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大量発生したコバエのおかげでキッチンが面白い場所に

どこからやってきたのか疑問に思うほど、いつの間にか発生するコバエ。特に夏場はキッチンのゴミ箱付近をブンブン飛び回る悪夢を目の当たりにして。コバエが発生しやすい場所や季節や種類や駆除の仕方と実家の台所に発生したコバエの種類とその対処方法をまとめました。記事の中に黒胡麻のように小さいコバエの写真があります。虫が苦手な方は特にご注意ください。


どこからやってきたのか

暑い季節になるとどこからともなくやってくる、コバエ。実はこのコバエ小さなハエという総称でコバエという名前の虫は存在しないことをご存知ですか。そしておうちで発生するコバエは、4種類います。

ショウジョウバエ

キノコバエ

ノミバエ

チョウバエ

その4種類のコバエはそれぞれ異なる生態と発生場所と好物を持っています。それぞれの特徴を大まかにまとめたのが下の表になります。

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実家のキッチンのところにあるごみ箱付近をブンブン飛び回っているのは①のショウジョウバエと③のノミバエであることが判明しました。
コバエの体長が2~5ミリのため網戸をすりぬけて産卵場所で大量に産み、すぐに孵化する特徴があります。1匹だからと見逃さずにしっかりと駆除しないと、瞬く間に増えてコバエとの格闘が始まります。楽しめるかどうかの瀬戸際かストレスの原因になるかと思います。

実家には三角コーナーはありませんが、水周りにもうろうろしてるコバエがいます。
生ごみは新聞紙に包んで捨るなど工夫しても増える一方だったのでごみ箱の外側とゴミ箱を置いているスペースの掃除を徹底しつつコバエの行動を観察しました。


コバエが好む環境

種類によって様々ですが、どのコバエも繁殖力が強く、メスは1週間~1か月で500個の卵を産んで孵化するまでにかかる時間がなんと1日!!!

特定の場所に産み付けるので産卵場所になりそうなところをこまめに掃除していれば孵化する前に駆除できます。

今回は、温度も湿度もコバエにとって好条件がそろったため朝は全く見られなかったコバエが夕方には50〜100匹になっていて実母が植物用の殺虫剤を吹きかけてみるが最初のうちは弱まり数も少なくなったように思われたが、数時間後には同じくらいのコバエがぶんぶん飛び回っている状態に逆戻り。活動を弱めただけで撃退はできなかったようです。
そこて、食べ物や生ゴミに反応するというヒントからめんつゆとお酢を水で薄めた液体をトレイに入れて観察したら、コバエがわんさかよってきました。

子ども頃シャボン玉がやりたくて洗濯洗剤や中性洗剤を使ってシャボン玉液体を作って遊んでいたことを急に思い出しました。
中性洗剤で作ったシャボン玉液をそのまま置いておいたら虫が死んでいたことを思いだして。

めんつゆに中性洗剤と水をいれて様子みることにしたら、匂いにひかれ自らトレイにドボンするコバエが増えました。

そして、もう一つのトレイにはお酢バージョンを作り一晩置いて観察しました。

おうちにあるもので駆除してみたらこれがかなりの効き目で自由研究になりそうな面白いことをやっているなという実感がありました。


コバエの産卵場所

食べ残しのある三角コーナーや生ゴミを捨てたゴミ箱。空き缶や空き瓶。観葉植物やペットのエサやトイレ。エアコンの内部や排水溝や排水管など。


コバエが発生しやすい季節

発生しやすいのは4月~11月で、具体的には25~30度の気温と70%の湿度。梅雨の時期に発生し始め夏に増えて秋に一度停滞し、11月まで繁殖し続ける。


コバエの有効な対処方法

今いる以上(これ以上)発生させないために彼らの好物から遠ざけることが重要なカギになります。

種類によって異なる発生原因によって対処方法が異なりますが実家では①のショウジョウバエと③のノミバエが発生したので以下のトラップを作って様子をみることにしました。

①めんつゆトラップで撃退!

匂いがある調味料が大好きなショウジョウバエ。この特徴を生かして、

めんつゆトラップ

めんつゆと中性洗剤(台所用液体洗剤)と水と食品が入っていたトレイ。

匂いでコバエを引き寄せて、洗剤入りの水でとらえることで駆除できます。

希釈タイプは、水:めんつゆ=1:1で。ストレートタイプの場合は水は不要。そこに中性洗剤(台所用液体洗剤)を5滴ほどたらして。(レモンやオレンジなどの柑橘系の香りが付いた洗剤を入れると効果が一層高まります。もしくは柑橘系やレモングラスなどのアロマを入れるのも効果が高まります。たまたま実家の中性洗剤がピンクグレープフルーツの香りでした。


↓↓めんつゆトラップ↓↓

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もう一つはお酢トラップで。めんつゆトラップのめんつゆの部分をお酢に切り替えただけ。

↓↓お酢トラップ↓↓

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匂いに誘われてダイブして、もう生きかえることができなくなってしまうトラップ。
残酷ではありますが、薬品を使わずに駆除することは人にも物への負担が極端に低く、安心なので試して見てよかった結果に。


生ごみを好物とするショウジョウバエやノミバエは精油でも駆除できる?

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人間にとっても癒しの香りがコバエにとっては苦手な香りで精油で癒されながらコバエを駆除できるのはとっても画期的ですね。定期的にコットンに精油を染み込ませて発生現場に忍ばせて。

自分で作った虫除けスプレーで使っているシトロネラで試してみましたが全く反応がなくて、ブレンドオイルではないその他の2種類がペパーミントとラベンダーでした。

他にも・・・

お湯と混ぜてスプレーにして発生場所に吹きかけたり、ディフューザーにかけたりするやり方も有効でしょう。
スプレーがない、ディフューザーもない実家にあったものはコットンでした。

コットンにしみこませてゴミ箱の中に忍ばせたりゴミ箱の上に置いたりするだけで効果が高まりました。

ユーカリやローズマリーもコバエとしてはこれらの精油も嫌うのでコバエが寄ってこなくなるようです。

リラックスしながらもコバエを駆除できるから一石二鳥。


市販のコバエとりやスプレーなどがあります。

おうちにある調味料でトラップを作って観察できるから結構面白いと思いました。

精油で癒されながら駆除することができるので人にも環境にも物にも優しい駆除と言えます。


ドラッグストアに行けばお目当てのものを購入できる時代ですが、専用のスプレーがなくても駆除できるので、
もしも台所でコバエが1匹でもいたらぜひめんつゆトラップとお酢トラップを仕掛けて観察してみてください。

めんつゆ&お酢トラップは、朝のうちにつくり一晩置きっぱなしに。翌朝すてます。2日目もたくさんのコバエを捕獲してまた明日も楽しくコバエを駆除します。


コバエが発生してゲーーーーって思ったけれど、おうちにあるものでトラップをつくりコバエがハマる様子を観察したり、捕獲できた数を確認することができたことから楽しみに変わりました。

精油を使ってリラックスしながらコバエを撃退できるのでキッチンがますます面白い場所になっています。


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