優しさは自分を満たすことから始まる

皆さんはこの連休、どのように過ごされましたか??

昨年に引き続きの緊急事態宣言発令の中のゴールデンウィーク。それぞれに、さまざまな選択、さまざまな思いがめぐる日々だったのではないでしょうか。

我が家は、連休中に私と夫、それぞれの実家に日帰りする日を作りました。

このタイミングで行くべきか、やはり迷いました。

今の社会情勢の中、外出を控える要請、そして両親は高齢なので万が一のことも頭をよぎる。念には念を入れても目には見えない感染症。100%予防できる保証はありません。

でも、そんなこんなで、昨年からずっと帰省を見送り続けていたんですよね。

話したいことは沢山あるのに、世の中の動向を第一優先に考えてのことでした。

でも、この1年で両親の老いは確実に進んでいて。

生きているうちにあと何回親に会えるか。そんな特集の雑誌があったことを思い出して。

そして、まだ大丈夫、まだ先、と先延ばしにしているなかで、母は昨年緊急入院&リハビリ生活を余儀なくされる身体になりました。入院中は一切会えず、幸い3ヶ月ほどで退院できたものの、今も何かと不自由、そして不安定な日常を送っているため心配は尽きません。

すぐに電話もできる時代。インターネットで顔を見ながら話せる時代。

それでも、リアルで会うことがもたらしてくれる恩恵がこんなにも人の営みにおいて欠かせないものなのかと。こんなにまで実感させられることは今までになかったと感じているのはわたしだけではないと思います。

今、会わなければ後悔する。

我が家にとってはそういうタイミングでした。

そして、やっぱり。会ったからこそできる話がある。通じ合えることがある。

そんなことをまざまざと感じた帰省となりました。

示し合わせたわけでもなく、それぞれが発する言葉を大切に、丁寧に選び、そしてまた聞く側もその言葉にじっくりと耳を傾ける。

最大級に相手を尊重する。

会えることの貴重さを全員が噛み締めているからこその自然な調和。それは、これまで感じたことがないほどに温かく、お互いを想い合う穏やかな時間となりました。

実は、このところ仕事でなかなか拭いきれない負の感情をずっと引きずっていたのですが、帰路の途中、そんな重苦しかった感情がいつのまにか綺麗さっぱりと消え去っていたのには驚きを覚えました。

自分が今一番大切にしたいこと。その気持ちに素直に従う選択をして良かった。

-----

帰省中の電車の中で、体調によりマスクをつけられない方がいらっしゃいました。(その方の体調を表示するプラカードのようなものを胸につけており)

でも、そのカードを見てか、見なくてか、隣に座っていた夫婦があからさまに嫌そうな顔をし、自分たちのマスクをぴっちりと付け直しました。

なんだかとても悲しい気持ちになりました。

考え方。価値観。それぞれに違う。それ自体には良いも悪いもない。

良いも悪いもないはずなのだけど、不安や恐れを前にすると自分が中心になるのが人間なのかな。

見えないもの(恐れ)に不安や苛立ちを感じる世の中であり

見えないもの(愛)に幸せや豊かさを感じる世の中でもある

そんな両極を感じる1日でした。

全員が100%満たされる道はないのかもしれない。

でも、たからこそ、個々が画一的なルールに縛られすぎるあまり相手を批判するのではなく、相手の状況を汲み取る努力と優しさ、そして柔軟性を持てたなら。

家族に教えてもらった、相手のことを尊重した時に生まれる自然調和。この感覚を忘れずにいたい。

それは、自分が満たされているからこそできることだから。

三上みくの活動に関心を持っていただけたら、サポートお願いいたします✨✨✨ 頑張る女性達の健やかで笑顔の毎日の為に、日々の活動費に大切に使わせていただきます☺️