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ガチャ回して事故防止 河北トラックが本体寄贈カプセルから反射材 安協・石巻署交通課窓口に設置

 夕暮れが早まり、帰宅時間帯や夜間の事故増加が懸念される。これを受け、石巻地区交通安全協会(小坂享正会長)は、地域の交通安全活動に尽力している河北トラック㈱(齋藤匡社長)=石巻市重吉町=と連携し、反射材などが当たる〝ガチャガチャ〟を考案。石巻署分庁舎1階の交通課窓口に設置した。道路利用者への反射材普及と活用につなげる。

 石巻署管内では10月末現在、6件の交通死亡事故が発生しているほか、人身事故の時間帯別では、午後5時台が顕著という。

石巻署分庁舎1階にガチャガチャが設置された

 同社は毎年、交通安全運動に合わせ、同協会に活動資金を寄贈してきた。今回は反射材をより有効に活用してもらいながら、子どもの事故防止、安全運転協会への加入推進、免許返納後の対策に結び付けるアイデアを模索。老若男女が楽しめる形で啓発しようと、〝ガチャガチャ〟の本体を購入した。

 同社の成澤由貴取締役(51)は「毎年子どもの交通安全という願いを寄付に託してきた。反射材は、ドライバー側が歩行者にいち早く気付くきっかけになり、歩行者も自分の存在を知らせることができる。ガチャガチャの設置が興味や関心を引き、子どもだけでなく、幅広い年代に反射材を活用してもらって事故防止につながれば」と期待した。

成澤取締役(右)から本体が寄贈された

 寄贈を受けた同協会は、腕に巻きつけるタイプやキーホルダー型の反射材、小型LEDライト、子どもが喜ぶパトカー型の消しゴムやシールなどカプセルの中身を吟味。「こうつうあんぜん無事故ガチャ」と銘打ち、石巻署分庁舎1階窓口に設置。交通安全協会の会員や運転免許証返納者、一緒に同行した子どもたちにメダルを渡して回してもらう。

 同協会の工藤昭二事務局長(64)は「街頭や商業施設で反射材を配布してきたが、より楽しみを持って反射材を求めてもらえるほか、協会会員を増やすきっかけにもなる。運転免許を返納される人も、返納後は歩行者となるので、ぜひ使ってほしい」と語る。

 秋から冬にかけては夕暮れ時が早まるため、事故防止に向けては、早めのライト点灯、反射材の活用、右側からの飛び出しに注意が必要となる。県警では「ラ・ラ・ラ運動」と題して注意喚起を展開しており、「反射材は夕方や夜間の道路利用時に身を守るための有効なアイテム。石巻地方から事故を無くす契機につなげたい」と力を込めた。ガチャガチャは平日の窓口開庁時間のみ行える。【横井康彦】





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