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持ち運べる可搬式オービス 石巻署と県警 通学路の安全確保へ

 石巻署は19日、東松島市立鳴瀬未来中学校=同市野蒜=前の市道で、どこでも速度違反の取り締まりができる持ち運び型の「可搬式オービス」を使った車のスピード違反取り締まりを実施した。

 校舎前の通学路は石巻市と仙台市を結ぶ幹線道路の抜け道でもあり、特に朝夕の交通量が多い。制限速度30キロの表示はあるが、スピードオーバーする車が絶えず、学校や地元住民から取り締まりの要望が寄せられていた。

可動式オービスで取り締まり

レーザーを照射して速度をチェックした

 今月11日には、近所の交差点で信号待ちしていた下校途中の生徒の自転車の列に車が接触する事故があったばかり。幸い生徒4人は軽症だったが、あらためて運転者への注意喚起が求められていた。

 この日は、県警交通機動隊の隊員が、県警に1台しかない可搬式オービスを歩道に設置。午前7時前から約1時間20分の取り締まりで、9台の違反をチェックした。後日、車の所有者を特定して、反則金などを請求する。

 同校の西牧尚志教頭は「特に仙台方面に向かう車の猛スピードが目立つ。抑止効果にもなるので、取り締まりはありがたい」と話していた。

 石巻署では、石巻市内でも同様の取り締まりを実施していく意向だという。【本庄雅之】


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