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大輪に込めた追悼と復興 ライトアップニッポン 雄勝で3分の花火大会

 東日本大震災の犠牲者追悼と復興に祈りを込めた花火大会「ライトアップニッポン」が11日、東北各地で行われた。石巻市の雄勝湾でも約3分間50発が打ち上げられ、今年、雄勝に整備された観光交流施設を大輪の花で照らした。【渡邊裕紀】

 平成23年から鎮魂と復興を込めて県内各地で毎年行われている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、疫病退散の祈りも込めた。観覧に伴う密集を避けるため、事前に詳しい場所は公表しなかった。打ち上げは(有)大橋商店=同市穀町=が担った。

 雄勝湾では午後7時半から打ち上がり、花火の音を聞きつけた住民が空を見上げ、短時間ながらも「夏の風物詩」を楽しんだ。花火は開いた時の直径が130メートルの4号玉10発を含む3、2号玉計50発が夜空を焦がした。

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音を聞き、観光交流施設周辺に多くの人が集まった

 同市飯野川地区から仕事で雄勝に通う古田康祐さん(41)は「雄勝湾で花火を見るのは8年ぶり。今年は花火も見られないと思っていたので、わずかな時間だが楽しめた」と話していた。


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