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カフェ芸人がメニュー開発 伊達の旨塩レモンスカッシュ キネマティカの看板商品

 「第3回笑いで石巻を盛り上げるお笑いマスター決定戦」のピン芸人部門で優勝したセキ・ア・ラ・モードさんが、複合エンタメ施設「シアターキネマティカ」=石巻市中央=内のカフェで出される新メニューを開発した。

 セキさんはカフェで働きながらメニューを考え、18日のお笑いライブで完成した「伊達の旨塩レモンスカッシュ」(600円)を披露。キネマティカの看板メニューとして提供していく。

特製レモンスカッシュを手に「石巻の定番になってくれたら」と話すセキさん

 セキさんは仙台市出身。元々は衣料品メーカーに勤務し、少年期からの夢を捨てきれず25歳でお笑い芸人として活動を始めた。多くの喫茶店に足しげく通いネタを作る「カフェ芸人」であり、9月に開かれた「お笑いマスター決定戦」では持ち前のカフェネタを繰り広げて優勝した。

 特典は〝石巻で10万円分の仕事〟が保証され、セキさんは14日から石巻市に入り、キネマティカで店員として働きながらメニューを開発。地域にある食材にスポットを当て、カフェで出せる商品を考えてきた。

 「石巻に来たらこれを頼もう、と思えるものを」とセキさん。和紅茶として有名な「キタハ」や石巻焼きそばなどを素材として試しながら、山田油業=石巻市流留=の作る「伊達の旨塩」にたどり着き、レモンスカッシュに行きついた。

 新鮮なレモンの絞り汁と旨塩をグラスに入れ、サイダーと輪切りレモンなどで仕上げた炭酸飲料の「レモンスカッシュ」は、爽やかな酸味のあとにほのかな塩味と旨みが広がる。18日の披露で評判となり、セキさんは「ここでしか飲めない味を作りたかった。旨塩の風味が良く、レモンとの相性が抜群」と勧めていた。【渡邊裕紀】




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