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2018年9月の記事一覧
読者をバカにしてはいけない、の意味。
「いまの読者は、ほんとにバカなんですから」
以前よく一緒に仕事をさせていただいていた年長の編集者が、ある時期からそんなことを言いはじめた。ぼくが30代の前半だったころの話である。
いまの読者はバカだから、むずかしい話はわからない。いまの読者はバカだから、長い話は読んでくれない。いまの読者はバカだから、ひと見開きで完結する程度の情報しか求めていない。いまの読者はバカだから、図版やイラストを使わな
世界地図より地球儀を。
見知らぬ人のブログを読むのが苦手だ。
ブログはおおきく、ふたつのジャンルに分けることができる。エッセイ型のブログと、コラム型のブログだ。両者の厳密な定義を語り出すと話が面倒になるので、ここでは便宜的に「わたしのつれづれなる思いや日常のよしなしごとを書き綴ったもの」をエッセイと呼ぼう。それに対して「わたしの外部にある事象・対象を、わたし独自の視点から論評していくもの」をコラムと呼ぼう。つまり、日記
どんな人を、かっこいいと思うのか。
自信がなかったんだろうな、と思う。
きのうさらっと、自分のこれまでについて「飲み会のような場で若い人との接点を持つことを、積極的にはしてこなかった」と書いた。それはなぜだろうとずっと考えていてたどり着いた答えが、自信がなかったんだろうな、である。
たとえば20代の人からすればぼくなんて、干支がひとまわり以上、下手をすればふたまわりも離れた大人である。同業者だったりすれば、その道の先輩でもある。
みんな同調圧力が大好きだ
子供を早期留学させる家庭が増えている。
ここ5年くらい、子供の海外留学の現場を見ているが、一番難しいのが、小学生から中学生だ。
「小さい子なら、すぐに馴染めるでしょう」と思ったら甘い。
この年齢で、すでに海外に馴染めない子どもがいっぱいいる。
「外国人は怖い。できるだけ日本人の仲間といたい」という気持ちが強い子が多いのだ。
彼らは、学校や幼稚園で周囲に同調することを叩き込まれている。
幼くて