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第2回 石コレファッションショー 年齢はカラットに例えて 

 石巻在住の60歳以上の男女がモデルに挑戦する「第2回ISHI(石)コレファッションショー」が19日、マルホンまきあーとテラスで行われた。一昨年に初開催され、話題を呼んだイベントであり、今回は20人のシニアが輝きを放った。

夢競った平均70.9歳

 第1部はモデルでトータルビューティーコーチの相澤和子さんのファッション講座。第2部がシニアモデルによるランウェイショーとなり、出場者の年齢を「カラット」と表現し、積み重ねた経験や知識をダイヤモンドになぞらえた。

 トップで登場した金太くん(63)、カンちゃん(62)、ミッちゃん(67)の3人は、カラフルな衣装が目を引いた。ゆうちゃん(68)のドレスは娘が結婚披露宴で着たもの。「これを着ることが全てでした」とゆうちゃん。「最後までドキドキだった」と言いながら、堂々のウオーキングを披露した後は5人の孫と記念撮影した。

 女性16人、男性4人の参加者は60歳から82歳まで。平均年齢は70.9歳。6人は前回に続いての出場だ。

フィナーレを飾った3人

 最高齢82歳の浜のけいちゃんは、牡鹿半島の牧浜でカキ養殖に携わって57年。東京の文化服装学院で学び、服飾業に勤めたこともあったが、家業でUターンした。着物をリフォームしたドレスをまとい、「一度ファッションショーに出てみたかった。うれしかった」と夢をかなえ、最高の笑顔を見せた。

ビューティーコーチらと最後は記念撮影した参加者

 昨年夫を病気で亡くし、友人に誘われたミッちゃん(67)、第1回を見て「自分も冒険したい」と思ったミコちゃん(69)らそれぞれが熱い思いをステージで弾けさせた。主催の石巻市芸術文化振興財団は来年も開く考えだ。【本庄雅之】





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