴力を振るう)やギ・ムカン次官(多くの恋人同士を破局に導いた)、クギョウ専務(老後はニルヴァーナで隠居生活を送りたいらしい)といった「それ自体が目的とはなり得ない者たち」がひょこっと現れて口出ししてくるのが気に入らないんですよね。

「所詮手段にしかなれぬ下賤な貴様らが高潔な私の頭をもたげてくれるな!」と思いかけますもん。楽しさとか充実感よりもその者たちの方が目立ち始めるともう急速にやる気が枯れていきますね。

中身に取りかかる前にやる気のピークが来ちゃってるもんだからあんた、そりゃあもう…ねえ?
一部口調がおばちゃん的になるという言葉遣いの乱れがありましたが僕は至って正常です。失礼いたしました。
……ですので、たいていの計画はその通りに実行されません。計画の通りに実行する努力はするんですけど、心のどこかでは目標が達成できればそれでいいやとも思ってるんですよね。

だったら計画立てんなやという住民の皆様のご指摘もごもっともなのですが、計画がなければないで現在地が把握できず見通しも立たないので「目標が達成できればそれでいいや」の境地にも至れないんですよ。
だから表のアホな計画とは別に、「現時点でこれくらいできていればイケる」みたいな感覚的な(裏の)計画なり指標なりが存在していて、それはアホな計画を立てることによってのみ爆誕するのではないか、とか考えたりしています。

つくづくめんどくせえやつですね。これが自分でまだ良かったです、こんなやつ絶対恋人にしたくないですもん。

計画実行中にやる気が枯渇してしまう問題の対策として、最近は仲間と一緒に期間を決めてオペレーションストリクスに取り組むようにしています。仲間と言っても2人なんですけど。

先述のマッツ・ミケルセン計画なる計画は6月の2週目くらいまでのものです。計画が始まってから2.5週ほどが経過しましたが、既にリカバリー不可能と思われるほどの膨大な負債を抱えております。計画・目標の内容は気が向いたらnoteにも書きたいと思います。

生きていく上で何も目標がないよりは小さなことでもいいから何か目標があった方が充実するし楽しいと思っているところです。
それが自分の好きなことや意味があると思っていることだったらもっと楽しいだろうし、より大きな目標や夢に繋がること、人のためになることでもあったなら最高だろうなと思います。
でもそれがなかなか上手いこといかないのが現実のもどかしいところですよね。スモールステップ方式に甘んじてごまかしながら日々を過ごしている感は否めません。

「別にそれで良くない? 生きていく上で何か問題ある? 楽にいこうぜ楽に」という考えの人もいるのでしょうが、僕のような個体は別でも別じゃなくてもそれでは良くないんでしょうね。
僕の中のノブがしきりに「どういう価値観?」って聞いてきてます。わしもそれを知りたいんじゃあ。

不死鳥の騎士団ではヘドウィグが進化してゴッドバードを覚えるらしいじゃないですか。今から観るのが楽しみです。

東京事変『緑酒』

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