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矢本門脇線が全線開通へ 「定川復興大橋」完成 接続の門脇流留線は施工中

 東松島市矢本の西部と石巻市門脇地区を結ぶ都市計画道路矢本門脇線の一部で、定川にかかる新設橋「定川復興大橋」を含む0.8キロ区間の整備が完了し、23日に開通式が行われる。路線延長は3.98キロ。昨年8月に3.2キロ分が供用開始され、橋の完成で全面開通となる。石巻市側の都市計画道路門脇流留線と結ばれるが、門脇工区の施工が続いており、当面は県道石巻港インター線との接続路までの通行となる。【横井康彦】

23日供用開始

 矢本門脇線は、東松島市矢本字一本杉の国道45号から石巻市門脇字元明神地区に至る路線で、県が平成24年から整備を始めた。総事業費は56億円で、復興交付金を活用。門脇流留線と接続し、沿線の防災集団移転地と市街地各地区、大曲漁港と石巻市の水産加工団地などを結ぶ主要幹線の役割を成す。

定川復興大橋(東松島市から石巻市を望む)

供用開始される定川復興大橋(東部土木事務所提供)

 今回完成した大橋は、長さ192メートル、幅員10.5メートル(車道各3メートル、歩道3.5メートル)で事業費は約26億円。色調も松島基地のブルーインパルス風の色に仕上げ、橋名板4種類は大曲小の児童が手掛けた。開通式は大橋で行い、車両の通行は午後3時から。

 一方、石巻市門脇元明神地区から同市魚町三丁目につながる門脇流留線(延長7.9キロ)は、魚町工区(同2.6キロ)が昨秋完成したが、南浜工区(同1.1キロ)、門脇工区(同4.2キロ)は工事に時間がかかっている。

note用松ヶ島橋(宮戸から野蒜を望む)

同日開通する県道奥松島松島公園線宮戸復興道路(東部土木事務所提供)

 なお、23日は野蒜地区と宮戸地区を結ぶ県道奥松島松島公園線宮戸復興道路(延長1.1キロ)の一部の松ヶ島橋(同78.6メートル)も午後4時から供用開始となる。


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