【文フリ感想】拝啓、私が憑き添った君たちの青春へ【TEENAGED】
はじめに 私は天使を名乗ってはいても、恐らく悪魔と数えられる存在。良く言ってもせいぜい悪霊の系譜で、いつまでも学生時代の後悔・雪辱、あるいは感動や恋情を忘れられないまま体ばかりが大人になり、常に17歳と名乗ってしまう怪物。
近年、本来的な年齢を答えるべき場面でついに自分の本来の年齢が出てこなくなってしまいました。その姿は最早、いよいよ生前の記憶が無くなり始め、どうして自分が霊として現世に留まっているのか分からず、ただ悪霊として人々に憑くことだけが目的になってしまった悲しい亡