見出し画像

カウントダウン花火 週替わりに4地区で打ち上げ 川開き祭り100回記念

 今年100回目を迎える石巻川開き祭りが8月4―6日に開かれる。地域の一大イベントを前に節目を記念した「カウントダウン花火」が7月8日―29日の毎週土曜日午後7時半から、石巻市内で打ち上げられることが決まった。一般社団法人石巻観光協会(後藤宗徳会長)が主催し、市と石巻川開き祭り実行委員会が後援。桃生植立山公園、鮎川港、雄勝港、北上地区多目的広場と週替わりに4カ所で打ち上げ、川開きへの機運を高めていく。

 カウントダウン花火は、7月8日の桃生植立山公園を皮切りに、15日が鮎川港南防波堤、同22日は雄勝港、29日には北上地区多目的広場で実施。過去に花火の打ち上げ実績がある場所を選んだ。

 いずれも約10分間に3号玉約100発を打ち上げる。鯨祭り(8月)、はねこ踊りフェスティバル(9月)など各地区独自の催しでも花火を上げるが、カウントダウン花火は別行事とし、観光協会の予算枠で行う。

開催に向け、チラシの配布や募金箱の設置を行っている

 周知は各総合支所や道の駅、観光施設にチラシを置くほか、観光協会のホームページやSNSも活用し、誘客を狙う。協賛金も募集しており、同協会雄勝事務所(14日まで)とかほく商工会(16日まで)で受け付けているほか、石巻駅前観光案内所と市かわまち交流センターにも募金箱を置いた。

 観光協会の阿部勝浩常務は「カウントダウン花火は、100回の節目だからこそできる特別な行事。市全体で盛り上げ、川開き祭りをさらに活気付けたい」と話していた。

 また、石巻圏観光推進機構では花火と連動し、復興応援職員で石巻市を訪れていた人向けに鮎川浜での宿泊ツアーを計画。他地区でも同様のツアーを模索しており、川開き祭りに向けた機運を高めていく。

 川開き祭りでは、4日の前夜祭に震災犠牲者を供養する4千個の灯籠を旧北上川に浮かべ、中瀬公園からは供養花火約1千発が打ち上がる。5日午後7時半の花火大会は、開北橋下流から1尺玉(10号玉)を含む約1万6千発が夜空を焦がす。【渡邊裕紀】





最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。