石ノ森萬画館特別展　刻んだ20年パネル展示　6月4日までイオンモール

　石ノ森萬画館の開館20周年を記念した特別企画展「おかげさまで20年」が28日、イオンモール石巻＝石巻市茜平＝で始まった。6月4日まで。土日となる29、30日には記念撮影会やワークショップも開かれる。

　同館は、マンガ文化を発信する中核施設として平成13年7月に開館。故石ノ森章太郎氏の作品を扱うほか、数多くのマンガ・アニメ作品などの特別展も開き、今年4月までの累計有料観覧者は351万人を数える。

パネル展示で歩みを振り返っている

　イオンでの企画展は1階緑の広場を会場とした。石巻日日新聞の紙面から同館の歴史を振り返る約40枚のパネル展示は、萬画館の建設開始からシージェッター海斗の誕生、震災復興などさまざまな出来事を掲載。当時の紙面をそのまま使っているので、その時々のニュースや話題にも触れることができる。

　東松島市小野から友人4人で来た齋藤優貴さん（20）は「萬画館と同い年ということに驚き。展示を見て、小学校のころに訪れた記憶がよみがえった」と話していた。

　29日はアシベ＆ゴマちゃん、30日はシージェッター海斗のそれぞれ撮影会があり、いずれも午前11時と午後1時、同3時の3回。マンガ缶バッジ作りは30日の午前10時から行われる。【渡邊裕紀】

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