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返礼品にマンホールふた 東松島市・ふるさと納税 ブルーインパルス柄で興味

 東松島市は、9月からふるさと納税の返礼品に、ブルーインパルスをデザインしたマンホールのふたと、同市産の酒米を使った純米大吟醸酒「想~kokyo~」を加え、納税サイト「ふるさとチョイス」への掲載を開始した。マンホールのふたを返礼品とする取り組みは県内でも初めて。東京五輪などで関心が高まっているブルーインパルスのデザインを生かし、話題性に富んだ返礼品で、納税者の関心を集めていく。

 マンホールのふたは金属製で直径60センチ、重さ約35キロの円形。仙石線矢本駅前から航空自衛隊松島基地を南北に結ぶ市道(通称・ブルーインパルス通り)に設置されているマンホールのふたと同じデザインとなっている。

 こうしたマンホールのふたを返礼品とするのは全国的に先例があり、東北では秋田県内で見られるという。マンホールのふたはコレクションカードにもなるほどファンが多い。

トリミング マンホール

返礼品に加わったブルーインパルスマンホールのふた

 そこで知名度が高いブルーインパルスに着目し、航空ファンの関心を集めようと、一般社団法人東松島みらいとし機構が選んだ。ふるさと納税での該当寄付金額は50万円。9月末ごろには楽天の納税サイトでも返礼品として取り扱う。申し込みを受けた段階で、その都度、受注生産していく。

 純米大吟醸酒「想~kokyo~」(720ミリリットル、納税寄付額1万円)とマンホールのふたを加え、同市の返礼品は全143品目。昨年のふるさと納税総額は約6億5千万円(約5万5千件)。主力となっていた「厚切り牛タン」は、海外情勢に伴い原料の入手が難しくなっており、新たな主力が求められているという。

 市は「今回の2つの返礼品はいずれもブルーインパルスがデザインされている。関心が集まることを期待したい」と語っていた。【横井康彦】


渋谷の大型ビジョン 都心で東松島アピール
移住定住促す動画放映

 東松島市に移住、定住を促す動画が東京都渋谷区のスクランブル交差点の大型ビジョンで放映されている。同市に拠点を置き、東京五輪・パラリンピックの開会日に都心を飛んだブルーインパルスの飛行が目を引く。

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1日に計48回放映されている東松島のPR動画(読者提供)

 動画は移住コーディネーターの関口雅代さんがデザインし、歌は同市出身のシンガーソングライターの橋本桃子さん。6機のブルーが編隊飛行で青空を高く飛び、市移住・定住情報サイト「ひがまつ暮らし」を紹介する15秒間の映像作品だ。

 放映されているのは渋谷センター街入り口にあるDHC大型ビジョン。交差点で信号待ちをしている歩行者の目に入りやすい場所にあり、公式ホームページによれば1週間で300万人以上の視線を集める注目率の高さという。

 コマーシャルや一般情報を繰り返し流しており、東松島市の動画は9月1日から30日までの1カ月間、1日48回(1時間4回)放送されている。また、市では東京メトロの全車両内に移住、定住を呼び掛けるPR広告も掲示するなど都心で大規模なキャンペーンを展開している。【外処健一】


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