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日々詩書肆室通信20240411

今日の一冊は『日本国憲法』写真・齋藤陽道(港の人)です。


日々詩書肆室通信2024年4月11日(木)本日のおすすめの一冊『日本国憲法』 写真・齋藤陽道(港の人)こんにちは。日々詩書肆室の村田です。日々詩書肆室では、4月30日までの一か月間、鎌倉の出版社「港の人」のフェアを行っています。今月は毎日港の人さんより刊行されているおすすめの本を紹介します。今日の一冊は、『日本国憲法』。言わずと知れた、この国の憲法です。港の人の『日本国憲法』は、憲法の全条文に、写真家齋藤陽道さんのカラー写真24点を組み合わせ、ちいさな冊子にしたものです。齋藤陽道さんは現在熊本県に拠点を置いて、全国的に活動している気鋭の写真家さん。聾を抱えながら、写真をはじめ、執筆活動、マンガの製作などさまざまな場面で活躍されています。この本には、齋藤さんが撮影した、さまざまな人々の姿を捉えた写真が収められています。生まれたての赤ちゃんやお年寄り、障害のある人などが、やわらかい光の中に憩っています。その人たちの姿があることによって、日本国憲法の言葉が、人間のぬくもりをともなって、胸にすっと入ってくるように思います。この本をあらためて読んでみたとき、前文の「政府の行為によってふたたび戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し」「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」という言葉に、敗戦直後の日本の真摯な願いを感じました。2024年4月28日(日)16:00~18:00港の人代表 上野勇治さんトークイベント「2024年春、日々詩で詩人北村太郎さんの詩を読む」開催します。お問い合わせはinfo@hibiuta.orgまでよろしくお願いします。
日々詩書肆室通信2024年4月11日

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日々詩書肆室通信
2024年4月11日(木)
本日のおすすめの一冊
『日本国憲法』 写真・齋藤陽道(港の人)
こんにちは。日々詩書肆室の村田です。
日々詩書肆室では、4月30日までの一か月間、鎌倉の出版社「港の人」のフェアを行っています。
今月は毎日港の人さんより刊行されているおすすめの本を紹介します。
今日の一冊は、『日本国憲法』。言わずと知れた、この国の憲法です。
港の人の『日本国憲法』は、憲法の全条文に、写真家齋藤陽道さんのカラー写真24点を組み合わせ、ちいさな冊子にしたものです。
齋藤陽道さんは現在熊本県に拠点を置いて、全国的に活動している気鋭の写真家さん。聾を抱えながら、写真をはじめ、執筆活動、マンガの製作などさまざまな場面で活躍されています。
この本には、齋藤さんが撮影した、さまざまな人々の姿を捉えた写真が収められています。生まれたての赤ちゃんやお年寄り、障害のある人などが、やわらかい光の中に憩っています。
その人たちの姿があることによって、日本国憲法の言葉が、人間のぬくもりをともなって、胸にすっと入ってくるように思います。
この本をあらためて読んでみたとき、前文の
「政府の行為によってふたたび戦争の惨禍が起ることのないようにすることを決意し」「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」
という言葉に、敗戦直後の日本の真摯な願いを感じました。
2024年4月28日(日)16:00~18:00
港の人代表 上野勇治さんトークイベント
「2024年春、日々詩で詩人北村太郎さんの詩を読む」開催します。
お問い合わせはinfo@hibiuta.orgまでよろしくお願いします。

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