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【クリップを撮れ】元コーチが教えるゲームの練習方法 ~Battle City of Magicaを添えて~
こんにちは、ここねちゃんです。
先に言うけどVR興味ない人でも参考になる記事です。万が一ブラウザバックしたら三日くらい続けてお前の夢に出てやるから覚悟しろ。
ポケモンユナイトのコーチを半年近く務めさせていただきましたが、力及ばず、十分な成長に導くことができませんでした。
コーチングという、他人の練習を改善する行為が十分にできなかった背景には、自分の中で練習方法を確立できていないことがあったと思います。
なので今回は最近VRでやっているゲーム『Battle City of Magica』の練習記録を残し、言語化の練習をすると共に、対戦ゲームの練習方法について共有したいと思います。
どんな対戦ゲームにも応用できるものを書いていきます。安心して読め。
最初に言っておくと、ほとんどポケモンユナイトです。
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◆読者層ごと、オススメの読み方◆
A、このゲームに興味はないけどゲームの練習方法が知りたい人(ユナイト勢など)
→ゲームに関する部分は飛ばして、4の『練習について』から読んでください。
B、VRで遊んでいる人
→ゲームの面白さを普及したいので、ぜひ1の『そのゲーム何?』だけでも読んで、面白そうだと思ったら一緒に遊んでください。
C、面白い記事が読みたい人
→頑張って書いたので、全部読んでください。
D、Magica部の皆さま
→私、頑張るので。あなたたちに勝つのでお友達になってください。
E、私のファン
→全文読んで記事買って私のこと応援して♡
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1、そのゲーム何?
『Battle City of Magica』をご存じない!?!?!?!?
VRChatというメタバースの中で遊べる、魔法で戦うfpsゲームです。
宣伝文っぽくすると、"12の属性から好きな魔法を使いこなし、街中でバトルを繰り広げよう!" みたいな感じ。
ルールにも依りますが、端的に言うとMOBAです。チームでそれぞれの魔法能力を生かしつつ、敵と上手いこと戦います。
見たら早いと思う。
VRゲームだから見ると酔っちゃうかも! 気を付けてね!
MOBAの民(そると・ここね)がいるとVRゲームでもコールが飛び交うのだ#VRClip pic.twitter.com/Ur2vm2ACQr
— ここねちゃん (@Hicha_19) November 20, 2022
こんな感じでわちゃわちゃ戦うゲームですね。
『通常弾』『スキル弾』『アルティメット』の3つだけで戦うのでシンプルです(杖で殴ることも一応できる)
細かいお話は面倒なので割愛して、このゲームを学んでいく過程(まだへっぽこです)を記事にしていこうと思います。
2、今回の登場人物
1、ここねちゃん
どこにでもいる淫乱ピンクな微少女
![](https://assets.st-note.com/img/1673433157200-Pi3hBsUQT8.png?width=1200)
2、ひよのんファミリー
VRでいつも遊んでくれる"ゲームが上手い"人々。どんなゲームについてもセンスが良い感じの人が集まっている。
ガチかつエンジョイな人が多いため、仲が良い。勝ったら全力で喜び、負けたら全力で悔しがり、ナイフを向けると全力で叫ぶ。
![](https://assets.st-note.com/img/1673432939107-2bPrLhZLfa.png?width=1200)
3、Magica部の皆さま
Battle City of Magicaを愛する方々。ガチ勢がひしめき合っていて怖い。
![](https://assets.st-note.com/img/1673692910788-v6txrngqdZ.png?width=1200)
初心者の方も楽しく遊べます、ぜひご参加ください!
4、ふーりゃちゃん
Magica部の死神。このゲームを200時間くらいプレイしている廃人。
無言勢なので喋ることはないが、身振り手振りがあざとかわいい。
![](https://assets.st-note.com/img/1673433089678-w8HM46BihR.png?width=1200)
3、(いろいろ書いてたけど消しました)
何から何まで書けば良いってものじゃないので。無駄になっちゃった;;
4、練習について
さあ、前置きが長くなりましたがいよいよ本題です!!
ここでは一般にオススメしたい練習方法について書いていきますが、併せて私が今回実際に行っている練習について書いていきます。
また、段階として『初心者の頃』『中級者になるまで』『上級者になるため』『最上級者への道』という区分を用います。
これらは、このゲームに限らずどんなゲームにも応用が利く内容にするための仕組みです。
それぞれの段階でどんな練習が必要なのか。なぜそれを行うのか。ということに着目して進めていきます。
ちなみにBattle City of Magicaにおける私は『上級者になるため』を実践中です。
4-1、初心者の頃
ここで言う初心者は、プレイ初日くらいのことを指します。ゲームの楽しさを理解する段階です。
4-1-1、一般的なお話
口コミや実況動画などを見てゲームに興味が出た時。まずは実際に触ってみることをお勧めします。
最初の最初から難しいことは考えず、なんとなく大枠のルールが理解できて、「よく分からんけど動かした」くらいの感想が得られれば十分です。
実況者から入った場合などは「あの実況者さんがこんな動きしてたよな~」みたいな気持ちで、真似しようとするだけでも楽しいものですよね。
できるだけ友達と一緒に遊んで、ゲーム自体の楽しさではなく「誰かと遊んだ体験」などに楽しさを見出すことがオススメです。
完全にエンジョイ勢の人は、多分ここで一生遊んでいられるんだと思う。羨ましいとさえ思いますわよ。
4-1-2、今回の私
ひよのんファミリーと遊んでいたある日、魔法で戦う面白いゲームがあるとのことで参加しました。
参加した当初は、杖の先から弾が出る様子を見て、シューティングゲームかあという納得をしていました。ひよのんファミリーはFPS系のゲーム好きなのでね。
初めて触った感じ、FPSはどうにも好きじゃないんですけど、このゲームは結構好きだと感じました。
杖の先から魔法を出して、狙いを定めるのは普通のFPSと同じですが、弾速が遅い。だからこそ、着弾までの経路がちゃんと目で追える。
『偏差射撃』という言葉もありますが、弾速が遅いと、敵の動きを予測してその先を撃つ必要があります。
着弾までの短いようで長い時間に「当たれ……!」と願い、「当たった……!」という喜びが得られる辺り、どうにも弾速が遅い方がゲーム体験として分かりやすいのかもしれませんね。
あいにく初プレイ時の動画が残っていないんですけど、高所に上って芋スナみたいなことするのが楽しかったと記憶しています。二回目プレイ時もこんな感じで芋スナしてます。
@tos
— ここねちゃん (@Hicha_19) January 14, 2023
初期の悪質芋スナ pic.twitter.com/EQgrwddame
マップが分からない内は固定砲台になった方が自分のやりたいことを通せるので、初心者のゲーム体験として優秀。
この辺りの私、ゲーム(を楽しむ方法を見つけるの)が上手いって感じしますわね。
もちろん、仲のいい皆と遊べたからこそ楽しかったと思えました。どんな技術よりもお友達が大切ですわよ。
4-2、中級者になるまで
中級者っていうのは、そのゲームにおける"自分の"強い動きを理解した人を指します。
カードゲームなら「このコンボが強い!」とか、FPSなら「この位置めっちゃ有利!」とか。武器の性能とかに拘る時期でもありますね。
ここで一生停滞する人が多いのは皆さんご存じのことだと思います。一生机上の空論を並べて『この動き最強じゃね!?!?』って興奮気味にツイートしているバケモノ、見たことありますよね。
何せ、この時期はゲームとしての楽しさに取り憑かれる時期でもあるからです。
やればやるほど上手くなる。明確に自分の成長が分かるという報酬系の刺激。しかし、まだ中級者以下なので負けを繰り返す。
フラストレーションが溜まり「二度とやるかよ、こんなクソゲー」とコントローラーを投げるものの、一時間後にはまた触ってしまう。
それが悪いとは言いません。エンジョイ勢というのはそうあるべきで、本人としても楽しいんですから水を差すようなことは言いたくありません。
ただ、上手くなりたいと思ってるのにこのレベルに停滞するのはダサいし、自らの頭の悪さを露見させているだけの自傷行為でもあることを自覚していてほしい。
4-2-1、一般的なお話 その1 ~インターネットを使う~
初心者を卒業したいとき、まずはインターネットを使いましょう。Google is your friend.
今の時代、大抵の英知はインターネットに落ちています。『どうぶつの森 住人 ランキング』とか調べてもgamewithの記事が出てくる始末。住人を何だと思ってやがる。 これを活用しない手はありません。『出会えるゲーム ランキング』なんて調べている場合じゃありません。『ポケモンユナイト 裏仕様』とか調べて最強の立ち回りを知りましょう。
これは持論というか真実ですが、人間一人が無知なまま100時間プレイした経験は、1時間の座学で得られる知識より浅い。プレイ時間の自慢してる奴が大抵雑魚なの、この辺りに原因があります。
ゲームとは筋トレに通ずる部分があると聞いたことがあります。
知識のない人間が無暗に筋トレをしたところで、身体を傷めたり怪我に繋がったりするだけです。
世の中ではどういう筋トレが主流で(メタ・環境を知る)、自分が何を鍛えたくて(目標値の設定)、そのためにはどういうトレーニングが必要なのか学び(知識の蓄積)、その上で実践すること(経験の蓄積)が大切です。
初心者の頃に『実際に触ってみることが大切』だと言いましたが、中級者は『自分でゲームを触る必要はない』とまで言って良いです。
一度でもプレイしたことがあれば、上位プレイヤーの動きを見て、自分の動きと明確に違うことが分かるはずです。
なので具体的な手順としては
1、上位勢の動きを見る(座学)
2、一部分だけでも真似をしてみる(実践)
3、分からなかった部分を調べる(座学)
4、上位勢みたいな動きになるまで2~3を繰り返す
この繰り返しです。
なお、上位勢の動きを見るとき、まとめ動画や攻略記事などを読む人が多数だと思いますが、できるだけ配信を見ましょう。圧縮された情報は『良いところ』しか教えてくれないし、肝心の情報が抜け落ちているものです。
そしてこのとき、上位勢の動きについて『何故なのか』を考えるのはマジでよろしくないです。分からないことを分からないまま受け入れることこそが教養というものです。
てかその理由を考える頭ないだろ、無理すんな。どいつもこいつも、自分なら理解できるはず、みたいな傲慢さがあるから理由を考えようとする。初心者は大人しく模写の練習から始めろ。
「なんか分からないけど、上位勢のボーマンダこんな技構成だったなぁ!」「初手は大体りゅうのまい積んでたなぁ!」みたいなので良いんです。
何も分からないけど、強いっぽい動きを真似ていく。負けはしたけど、一瞬なんか良い感じの動きできてたかも……? みたいな瞬間を増やしていく。
これが中級者になるために大切なこと その1です。
4-2-2、一般的なお話 その2 ~クリップをTwitterに流す~
自分にできることを表明するのです。4-2-1がインプット、これがアウトプットです。
前述の練習のデメリット(できないことと向き合い続けるのは精神的につらい)を補完する意味もありますが、意外とかなり大きなメリットがあるのでご紹介します。
記事タイトルにもしていますが、マジで大切です。Twitterで生きろ。
クリップというのは、試合の良かったシーンの切り抜きのことです。私はめっちゃ上げてますけど、まあこういうのです。俺、つえー。
俺に勝ちたきゃ5人は連れてきな #ポケモンユナイト #NintendoSwitch pic.twitter.com/GqL8hqSLln
— ここねちゃん (@Hicha_19) November 8, 2022
これを上げることで、承認欲求が満たされます。ふぅ…………
と言うだけなら簡単ですが、承認欲求というのは常に膨らみ続けるものです。お前だって、承認欲求が膨らみすぎたバケモノを何人も見てきただろう…………
![](https://assets.st-note.com/img/1673691168875-O3oVHeeDGh.jpg)
実際、4-2-1のインプットさえできていれば、この悪循環によって上手くなります。
悪循環によって上手くなった例ですが(私の例で申し訳ない)、私はボタンやブリンクで相手の技を避けるのがめちゃくちゃ上手いです。神速読んで回避できます。
何故なら、クリップ映えするから。
俺がエースオブザバーン #ポケモンユナイト #NintendoSwitch pic.twitter.com/xDOxtxWuL9
— ここねちゃん (@Hicha_19) July 22, 2022
kakigoyaさんとにらめっこ
— ここねちゃん (@Hicha_19) April 17, 2022
#ポケモンユナイト #NintendoSwitch pic.twitter.com/Brl9GwYxHf
「上手い人はこういう動きしてる」を覚えた上で、それが上手くいった場合は全力でクリップを撮りましょう。Switchなら30秒遡って録画できますし、そういうゲームじゃないなら全部録画しておきましょう。
人の目に映ることによって人脈形成のチャンスになることもあります。クリップを投げまくっていたら、「クリップよく見てます。立ち位置めっちゃ上手いですよね」みたいな、良いところだけ見て評価してくれる人が出てきます。いやー、便利な世の中。
ところで悪"循環"と言う通り、これはきちんと循環させる必要があります。
人の目に映るというのは自分という商品に対する責任を負うことでもあります。見世物にするなら、それなりのものを出す必要があるのです。
つまらない、見栄えのない、いつも同じ内容の、下手なクリップを上げ続けているようではゲーマーとしてもツイッタラーとしても論外です。
前回よりも秀逸なクリップを、かっこいいクリップを。常に向上心と共に上げ続けるのです。
自分に求めるレベルを上げていくことで、必然的にゲームが上達します。
4-2-3、今回の私の場合
とんでもないお話ですが、VR世界のゲームなんて、上級者がいるかも分からないし動画が落ちているはずもありません。私の最強練習法、いきなり終わりです。
と、いうわけで強い方々の動きを自分の目で見ることにしました。お世話になりましたのは、マギカ部の皆さまです。
おはようございます#マギカでV睡 pic.twitter.com/q0l3J1hI5g
— ゆめさくら@VRC (@sakura_yume___) December 30, 2022
まさか、Battle City of Magicaをしながら寝るため、難しい技術を駆使し、自前の布団を用意する猛者がいると聞いてしまいました。これがマギカ部。
ひよのんファミリーの中では結構Battle City of Magicaが上手い方なので、言うて戦えるでしょ~w みたいな気持ちでいました。
井の中の蛙とはまさにこのこと。全員上手すぎる。しかも、採用ルールが『支配戦』。ノウハウもない戦いで、ミクロも大敗。イキっていた私の心は完全に屈してしまいました。
しかも、際立って暴れていたのが、ファミリーでは弱い、難しいと評価されていた『龍属性』。ふーりゃちゃんという死神が全てを蹴散らす様子に、絶望と感動を覚えました。
![](https://assets.st-note.com/img/1673694260180-aKMLWle7WX.png?width=1200)
このふーりゃちゃんに心酔し、次の日から手取り足取りしっぽり『龍属性』の使い方を教えてもらうことになりました。動画よりも配信、配信よりも対話なんですよね。生の声があればあるほどインプットが捗ります。
そんなふーりゃちゃんと共に練習したのが以下。
A、オススメのビルド(ゲーム内で拾うアイテム)や立ち回りを言葉で教えてもらう
ふーりゃちゃんは無言勢で、声を出さないので結構手間だったと思いますが、細かく教えてもらいました。
『龍属性』というのは言わばADC(チーム内での火力担当)で、序盤はクソ雑魚。後半になっても、ウルトがないと戦闘できないと思った方が良いとのこと。(ユナイトならバンギラスみたいな感じかな)
そのため他の属性と違い、初動はタワーを取りに行かず、アイテム集めに励むそうです。
自分がどの時間帯に強いのか、という『パワースパイク』のお話ですね。序盤が強い『闇属性』などもいますが、戦略の広がりが生まれるのでこういうの大好きです。
B、自分視点の動画を見返す
クリップを撮るため、とりあえずで全部録画してあります。
Aによって動きの原理が分かったので、自分の動きを見てどこが食い違っているか、代わりにどうしたら良いのかを考えていきます。
ついでに切り抜けそうなシーンを必死に探します。Twitterのために。
C、私視点の動画を添削してもらう
ふーりゃちゃんに動画を投げたら、添削してくれました。
![](https://assets.st-note.com/img/1673698404368-hnXSrkiCTW.png?width=1200)
自分で「ここが悪かったな」と思ったものを再確認できたり、自分では気づかなかった部分も教えてもらえたり、学びが多すぎます。
こういうのって本人の手間が大きいので、頼むのも気難しいものです。心から感謝申し上げます。ありがとう…………
D、ふーりゃちゃん視点の動画を撮ってもらって舐め回しながら見る
今日もこれでいいや…………
みたいな本音は置いといて、これが一番大きいです。どこを見て何を狙っているのか、全部分かるんだから美味しすぎます。ふぅ…………
4-3、上級者になるため
上級者というのは、相手のしたい動きが分かる人間です。
中級者は自分の強い動きができる人。次は、それをいかに押し通すかを考える段階です。
例えばBattle City of Magicaにおける『龍属性』。これは相手のプレイヤーを最短2秒で溶かすことのできるDPS最強属性ですが、癖が強いのでそのDPSが出る場面は限られます。
マンダのりゅうせいぐんが強いとしても、フェアリータイプのポケモンに交換されたら意味がありません。
これを学ぶためには、経験を積むことが大切になります……が、ここにもコツが要ります。
『相手が何をしたいのか』というのは、思考盗聴でもできないと完全な答えを得ることができません。それができる人でも、相手が頭にアルミホイルを巻いてしまえば詰みです。
4-3-1、一般的な練習方法
先に言うとA~Cは要りません。
A、シャドーボクシング
『自分の倒し方』を考えること、これは浅いけど悪くはない。自分が自分を殺すなら、自分がこのデッキをメタるなら……という、自分の弱さと向き合う時間。
ポケモンユナイトなら、ゲッコウガは一瞬で相手を殲滅するパワーがあるものの、妨害技に弱いです。そのため、ピカチュウのような妨害技専門みたいなキャラには近づかないようにする、または先に狙うなどの工夫が大切になります。
自分の弱さを考え、それを消す方向に動くことで勝率が上がります。
でも、自分は弱いんだから……自分を仮想敵にしても勝ててしまいますよね。
B、座学and座学
より良い練習方法としては、相手視点の動画/配信を見ることが挙げられます。相手っていうのは仮想敵。倒したいキャラとかデッキとか。基本的には環境にいる5~6種類くらいを学べたら良いかも。
相手の強い動きを知り、それをさせない、封じる。相手のしたいことをさせない。『自分の倒し方』を進化させて、『~~さんの倒し方』を考えていきます。
中級者を目指していた頃とは違い、動画の中で『見なくても良い箇所』が分かるようになっていると思います。どのキャラでも基本は共通するので、そこは見なくても良い。
上手くなればなるほど、他人から学べることが減るというのは当たり前のことです。その分、情報量を増やしていきましょう。
動画なら倍速とかもできますし、4画面くらいまでなら同時に見れると思います。一つの画面しか見ないのはちょっと時間的に惜しい。
努力は無限とかいう言葉はありますけど、時間は有限なので、切り詰めてください。効率の高い努力をしなければ生き残れませんよ。
C、トライアンドエラー
自分で沢山プレイしましょう。インプットは大量に行いながら、アウトプットも行います。
何故なら『自分の倒し方』『~~さんの倒し方』、これらは空想だからです。自分の頭の中では正しいと信じられる情報も、しっかり検証する必要があります。
仮説を実践し、現実との相違がないか確かめる。そもそも仮説を実践するのが難しいでしょうから、実践できるだけの地力を養っていく。仮説が間違っていると思えば新しい仮説を立て、検証する。
そういう研究者気質な工程です。
D、インプット
ちなみに、ここまでの工程は全て、他人の動きを見れば分かることでもあります。
上位勢は、この対面どうしていた? 何を考えていた?
仮説~検証までをこなしてくれた先駆者がいるのですから、自分で検証する必要すらほとんどありません。
答えはインターネットに転がっています。先行研究を調査しないで実験を繰り返すとか、マッドサイエンティストです。
A~Cは、先行研究を調べ尽くしても分からなかった場合のために書いています。そのときは自分で調べるしかないので。
そんな感じで、相手のしたい動きが分かるようになれば、相手が嫌がる行動が分かるようになります。常に先手を指して戦う、上級者の魂が宿っていることでしょう。
4-3-2、私の今の挑戦
さて、ふーりゃちゃんのお力添えで『龍属性』の強い動きができるようになった私です。
しかし、とんでもないことに、その他の属性を学ぶ方法が一気に枯渇してしまいました。
『水属性』、『土属性』などには特に苦しめられていますが、その視点の動画を貰うのが難しいです。多分喜んで投げてくれそうな優しい人たちだからこそ、気持ち的に難しいです。
となればもう対面する数をこなし、相手が何を考えていそうか、私の視点から追い続けて考えて、仮説を立て続けて実験を繰り返します。
今まさに検証中の具体例を挙げます。
『龍属性』は相手の攻撃を無効化する技を持っているため、『土属性』のウルト(効果時間中、隕石を降らせて大ダメージ)を防ぐことができます。
しかし、『龍属性』のDPSがあればウルト中の無防備な『土属性』を葬ることもできます。
相手の動きを封じるか、相手が動き切る前に倒すか。どちらがより強いかということです。
基本的には前者だと思っています。前者は『相手が嫌がること』、後者は『自分のやりたいこと』だからです。
DPSを出し切れば葬ることができると言いました。では、出しきれなかったら?
相手のウルトをしのいでからでも火力は出せる。相手のウルトを喰らってしまえば死んでしまう。
理屈から考えれば前者、ウルトを防ぐ方がよさそうです…………が、分かりません。一応は全て試す必要があります。
なぜなら、ウルトを防いだときの相手の対応をよく知らないからです。防ぐことで第二の矢が飛んできて、そっちの方が苦労するかもしれません。
相手はウルトが防がれることを考慮しているでしょうから、一手先を用意しているはずです。
となれば、敢えて防がないことで相手の虚を突いて、有利な展開を作れるかもしれません。
こんなことを考え続けて遊んでいます。楽しいですね。
答えが分からない、学ぶ手段も限られている。ならば試し続けるしかないのです。メジャーなゲームならば誰かが試している様子を、試し終えた結論を見ることができるんですから、大変なことですわね。
4-4、最上級者への道
ゲームの才能っていうのは、ここに来て初めて現れます。ここまでの段階で才能が必要な個所なんて一切ありません。
最上級者とは、自ら環境を作り上げる、新しい時代を切り拓くバケモノのことです。
シャドウバースならhasu選手の『マンモス超越ドロシーウィッチ』、LoLならEvi選手の『アーゴット』、ポケモンユナイトならpyi選手の『アマージョ』など。
どんなゲームにも超人的な活躍を魅せる人が結構いると思います。あれになるための道筋をふんわりと教えます。
なお、今回の私はまだ挑戦していないので、一般論のみでいきます。
数学者ラプラスの語る概念に『ラプラスの悪魔』というものがあります。
「全ての物理情報を解析できる悪魔がいたら、未来まで分かるだろう」という感じの概念です。
ぷよぷよ最上級者の言葉に、「自分のぷよの置き場所は相手が決める(not 原文ママ)」というものがあります。相手の全てを見て、相手に勝つための動きだけをしていたら勝てる、ということです。
『場の状態が分かる』『相手の動きが見える』からこそ、『自分のしたい動きが全て通る』のです。
よく勘違いされがちですが、最上級者は何も特別なことをしているわけではありません。やっていることは中級者とほとんど同じです。
筋力で技の出力が左右されるリアルスポーツと違い、ゲームは出力の差がないというのが良いところですから。
ただ、精度が高いのです。Aボタンを押せばAボタンの効果が出るのは皆同じ。ただ、Aボタンを押すタイミングが上手い、みたいな話。
麻雀で言うなら『咲-saki-』に登場する『園城寺怜』。カンしたら絶対リンシャンツモできるような特殊能力があるわけじゃない。一巡先の未来が見えるから、普通にリーチして普通に一発ツモできるだけ。それが最上級者です。
中級者とは、自分の強い動きが分かる人だと言いました。上級者とは、強い動きを通すため、相手のしたい動きが分かる人だと言いました。
最上級者とは、相手の動き全てが分かるから、自分の強い動きが全て通せる人です。
これを身に付けるために必要なことは、ここまでに書いたことを実践し続けるだけです。
相手の取りうる行動を全て頭に入れ、相手が次に何をするのかを必死に考え続けましょう。
雨を避ける鍛錬のような暴力的な努力の先、そこに才能(賢さ、または集中力などの頭パワー)があれば最上級者になれます。頑張ってください。
5、終わりに
VRはとても楽しいです。身体感覚を伴うTwitterって感じで、ついでにゲームもできる。
現実世界でできることはほとんどできて、この世界でしかできないことも多々あります。
敢えて言うなら宇宙空間です。現実だけど、少し違う現実。それがVirtual Reality。
みんなもVRを始めて、一緒にBattle City of Magicaやりましょう。
VRやらないけどゲームを愛する皆さまは、今後も楽しくゲームを続けてください。
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また、ユナイトの個人コーチングや大会メンバーへのお誘い、練習の欠員募集など、お声掛けいただければ気軽に乗り込むので仲良くしてくださいませ。
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