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歴代車種やマンガ作品展示 萬画館企画展スタート タミヤ「ミニ四駆40周年」

 石ノ森萬画館の第86回特別企画展「ミニ四駆誕生40周年記念 タミヤミニ四駆ヒストリー2022」が16日から始まった。10月10日まで。ミニ四駆は手のひら大の動力付き自動車模型。第1号機の誕生からこれまでの歩みや歴代車種の展示、人気を不動のものとしたマンガ作品を紹介。売店では、さまざまな改造部品も取りそろえており、ファン垂ぜんの企画となっている。

 世代を超えて親しまれているホビー「ミニ四駆」は、昭和57年の誕生から今年で40周年の節目。年を追うごとに進化を続け、全国規模の大会が開かれるなど、多くの愛好者がいる。企画展では、これまで発売された主軸の車種約250台が展示され、その進歩を感じることができる。

壁面にずらりと並んだ歴代車種

 人気を加速させたマンガ作品「ダッシュ四駆郎」「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」なども紹介し、子ども時代に直撃した世代にはたまらない内容だ。

 初日は30―40代のブーム期を経験した人たちが多く訪れた。富谷市の三橋諒さん(30)は「再び趣味として始めた。夜勤明けだったが、どうしても初日に来たかった。実際にコースで走らせると、多くの人との交流も生まれる。ネットゲームなどでは味わえないアナログの良さが魅力」と話していた。

 同館1階の売店ではイベント限定の車種や改造用の部品などを豊富に取りそろえ、専門店並みに充実。特に同館限定販売の「サイボーグ009」とのコラボ商品(税込み2530円)は人気の的となり、初日から多くの人が買い求めていた。

 ミニ四駆を販売する(株)タミヤ営業部の高戸聡志主任は「自由に改造できるのが魅力。幅広い世代に親しんでもらい、交流の輪が広がってくれれば」と話していた。【渡邊裕紀】





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