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門脇中学校 74年の歴史に幕 4月から石巻中に統合 校庭に記念碑 閉校式で感謝

 石巻市立門脇中学校の閉校式が20日、同校体育館であり、最後の門中生112人が校舎に別れを告げた。少子化に加え、東日本大震災の影響で平成27年に門脇小学校が閉校。生徒数の減少で部活動が困難になるなど、保護者からの要望もあって市教育委員会が学区を再編、隣接の石巻中学校への統合が決まった。昭和22年4月に創立した伝統校は、惜しまれながらも来月末に74年の歴史に幕を下ろす。【本庄雅之】

note用ド門中閉校式の演舞 (2)

 コロナ禍で出席者は市や学校関係者、全校生徒のほか、保護者は各家庭1人に限定。式辞で亀山紘市長はこれまで同校を支えてきた関係者に感謝し、「築いてきた自信と誇りは石巻中学校に引き継いでいかれるものと確信している。楽しい学校生活を送ってほしい」と生徒に語り掛けた。

 校旗返納後、千葉正人校長は、コロナ禍にもめげずに学校生活に全力を傾けた生徒をたたえ「先輩方が困難を克服してきたように柏陵魂の精神を、1、2年生は石巻中で、3年生は進学先の新しい生活に反映して輝かしい未来に活躍することを期待する」とエールを送った。

門中閉校式校旗返納

ステージでは校旗返納などが行われた

 その後、スライド写真で74年間の思い出を振り返り、運動会や部活動に励む生徒の元気な姿を映した。アトラクションではさまざまな行事で盛り上げ役を担ってきた3年生が空手演舞を披露。1、2年生の分は事前収録した映像が流され、ステージには3年生のみ登壇し、万感の思いで最後の演舞に魂を込めた。

note用ド門中閉校式の演舞 (1)

 前生徒会長の小泉侑也さん(15)は「私たちは門中の思い出を胸に、これからも日々頑張っていく」と力強くメッセージを発し、最後は全員で「ありがとうございました」と声をそろえた。

 この後、校庭に建立された記念碑の除幕式があった。碑には略年譜と校歌の歌詞が刻まれ、スマートフォンなどにQRコードをかざすと、生徒が校歌を歌う映像が視聴できる。

門中閉校式記念碑

記念碑を前にみんなで記念撮影

 なお、来月6日に同校体育館で最後の卒業式が行われる。

 震災後、門中生と交流のあった室伏広治スポーツ庁長官は、この日、「門脇中学校の記憶は人々の記憶に残り続け、被災地復興の灯火としてこれからも輝き続ける」とコメントを寄せた。


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