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鼓笛隊動画の収録開始 川開き祭り代替企画 8月から商議所HPで公開

 石巻川開祭実行委員会(会長・青木八州石巻商工会議所会頭)は5日、開北小学校(熊谷賢治校長・児童309人)で鼓笛隊の動画撮影を行った。コロナ禍で2年連続の中止となる川開き祭りの代替企画。5、6年生90人がそろいの衣装に身を包み、校歌の演奏を収録した。今後はパレードに参加予定だった旧市内の小中学校と消防音楽隊を撮影し、本来の祭り開催日である8月1日から商議所のホームページ(HP)で配信する。

 動画配信は、コロナ禍の影響で今年も中止となった川開き祭りに代わり、子どもたちの発表の場と思い出作りを目的に企画した。撮影は市内の映像制作会社が担い、1校当たり10分前後の動画に仕上げて公開していく。

開北小学校鼓笛隊動画撮影 (22)

動画撮影1校目の開北小。体育館に力強い演奏を響かせた

 小学校鼓笛隊の撮影の皮切りは開北小。あいにくの天候で校庭が使えず、収録は体育館で実施した。児童は校歌を5回演奏し、制作会社のスタッフは全景からアップまでさまざまな視点で撮影した。

 同校では6月から週2回練習を重ねて技術を磨き、動画撮影に先立って今月初めには保護者の前で演奏を披露した。この日は、太鼓や鍵盤ハーモニカ、カラーガードなどに分かれて横に広く隊列を組み、体育館に響く力強い演奏を繰り広げた。

note用開北小学校鼓笛隊動画撮影 (93)

 大太鼓を担当した6年生の臼田紋一郎さんは「本当は祭りのパレードで多くの人に演奏を聞いてもらいたかった。でも動画でいろんな人に楽しんでもらい、少しでも川開きの気分を味わってもらえればうれしい」と話した。

 実行委では「委員の中にも子どものころ鼓笛隊パレードを経験した人も多い。小学校の中でも大きな思い出の一つであり、動画撮影が子どもたちの記念になってくれれば」と思いを込めた。

 動画撮影は7日に蛇田小、8日に石巻小の演奏を収録し、その後は順次進めて全15校の映像を収める。さらに石巻中学校吹奏楽部、消防音楽隊を含めて21日までに終了させたい考え。8月1日から公開し、10月ごろまで配信する予定。【渡邊裕紀】


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