石巻高校でクラスター　生徒6人感染　入院患者は過去最多更新

　県内では18日、石巻市の5人、東松島市の1人を含む計35人が新型コロナウイルスに感染した。石巻地方の感染者はいずれも石巻高校の男子生徒で、県は同校でクラスター（感染者集団）が発生したと認定した。同市内でのクラスターは昨年12月4日に食料品製造工場での発生以来4例目。同市の陽性者累計は115人、東松島市では19人、県内では2984人となった。【山口紘史】

　石巻高の6人はすでに感染が確認されていた人の濃厚接触者で、17日に陽性が判明した。6人中2人は無症状。県は複数人が近い距離で運動を行っていた状況があったと推測しているが、同一施設内の接触者は特定できているという。いずれも入院先を調整している。

　同校は17日に校舎などの消毒作業を実施し、18―20日を臨時休校とした。感染防止のため期間中は敷地内立ち入り禁止となる。

　同日は石巻高のほか、利府高と、気仙沼市内の高齢者施設でもクラスターが発生し、県内では計58例となった。また仙台市は入院していた90代女性の死亡も発表し、県内の死者累計は21人となった。

　18日夜時点で県内の医療機関に入院している患者は143人で過去最多となり、重症者は7人。病床（217床）占有率は65.9％。また入院先調整中、宿泊・自宅療養中の患者も計467人おり、過去最多となっている。

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