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十八番のベイクドチーズケーキに勝るものはなし

土曜日の朝に仕込んでケーキを焼く。日曜日のお茶の時間にほっこりしたきてケーキを焼く。

平日は日中にあれこれ片付けたくて気づいたらもう夕飯時で。土日はとことん家族と過ごしたり、好きなコトをスキなだけやる時間にしています。

そうなると研究意欲が増して作ったことのないものを作ってみたり、久しぶりにあれを作って遊んだり。(あれとは、手ごねパンやちょっと手の込んだ焼き菓子とか。)

どうしてもチーズケーキが食べたくて。土曜日の朝の気分は、【あのベイクドチーズケーキを食べながら、スターバックスコーヒーのアニバーサリーブレンドをハンドドリップで淹れてほっこりする】図。

私が20年かけて研究してきたベイクドチーズケーキは、クッキーのようなタルトのような生地を土台にして焼きあげたもので。フィラデルフィアのクリームチーズも生活クラブの素精糖も国産薄力粉も外せないけど、特に大事なのがこの土台だと思っています。なのに、いざ作る気満々の時に、小麦粉が足りない事態に。買いに行こうかすごく迷いました。何か代用になるものはないかと探していたら、生活クラブのたまごパンがあったのでそれを砕いてバターと混ぜて土台の代わりにしていつも通りに焼き上げました。

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生活クラブのたまごパン

いつもはこれをコーヒー液に浸してティラミスを作っています。


おうちにあるもので代用しておいしくなるものと、そうでないものがあるということを痛いほど思い知らされました。


見た目はいつものベイクドチーズケーキのよう

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いつもと違うのはクッキー生地が周りについていないだけ。(そう思っていました)


20年研究した十八番のベイクドチーズケーキがこちら

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クッキー&タルト生地感が半端ない

これこそがベイクドチーズケーキの要


こちらは今回たまごパンを砕いてバターを混ぜて焼き上げたチーズケーキ

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これだけ見たら、おいしそうなんだけれども。味はおいしい。けれど私が食べたかった味とは全く違うものでした。


こちらは20年研究したベイクドチーズケーキ

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見た目も味も違いました。


なんでもいいから作りたいわけではないということ。おうちになるもので代用して作っておいしいものとそうでないものがあること。イメージ通りに作れるならばその材料をそろえた上で最高で最強なものを作り上げるコト。そして食べる時のキモチやイメージを大事にすること。とにかく食べたいけどそれと似たようなものでは満足できないことを思い知りました。

おいしいんだけど、違う。

チーズケーキがたべたくなったら、私の十八番の材料で作り上げるコトこそ心もカラダも満たされることを改めて知ることになりました。

頭ではわかっていても食べたいキモチに勝てませんでした。小麦粉を買いに行くことが面倒だと感じてしまったおしおきのようなものでした。


最高においしい味で記憶しているから。

代用して作った今回のチーズケーキは自分の舌を心を脳をだますことはできませんでした。



美味しいベイクドチーズケーキをこの手でつくります。

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