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規模拡大し基地見学会 ブルーインパルス間近に 親子で夏の思い出

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、航空祭や震災関連式典が中止となっていた航空自衛隊松島基地で18―23日、石巻圏域の子どもらを招いた基地見学会が開かれた。18―21日は、震災復興の歩みをまとめたパネル展示や訓練飛行を見学。22日は、格納庫で戦闘機や練習機を間近で見たほか、鉄道を模した車両に乗って管制塔や滑走路、ドローン訓練の様子を楽しんだ。【横井康彦】

ブルー基地見学 (68)

ブルーインパルスを間近で見学した

 22日は午前、午後各50人が参加。午前の部では、10人5班に分かれて格納庫などを見学。F2戦闘機やブルーインパルスなどが間近で見学でき、東日本大震災の津波で被災した機体のコクピットを活用した操縦席見学も楽しんだ。

〇ブルー基地見学 note用 (2)

F2戦闘機の前では子どもも大人も大興奮

 格納庫2階には、機体の紹介や震災当時の被災状況、復旧復興への歩みをまとめた写真パネルも並んだ。各班には隊員が付き、機体について説明。東京五輪の聖火到着式や新型コロナ対応にあたる医療従事者の応援時に6機で飛行したブルーインパルスだが、「昨年からのエンジン交換の影響で、現在訓練時は4機としている」「操縦者はどの機番にも乗る可能性があるが、整備をする人は専属。機体左側に名前が記載されている」などマメ知識を紹介した。

〇ブルー基地見学 note用 (1)

列車型の車両に乗り込んで基地内を巡った

 家族5人で参加した鳴瀬桜華小6年の相澤柊希さん(11)は「F2を近くで見ることができ迫力があった。戦闘機は色もかっこいい」と興奮気味。家族4人で来た石巻市井内の宮本敦司さん(41)は「本来航空祭で飛行機を見せて子どもの思い出にしたかった。きょうは近い距離で機体を見学でき、子どもも大喜び。詳しい説明も受けられて楽しかった」と語っていた。

 松島基地では「通常の基地見学の機会を設けているので、ぜひ参加してほしい」と語っていた。


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