#18 いつまでもハリポタネタに頼っているわけにはいかない(230530)

どうも。先日ハリーポッターをやっと完結させました、マグルに飼い慣らされた羊男です。トビーのことは忘れません。

シリーズを通して、ルーナが話す時の字幕に「ン」が付いていたのが可愛らしくて素敵でした。
字幕を付けた人が周囲のスタッフと相談したりしながら色々と悩んだ末に、ルーナの英語に含まれるニュアンスを「ン」に込めることにしたのかもしれないな、とか勝手に想像して勝手にほっこりした気持ちになっていました。ナイス「ン」です。

映画を全て観終えた後に抱く感想としては少し変かもしれませんが、原作をきちんと読みたくなりましたね。できれば英語でも。

しかしながらですよ、日本語の本でさえ読みたいものが積み上がりまくっているというのに英語でも読みたいだなんて、さすがに無理があるというものですよあなた。
未だに僕のノモンハンは6月ですからね。あれから数ページしか読み進めてません。まあこれについてはどう考えてもnoteにお住まいの皆さんの文章が面白いのがいけません。

(↑「あれから」の「あれ」)


英語で本を読むようになったら、ちょっとした手違いで村上春樹氏の印税の一部が僕の手元に入ってくるんじゃないかと思って、以前ペーパーバックに手を出したことがあるんですよ。
著者は失念してしまいましたが、『Hear the Wind Sing』っていう小説を買ったんですけど、確かイントロダクションのところで止まってますね。

いやね、僕もこう見えて一応大学入試を経験している人間なので、辞書を引いたりしなくてもある程度それなりに読めてしまうわけですよ。日本語圏の大学なのに国語より英語の方が配点が高かったもんですからね。(それについて「けしからん」だとか「喝だ」とか思ったことはないです。)

読めてしまうのであれば黙ってそのまま読み進めていれば良かったものを、ここで僕のスキル「完璧主義・理想主義」の発動ですよ。発動させるかどうか選べないやつです。ある一定の条件を満たしたら強制的に発動しちゃうやつ。うっかりしてると自分の首を絞めることになっちゃうやつね。

これが良い方向に働いたことってこれまでにあったかな、っていうくらい好きじゃないスキルです。好きじゃないスキル。もう一度言います好きじゃないスキルです。

「せっかく英語で読んでいるのに文の構造をきちんと理解せずに読み進めてしまって良いものだろうか。いや良くない」

今となっては「何だそれお前、漢文の現代語訳かよ」と一蹴して終わりなのですが、スキル発動中はそんなつまらんツッコミすら思い浮かんでこないんですよね。不思議。

英文法が少しも分からないという引け目に脳みそを支配されてしまったんでしょうかね、僕は憑りつかれたように一文一文をしっかり読み込んでは、文法的に分からない箇所をTOEICスコア7億の後輩に解説させておりました。
そんな生活がほんの数時間続いた後、僕は英語の本をそっと閉じ、以降今日に至るまで一度も開くことはなかったのでした。

こんな感じで完璧主義が邪魔をして物事が継続できないことが多々あります。自ら設けたハードルが高すぎて、ある日ふとした瞬間に何かがパキョッと折れて、その物事に取り組むことすらやめてしまうんですよね。意志の弱さと言ってしまえばそれまでかもしれません。

でもそれに対して少しも興味を抱かなくなってしまったわけではなくて、頭の片隅では常に取り組みたいと思っているところがまた面倒くさいところなんですよね。

目標を立てたり計画を立てたり思いつくことは得意な方なので、やりたいことリストの項目は増えていく一方です。どう見積もっても時間が足りません。殺人を犯さずにホークラックスする術はないものでしょうか。

ハリポタを観終わったのでこのおしゃクそ日記にハリポタ小ボケが出てくる頻度も自ずと減っていくことでしょう。
ここいらで一度ポッタァ納めをしておきましょうかね。皆さま長らくハリポタ小ボケにお付き合いくださりありがとうございましたポッタァ。


スピッツ『魔女旅に出る』

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