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本場のジューシー焼餃子|中国料理・雲雀(石巻市末広町)

 中国料理「雲雀(ひばり)」は、大連出身の韓輝(かんき)さんと、韓劉培霞(かんりゅうばいか)さんの夫婦で営む店。今月8日、石巻市中央から末広町の国道沿いに移転オープンした。店内は以前より広くなり、本場の味がゆっくりと楽しめる。

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移転オープンした店。赤い看板が目印

移転し店内が広く

 看板料理は「手作りジューシー焼餃子」(5個、税込550円)。具材はニンニクを使わず、県内産の豚肉とニラ、キャベツとシンプルながら独自の味付けがされていて、タレにつけなくてもいける。一口かめば、小籠包のようにじゅわっと肉汁。1個36グラムと、見た目は棒餃子並みに大きい。何より、一つ一つ気持ちを込めて皮に具を織り込んでいるのがおいしさの秘密だ。持ち帰り用(10個セット1300円)もあり、送料別途で郵送にも対応する。

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大きくジューシーな焼餃子は店の看板料理だ

 チャーシューも自慢で、冷やさないと切れないほどの軟らかさ。ギョーザとチャーシューは、石巻市のふるさと納税の返礼品としても人気だ。昼と夜でメニューが変わり、昼は日替わりのランチ(850円)も。大連の家庭料理「トマトと卵の炒め」や、四川料理「水煮肉片」(シュイジューロウピエン)が食べられるのは周辺でここだけだという。

 韓輝さんは都内のホテルで5年ほど料理人として働き、縁あって石巻市山下町の「飛翔閣」で15年勤めた。夢であった自分たちの店を持ったのは、東日本大震災翌年の6月。「本格中華を提供することで、まちがにぎやかになれば」との思いだった。ただ、店は窮屈だったため、ずっと移転先を探していた。

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大連出身の韓輝さん(右)と韓劉培霞さんの夫婦が営む

 店内はカウンター、テーブル、小上がりを合わせて30席ほど。20人までの宴会ができる部屋もある。夫婦は「一生懸命おいしい料理を作り、石巻に貢献したい」と笑顔で迎える。

お店情報

中国料理 雲雀

▽住所=石巻市末広町2-13
▽営業時間=昼:11~14時半、夜:17~21時
▽定休日=水曜日
▽電話=0225-94-5178


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