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庶民のための江戸時代! 労働時間は一日3~4時間! 物はなくても精神的な豊かさがあった時代。 衣食住編 賢者は歴史に学ぶシリーズ⑨

前回は、江戸の政策で誤解されがちな
④士農工商
⑤役人
⑥年貢 
⑦生類憐みの令1687年
⑧天保改革1841年
を説明しました。
まだ読んでいない方はこちらから。

今回は江戸時代の庶民の生活に
フォーカスします。
貧しい生活を強いられ
食べられないつらさに苦しんでいたのは
明治維新になってから。
戦争だらけの世の中になってからです。

江戸時代の庶民は、時間に追われることなく
ゆったりとしていました。
今みたいに時間に追われることもなく
仕事も残業はなし。
自分で今日はもういいかなと思ったら
後の時間は好きにして過ごす。
電気もないので暗くなったら帰る。
そんな生活です。
今みたいに長く働くことに
価値をおいてはいませんでした。
休み時間やご飯の時間まで決められて
朝から晩まで働いている現代社会のほうが
大変だし、苦しい生活をしていると
思います。
そして、お金を多くもたなくても
生きていた江戸の人たち。
ほとんどのものは自分たちでつくり
あとはご近所同士で必要なものを
物々交換をしていました。
例えば、野菜を多く作りすぎたので
ご近所に分けたり、村の人たちで
家を建てたり、修理をしたり
子どももご近所同士で
助け合いながら子育てしていました。
自分の子どもも他人の子どもも
関係なく、みんなの子どもとして
育てていました。
だから、お金を多く持たなくても
豊かに生活できていました。
物が少ない=貧乏という
現代社会の価値観なら、江戸の人達は
必要最小限のものしか持たなかったので
貧乏ということになりますが
心の豊かさはありました。
日々の生活を楽しむ余裕がありました。
このように江戸時代の庶民(地方も含めて)は
お金をほとんど使っていませんでしたが
ただ、江戸の後期しかも、大都市の江戸
大阪の庶民になるとお金を使い始めて
いたそうです。
江戸時代の人達は貧乏で常にお金に
困っていたのではなく
正しくは、ご近所同士の助け合いがあり
生活に必要なものは
自分達でほとんどつくっていたので
多くのお金を必要とはしなかったですね。

あと、誤解があるのは結婚です。
江戸の女性は結婚したら
どんなことがあっても
夫に仕え、貞操を重んじ固く身を守り
それが脅かされたときには死を選ぶ・・
これは一部の人たちだけで
庶民には関係ありませんでした。
女性が一方的に虐げられていたのも
後からのつくり話で
実際は女性が威張っていて強かったそうです。
あと、再婚率も高く、江戸時代は
男女関係や性に関しておおらかでした。
三下り半は怖いものではなく
離婚証明書みたいなもので
「離婚したので再婚してください」
という感じのものだったそうです。

一般庶民はフリーセ○○スを
楽しんでいました。
お互いにその気になればOK!
知らない男女でも混浴でお風呂に
入っていました。
だから、お金を払って
セ○○スをするためだけに遊郭に
行く必要はなく
粋な遊びとして遊郭に
行っていました。
パートナーがいる人はあまり違う人と
しなかったけど、今の現代社会のように
不倫や浮気に批難が集中することはなく
嫌になったら、結婚していても
さっさと別れて次の人と一緒になるのが
当たり前でした。
子どもが出来たら「あなたの子よ」と伝えて
相手も本当かどうか分からないけど
「そうですか」と引き受ける。
子どもが自分の子かどうかは
気にならなかったのです。
なぜなら、所有しているものが
少なかったし、共有という考え方が
大きかったから。
江戸時代の一般庶民は生活で
暮らすのに必要なものしか持たない
ミニマリストで有名ですよね。
だから、貧乏だとも
言われてしまったのですが。
そして、共有という考えが江戸の人達は
大きかったので、自分の子でなくても
好きな人の子どもは自分の子どもとして
大切に育てたし、周りの人たちも
子どもはみんなで育てるものという
共通意識がありました。
しかし、これは江戸の一般庶民の話で
公家階級や大名階級は
DNAや家制度をとても大切にしていました。
時代劇で庶民もそうだと
描かれてしまったことで大きな
誤解が生まれたのです。

そして、遊郭の誤解。
「貧しい農家の娘がお金のために売られて
無理やり働かされた」
これも事実と違います。
遊郭はくらーい、つらーいところではなく
今でいうところのサロン(社交場)。
実際は明るく楽しい場だったそうです。
お客さんは女性を相手にお酒や食事や
会話を楽しんでゆったりと
時間を過ごすことが目的でした。
もちろん、セ○○ス目当てで行く人も
いましたが、それは遊郭の女性次第。
お客さんを選ぶ自由が女性にはありました。
女性がOKならするし
女性が嫌だと思ったら
断ることができました。
だから、お客さんは女性に
気に入られるように努力したそうです。
だから、遊郭の女性は虐げられたり
差別されたりしなくて
立派な職業の1つとみなされていました。
地方から江戸の大きな遊郭に
娘が売られた話は
「売られた」のではなく
「スカウトされた」のが本当の話です。
スカウトとは、遊郭には
スカウトマンがいたそうで
地方に出向いて遊郭で働きたい女の子を
探しに行ったそうです。地方で
「華やかな都会で働きたい」
そう思った子に対してスカウトして
遊郭に連れてきたのが真相です。
「都会に憧れて地方から出てきました」
みたいな感覚です。

体罰は意味がないという
江戸時代の教育の共通認識!!
すごすぎる!!
政府に頼らない←ここポイント!!
江戸の寺子屋の復活が
今の時代必要だと思います。
マ○ク必須、食事中会話禁止の現代の
おかしい教育はいらないと思います。

江戸時代、世界から驚かれることの1つに
脅威の識字率の高さがありました。
幕末期の大都市では、男女とも
識字率が90%に達していたそう。
男の子だけでなく、女の子もなんて
当時の世界からみたらすごいですよね。
私は、識字率の高さに江戸が庶民のための
時代だったとみることができると思いました。
このシリーズを最初から読んでくれた人は
もしかして分かると思いますが
支配者にとっての弱点、脅威となるものは
何でしょうか?
それは文字です。
文字は支配者にとってとても脅威です。
伝言ゲームなので分かるように
口頭で伝えると途中からあやふやになったり
間違ったりしますよね。
ところが、文字は間違うことなく
ダイレクトに伝わります。
支配者のやり口や批難を
誰かが書いて本に残したら
それは捨てられない限り
永久に誰かが見ることができます。
そして、それを拡散されたら
支配者にとって脅威ですよね。
庶民が文字を書ける、読めるというのは
支配者側にとってかなり
リスクがある状況なのです。
それにもかかわらず
江戸の人達の識字率が高かったのは
江戸時代が庶民のための時代だった証
の気がします。

花見→花火→月見や紅葉→雪遊びと
四季を楽しんでいた江戸の人達。
今の日本人よりも 四季を楽しみ、
日常生活を楽しんでいるように感じました。
子供も女性も夜遊びOKなんて
江戸の治安が本当に
よくないとできませんよね。

火薬という軍事利用にできるものを
花火に使うなんて、平和な時代だから
できることだなと思います。
花火を娯楽にできるのは平和の証ですよね。

もしかして、今の現代社会よりも
いいものを食べている気がします。
そのときの旬の素材を料理して
食べていた江戸の人たち。
もちろん添加物なし
化学調味料なしです。

江戸の循環型社会のすごさがよく分かります。
すべてを無駄にしないで、循環させる。
今の現代社会みたいに
大量生産大量廃棄ではなく
必要なものを必要なだけ。
物が豊かになれば心が豊かになる
それは幻想だと
この現代社会を生きたことで
私は感じました。
江戸時代から学ぶことは多くあると思いました。

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noteではなかなか伝えられない
情報をお伝えしているので
よかったらご覧ください。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
この宇宙に1つしかない
オリジナルでスペシャルなあなたに
このメッセージが届けられたことに
感謝を込めて。

次回は明治維新です。
明治維新は外国勢力に支配された
一部の権力者のための国づくりです。
そして、首謀者はお札の顔にもなった
あの人!!
明治維新後、国民の生活が貧しく
苦しくなったのは歴史を振り返っても
明らかです。
どのように侵略されてしまったのか
支配者の手口をお伝えします。
それと同じことが
実は今の日本でも起きています。
真実を知ることで今の自分の
立ち位置が見えてくると思います。
次も読んでもらえると嬉しいです。

参考文献

#江戸時代 #遊郭 #寺子屋 #江戸
#花火 #教育 #歴史 #賢者は歴史に学ぶシリーズ


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