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支部長に森下千里氏選任 自民宮城5区 次期衆院選「この地に恩返しを」

 自民党宮城第5選挙区支部は14日、空席となっていた支部長に元タレントの森下千里氏(39)を選任した。支部長は次期衆院選で石巻地方を含む同選挙区の公認候補者。今月末に県連で決定し、党本部への申請を経て正式に就任となる。【熊谷利勝】

 石巻市内で選挙区内の各地域支部長と幹事長、県議団の会議があり、閉会後、5区支部長に選任された森下氏と、5区支部長を代行してきた西村明宏県連会長が記者会見した。

 森下氏は名古屋市出身、名古屋学院大学中退。テレビや映画で活躍してきたが、おととし芸能界を退き、企業の広報動画や日本文化を発信する短編番組制作に携わっていた。女優デビューが石巻にゆかりのある石ノ森章太郎氏原作の仮面ライダーシリーズであり、震災後に支援チャリティーに参加し、個人的にも石巻に足を運んできたという。

森下千里 自民宮城5区支部長選出会見 (25)

記者会見に臨む森下氏(石巻グランドホテル)

 「石巻の方から本当の復興はまだまだで、絆が分断されてさみしいと聞いた。正義とは何かを自身に問いかけるうちに町議会議員だった祖父や叔父の姿を思い出し、人のため地域のため、国のためになりたい、そしてこの地に恩返しをしたいと決断した」と政治を志した経緯を語った。その上で「皆さんがどんな思いをされてきたかを聞くことを大切にしたい」と寄り添う姿勢を示した。

 衆院選宮城5区は安住淳氏(59)=立憲民主党=が連続8回当選しており、森下氏は「5区を盛り上げることを課題としたい。胸を借りるつもりで頑張りたい」と語った。

 関係者によると、森下氏は近く石巻市に住所を移す。


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