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和の心が生む本格手打ち|そば処・岩手屋(東松島市矢本)

 JR矢本駅から徒歩1分。岩手屋(千葉芙義店主)は毎日早朝から石臼(うす)でそばの実を自家製粉し、そば粉8割、つなぎとなる小麦粉2割で「二八そば」を打つ。

岩手屋①

JR矢本駅近くでアクセス性も良い。裏側に駐車場を完備

厳選素材を自家製粉

 前身は大衆食堂。二代目の千葉さんは東京で修行し、昭和46年ごろから手打ちそばを看板に掲げた。そばの実は北海道、山形県、福島県、福井県から旬に合わせて仕入れ、品質に目を光らす。

 そばつゆは地元産のしょう油とかつおだしを使っており、昔の江戸前そばに習ってつけつゆは濃い目。手打ちそばに絡みやすいので少しずつつけるのがおすすめだが、最初からそば湯が付くので好みで使い分けできるのが特徴だ

岩手屋 ②

定番の天ざるそば。サクサクの天ぷらとそばののど越しを楽しむ

 天ざるそば(税込み1900円)は、純正ごま油を使ってエビやキス、季節の野菜を揚げており、サクサクした食感が楽しめる。良質な油だけに体に優しい。季節限定の梅おろしそば(1050円)は農家が作った自家製梅を惜しみなく使っており、さっぱり感が人気を呼ぶ。

 そば以外にもうどんやラーメン、定食類などメニューは豊富。三代目を担う長男文範さんも力をつけ、将来は看板を背負う。千葉さんは「手打ちが生み出すそばの味と香り、そして地元素材で仕上げたダシがきいたつゆを楽しんで下さい」と呼び掛けていた。

岩手屋 ③

季節限定の梅おろしそばは、さっぱり感が売り

お店情報

そば処・岩手屋

▽住所=東松島市矢本字栄町36
▽電話=0225-82-3124
▽営業時間=11~15時、17~20時。木曜定休。


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