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やっぱり、テレビドラマっておもしろい!〜ほくろの偏愛を巡る旅・前編〜 #妄想noteフェス day1


初めましての方も、そうではない方も、
どうも、こんにちは。

テレビドラマを愛し〜〜令和もドラマを観続ける女〜〜我こそは〜〜〜!!!
左・頬・にッッ・ほ・く・ろ です。

※いつもこんなテンションではありません


先日大変有難いことに、大麦こむぎさんのnoteで紹介&召集いただき!(大歓喜)


MYベストドラマを語る!??!!?
やるしか!!!!!

ということで、この記事を書いています。


それはもう意気揚々と、鼻歌まじりで書き出したはいいものの、構想を練るうちにある問題点にぶつかりました。

「 これ・・・長くなるぞおい・・・・! 」


私、ドラマ好きに関してはかれこれ20年選手なんですよね。しかも好きになったらひとつのドラマに深入りして執着する癖が。恐ろしいヘキ。

ということもあり先に言っておくと、今回はものすんごい長作になると思います。なります。


どうせ長くなるのであればこれはもうせっかくの妄想noteフェスですし(?)
本日より、前編・後編の2daysにてお送りします!

もしご興味をお持ちいただけましたら、ご一緒に最後まで完走してくださるとこれ幸いですが、飛ばし飛ばしでもオールオッケーです。

(と言いつつ、時折PC画面に酔うという激弱三半規管の持ち主ゆえnoteをスマホで書いており、目次がつけられないことを非常に悔やんでいます。飛ばしたい方、本当にすみません。)



では、いざ!!!!


「 旅のはじまり
ーバナナはおやつの準備編ー 」


そもそもの前提として、私はドラマ好きではありますが趣味嗜好が割と偏っています。なので毎クールきちんと全ドラマを完走したり、とりあえず1話だけは全部観る、などは一切しておりません。

・好きだなと思うキャスト構成か
・興味のあるドラマテーマか

が、主な視聴決定ポイントです。
上記2つが揃っていたとしても、何か違ったら途中で離脱することもしばしば。あくまでも趣味としてドラマを観たいので、時間をかけてまで不快な気持ちになりたくないというのが本音のところ。


ですので、いわゆるドラマフリークの方々に比べたら私の視聴数などミジンコだと思います。
が、とにもかくにもテレビドラマはおもしろい!
声を大にして、それが言いたいのです。

なので今回は、胸を張って自信を持って、これまでの人生で私の琴線に触れまくった痺れるテレビドラマたちをご紹介します。


「 ここがすべての出発点
ー少女はシンデレラの夢を見たー 」


私がドラマ好きになるきっかけを与えてくれた、紛うことなき原点となる伝説の二本。
それが、こちら。

・やまとなでしこ(2000年/フジ/月曜21時)

・オレンジデイズ(2004年/TBS/日曜21時)



まぁもはや説明不要の名作たちですね。
きっと一度はご覧になったという方も多いはず。

やまとなでしこ放送当時、私は9才の小学3年生でした。それなのに未だに色濃く覚えているのは、何度も繰り返し放送されていた再放送のおかげかと。昔は大体冬になると、夕方学校から帰ったくらいの時間にやまとなでしこがやってたんですよね……。懐かしい。それがある時から、出演者さんの不祥事で叶わなくなって早数年。地上波でやまとなでしこを拝むことはもう諦めていたのですが先日、20周年ということで奇跡的に再放送され、私は感動のあまりオイオイ泣きました。

だいたいこのツイートのツリーを読んでいただけたら、やまとなでしこの魅力と私の偏愛っぷりは伝わるかと思います。(割愛がひどい)

ずばり一言で言うと、やまとなでしこは実写版ディズニーなのです。まさに「不朽の名作ラブストーリー」という言葉が相応しく、初めて観た20年前にときめいた気持ちのまま、どれだけ年月を経ても同じ感動をまた何度でも味わえるドラマなんて果たしてどれだけあるんだろうかと。シンデレラに憧れた子供の頃の夢が、世代を超えて親から子へと受け継がれるように。どれだけ時代が経っても永遠に残っていってほしい名作ドラマです。


そして、こちらも大好きなオレンジデイズ。
オレンジデイズは「誰もが夢見た青春キャンパスライフ」の丸ごと詰め合わせですね。とにかくキラキラ。もう眩しくて眩しくって。

脚本を担当されたのは、「朝ドラ・半分、青い」「愛してると言ってくれ」などでお馴染みの北川悦吏子さんなのですが、ドラマの構想はオンエアの約2年前から、主役は妻夫木聡さん、ヒロインは柴咲コウさんとストーリーや設定、配役がじっくりと練られており、他キャストの配役もすべて決まってから当て書きにしてこの台本を書いたそうで。(Wikipediaより一部抜粋)
その通りにすっっごくぴったりの素晴らしいキャスティングでした。いまだに私は妻夫木くんと柴咲コウちゃんのベスト配役といえば、オレンジデイズの櫂とサエ、だと思ってます。

ストーリー展開としては、難聴の女の子と健聴者の男の子の恋、と言ってしまえばそれまでなのですが、その他にもサークル仲間の友情やそれぞれの恋、就活や将来の悩みなども絡んできます。
誰もがきっと人生で一度は通った青臭い過去、恋や友情の痛みやほろ苦さを感じて、胸がぎゅいいいーーんっと締め付けられます。このメンバーのどこかに自分も入ってるんじゃないかと錯覚してしまうような、そんな青春ドラマなのです。

そして極め付けに主題歌が、ミスチルのSign。
神か?神なのか??

やまとなでしこの主題歌、MISIAのEverythingもそうなのですが、神ドラマには神主題歌あり。
この理論は確実に間違いないですね。


「 そして奇跡の出逢いが訪れる

ーこれぞ生涯忘れない神の3作ー 」


そうして始まった私のドラマ偏愛の旅ですが、中でもきっと今後永遠に忘れられないだろうと思える究極の作品が3作あります。

まずは、現在リアルタイムで放送されているTBS金曜ドラマ「MIU404」も話題の、野木亜紀子さん脚本・塚本あゆ子さん監督の制作チームを一躍有名にしたのがこちら。

・アンナチュラル(2018年/TBS/金曜22時)



あまりに好きすぎて暇さえあればBGM代わりに何度も観直していることもあり、私のTwitterでは頻繁に唐突にアンナチュラルの話が登場します。

これはアンナチュラルに登場していた刑事さんがMIUの次回予告で突然出てきた時に、興奮のあまり誤字って投稿したツイートなのですが、なんと1700超のいいねが。怖い。
ですが、この反応からも分かるように、アンナチュラルは近年制作されたテレビドラマの中でもかなり幅広い世代に愛された人気ドラマの代表作になりました。

じゃぁ一体何がそこまで人気なの?と聞かれたら、私はアンナチュラルの魅力は「すべてにおいての一切の無駄のなさ」だと考えています。

そもそもドラマの魅力を決めるポイントって
①脚本 ②キャスト ③演技力 ④演出 ⑤音楽 
といった点におおよそ大きく部類されると思うのです。(あくまでも私の個人的主観ですが)
この中で例えどこかひとつがズバ抜けていたとしても、何か欠けるところがあると途端に面白みが消えるんですよね。引っ掛かる、という言葉で私はよくドラマ感想ツイートを表現したりしますがそんな感覚です。

その五角形が、本当に綺麗な形をしている作品がまさに「アンナチュラル」ではないかと。

初回の1秒から、最終回の1秒まで。
どのシーンもどのカットもどのセリフも、一切の無駄がなく、しかもここが大事なのですが、それでいて過分でもないっていうのがマジでやばい。欠けてるのも引っ掛かるけど、やり過ぎてるのもこれまた引っ掛かってしまうものですが、このドラマは終始どこまでも気持ち良くて、飽きることなくのめり込み続けて観られます。
そして、繊細な伏線が張り巡らされたすべての話を観終わった後。溜息と共に出てくる感想として大満足、という言葉以外にぴったりな表現が見つからないのです。だからこそ、幅広い世代に愛されるドラマになったのではないでしょうか。

尚、あまりに有名すぎてちなむ程でもないですが、アンナチュラルは先程の神主題歌の括りでいうと、米津玄師さんの大ヒット曲・Lemon。
この曲のイントロがかかるタイミングが、まぁ恐ろしいほどに素晴らしいです。鳥肌。アンナチュラルを知らずにLemonを名曲と呼ぶのは、早計すぎる気がしてならないほどの厳かなまでにマッチングされた世界観にきっと圧倒されるはず。

・・・という、どこをとっても完璧なこの作品を超えるものは果たしてこの先出てくるのでしょうか。今までテレビドラマにあまりハマったことがないという方に、まずお勧めしたくなるようなそんな良作ドラマの基礎ともいえる一作ですね。

あ、あともう一つ。ドラマを見ることの楽しいポイントのひとつとして「新たな好みの俳優さんに出逢える」というのも大きいと思います。このアンナチュラルで私は、泉澤祐希さん(第5話・死の報復)、望月歩さん(第7話・殺人遊戯)という素晴らしい俳優さんと出逢いました。お二人とも今後がとても楽しみ!



そして、私の中ではアンナチュラルと対になる「ドラママニア」向けの名作はこちら。

・カルテット(2017年/TBS/火曜22時)



こちらも「東京ラブストーリー」「最高の離婚」などで知られる大変有名な脚本家・坂元裕二さんが織りなす、とことん4人の登場人物にこだわり抜いた極上の大人の会話劇です。


そうなんです。追々紹介しますが、アンナチュラルと並んで国民的人気を博したドラマ・逃げ恥の後に同枠で放送されたのが、このカルテットなんですね。しかも世間はWBCで大きく盛り上がっているという更に重なる悪条件。

でもね、ここで私が言いたいのは、勿体無い!とか残念だった!っていう話ではないんです。何というか、それこそがもはや、愛すべきカルテットという作品の持ち味ではないかと・・・。

その意図は冒頭になぜ私がアンナチュラルの対、と書いたかというところに繋がってきます。先述のアンナチュラルは隙のない完璧さが魅力なのだとしたら、カルテットは誰もが持ちうる穴の空いたドーナツのような人間の欠陥を認めて愛することが魅力だから、なのです。


まずこのドラマの最大の見所は、繊細な脚本とキャスト陣の演技。松たか子さん、松田龍平さん、満島ひかりさん、高橋一生さん。この名俳優たちが繰り広げる息吐く暇もないほどの豊かな会話劇が、それはそれはもう圧巻。セリフ運び、目配せ、ふとした動き、巧妙な伏線。毎秒毎秒ゾクゾクするほどの面白さです。

5年前から坂元裕二さん×松たか子さんのタッグでドラマを創りたいと熱望してこのメンバーに決定してくださったプロデューサーさんに、私は心の底から感謝したい!!!
白黒はっきりした分かりやすいものが面白い、ということが主流とされていた放送当時のドラマ界に「多様性を楽しむ」をテーマにした作品を送り込んだ、という背景も大好きです。

特に私がゾクゾクしまくったのが、第5話。
松たか子さん・満島ひかりさんに吉岡里帆さんが絡むシーンがあるのですが、語彙力皆無でお伝えすると、これがマジでめちゃくちゃやばいです。ヒリヒリしすぎて苦しいほど怒涛の会話の応酬。

「大好き!大好き!大好き!殺したい!」

ぜひこの、凄まじい会話劇で頭をぶん殴られるくらいの衝撃を一度味わって欲しいです。


ただ一方で、カルテットはハマる人にはとことんハマるけれどハマらないひとにはハマらない作品だとも思います。ラブストーリーでもなければ、サスペンスでもミステリーでもない。結局カルテットってどんなドラマなの?って言われると簡単には説明しづらく、いわゆる玄人向けというか、少々マニアックなんですよね。

先日こんなツイートを書きましたが、まさにそんな感じで。野木作品は割と時事ネタや社会問題などにエンタメを通して斬り込んでいく作風が多いのですが、坂元作品はもっと「とある特定の個」に焦点が当てられています。

「テレビの器にちょっとこぼれているようなものが書きたい。」「こんなふうに思っているのは私だけなのかな?と思っている人のために書きたいんです。」

と、坂元さんが語っておられるこちらのインタビューが最高なのでご興味ありましたらぜひ。


先程アンナチュラルのラストにて、新たな俳優さんと出逢えることがドラマの楽しいポイントと記しましたが、「知っていたけれど魅力に気づかなかった俳優さんにハマる」こともポイントのひとつとして挙げられます。

私にとって最も衝撃的にその出逢いが訪れたのが、カルテットの高橋一生さんでした。
高橋さん自体は以前から別作品の出演時などでも存じ上げていたのですが、そこまでハマることなくスルーしてたんですよね。

それが・・・このカルテットは・・・やばかった・・・・・・・・。

後々、凪のお暇の話も挙がりますが、高橋一生さんの涙は、本っっっっ当に素晴らしい。ぼろぼろと音が聴こえそうな涙があまりにも美しすぎるのです。そこだけでも観る価値ありなので、本当にぜひ一度観てみてください。

ちなみにこれは完全に主観なのですが、私が繋がっているnoterの皆様(及びその界隈の皆様)はカルテットの世界観がお好きな気がします。なんとなくですが、きっと、恐らく。




さぁ神の3作、ラストを飾るのはこちら。

・モンテ・クリスト伯(2018年/フジ/木曜22時)



このドラマは、初回から最終回までひたすらノンストップで面白さが右肩上がりだった作品です。

視聴継続の肝となる初回がね、これがまぁ結構なトンチキっぷりだったんですよ。なんてったって、こちらをご覧ください。

あの野木先生が!こうツイートされているほど!私も疑問を感じつつ取り敢えず2話を観たのですが、あまりの急展開な面白さにしばし呆然。トンチキ炸裂だった1話で脱落しなかった自分を大いに褒めましたね。

とにかく!!!まぁ面白い!!!

世界的に有名な原作、というのもその理由としてもちろん根幹にありますが、これは映画にして2〜3時間ぶっ通しで一気に観るのではなく、あぁ!早く一週間過ぎてくれ〜〜〜!!と願って止まないほど、テレビドラマとしての創り方が素晴らしかった。そういえば昔からドラマって、こうやって一週間首を長くしながら待ち遠しく楽しみにするものだったなぁと久々に思いました。

物語としては最初から最後まで一貫して、とある一人の男の復讐劇です。先程のカルテットがほぼほぼ4人のメインキャストの会話劇でストーリーが創られているのに対して、このモンテクリスト伯はかなり多くのキャストがそれぞれ濃密にストーリーに絡んできます。そこが、凄い。キャストを多様化してしまうと、どうしても話が混乱したり、中にはキャラの薄いひとが混じってしまう、なんてことがよくあると思うのですが、モンクリに関しては登場人物がひとり残らず全員めちゃめちゃ濃いです。
そんな登場人物たちを演じる俳優陣がまぁ豪華。高橋克典さん、稲森いずみさん、山口紗弥加さん、若手だと高杉真宙さんや岸井ゆきのさんなどなど実力派揃い。今話題の半沢直樹とはこれまた違う濃さですね。多彩な人物それぞれの精神描写がかなり細かい上にそれが映像美として演出されており、毎話毎話に必ず大興奮できるピークが訪れるので見応え満載!

ひとの感情というものは、扱い方を間違えれば恐ろしいものになる。それが例え、好意であったとしても。そんなことを強く感じる作品です。

そして、このドラマはどこまでいっても完全にドロッドロの復讐劇なのですが、それでもチープな昼ドラに成り下がることなく美しさや儚さを感じずにはいられない理由として、主演のディーンフジオカさんが醸し出す圧倒的な魅力が大変素晴らしいです。気品、知性、色気。ディーンさんご自身が持つ風格のある大人の男性としての魅力と、役としての様々な顔を併せ持つミステリアスな魅力が合わさって、完全にディーンさんしか出来ないだろうなと思えるドハマり役でした。

神の3作の中では、アンナチュラル・カルテットと比較するとコアなドラマファンが少ない印象なのですが、私は過去観た作品の中でもトップクラスで毎週待ちきれなかったと今でも思えるほど、とにかく相当ハマった作品でした。
未見の皆様には是非ともこの右肩上がりの面白さを味わっていただきたいのですが、ただ不幸なことに、これも出演者さんの事情で地上波再放送・ネット配信が厳しい状態で・・・哀しい・・・。観られるチャンスがありましたら、どうか1話だけはグッと堪えて、最後まで観てくださいね!!




・・・と、いうわけで。(ゼーハーゼーハー)

画面の前のそこの貴方!
よくぞ読み切ってくださいました!!大拍手

皆様のお好きなドラマは入っていましたでしょうか?明日は出てくるでしょうか?


前編はここまでとなりますが、明日はいよいよday2・後編です。チラッと名前が挙がった逃げ恥や凪のお暇を始め、まだまだ盛り沢山でお送りします。文字数がとても不安です(小声)
とはいえ、このnoteを読んでくださった方とドラマの新たな出逢いのキッカケになるのであれば。こんなに嬉しいことはありません。

趣味嗜好って人それぞれなので、おもしろさなんて千差万別だと思います。たとえ世間や私がべらぼうに推していたとしても、貴方ひとりにハマらなければそれが個人の感性の正解なのです。


皆様にしあわせをもたらすような、おもしろいテレビドラマとの出逢いがありますように!

そう願って明日もお届けしますので、お楽しみいただけた方はどうぞお待ちください。

それでは、また明日!!

【後編はこちら】


▷▷ ほくろオススメドラマの視聴方法 ◁◁

・やまとなでしこ 
ネット配信無し、DVDレンタルのみ。

・オレンジデイズ
アマプラ、hulu、paraviなど多数有り。

・アンナチュラル
アマプラ、paraviなど多数有り。

・カルテット
アマプラ、hulu、paraviなど多数有り。

・モンテクリスト伯
ネット配信無し、DVDレンタルのみ。

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