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アルモンデごはん 春分の扉を開いて先へ先へ

ぎっくり腰が治っても、なんだかすっきりしない身体。久しぶりに全身を動かしてみたら、びっくりするほど可動域が狭くなっていました。私の身体、いつからこんな風になっていたんだろう。
15年以上続けていたヨガから遠ざかり早2年。定期的にしていた散歩も月イチするかしないか。完全なる運動不足です。今この瞬間が一番若いのだから、すぐメンテナンスを始めないと!と、毎朝10分のヨガから始めています。身体の柔軟さは思考の柔軟性と連動しています。つまり今、私の思考はカッチコチってこと。はぁ、思い当たる節ありまくり。春分という大きな節目が私自身の節目であったと、数ヶ月後に変化を感じられるように。さ、先へ進もう。


春分前と春分後のごはん


<3月18日>

腐らない限り食べる

野菜室を中心に、台所の食材食べきりチャレンジをしています。今年の冬はかぶに恵まれていて、食べても食べてもまた届くという幸せループにハマっていました。一時期は野菜室がカブだらけなんてこともありましたが、いよいよ残り僅かに。何週間前に届いたかわからない水分がぬけてしまったカブは、ゆっくり煮込んで味を染み込ませます。鍋に薄切りのかぶを並べて豚肉をのせ、コチュジャンと醤油でコトコト。甘辛味が染み込んでとろりとなったかぶを豚肉で包んで食べると…最高!コチュジャンの辛さも醤油の塩味も、全てはかぶの甘さを引き出すためのもの。豚肉すらも脇役になるほど、かぶの旨さが引き立つ一皿でした。


<3月19日> 

春巻き撮るのは難しいのよ

この冬、常時野菜室に鎮座していたねぎの青いとこ。暖かくなるにつれて繊維が太く固くなってきています。でもね、しっかり火を通してもシャキシャキ感が消えない今の感じ、結構好き。ねぎの青いとこと豚ひき肉で春巻きを作ろうとしたのですが、お肉もねぎも思ったより少量で皮が使いきれないかもしれない…。急遽、菊芋を茹でて軽く潰して投入したのですが、これが大正解。菊芋のトロシャキ食感とネギの組合せも良し、いただきもののカレー塩麹の味付けも良しで、たったまま3本ペロリと平らげてしまったのでした。春巻きってなんでも包み込んで美味しくまとめてくれるから、すごい。


<3月20日> 

菊芋はまだまだあるよ

昨日の春巻きがきっかけで、菊芋とスパイスの組み合わせをもっと食べたい!という衝動に駆られ、菊芋のスパイスカレーを作りました。これまた美味しかったなぁ。私の基本のカレーの材料は本当にシンプルです。スパイスはクミンシードとマスタードシード、カレー粉。そして生姜とニンニクのみじん切り。ここに今家にある野菜と、あれば油揚げやお肉などのタンパク質を加えて、さっと煮込んだら出来上がりです。今回はこの基本の材料に、菊芋と再び仕事場からもらってきた長ネギの青いとこで作りました。仕上げにほんの少し残っていた豆乳も加えて、ちょっぴりマイルドに。キノウノデジャヴ!?って感じのメニューですが、全く問題なし。飽きのこない簡単スパイスカレーが大好きです。



<3月21日> 

茹で魚は無限の可能性

相変わらず茹で魚を楽しんでいます。この日は半額になった鮭に、新玉ねぎの酢漬けを添えて。この組み合わせがすごく好みで、実はもう1切れ食べてました。魚は0カロリーだって信じてる(信じたい)。新玉ねぎの時期になると、我が家の冷蔵庫には酢漬け玉ねぎが常備されます。薬味的にも使えるし、サラダの具材にもドレッシングにも展開できる優れもの。酢の酸味は、新玉ねぎの辛味を和らげて甘さを引き出してくれるので、玉ねぎの辛さが苦手って方にもおすすめ。玉ねぎの酢漬けだけをモリモリ食べちゃうくらい好き。今年もその季節がやってきた。春、待ってたよー!


<3月22日> 

ワントーンの料理が好き

イカがおいしいんですよ。先々週のアルモンデごはんでもイカにハマっていると綴りましたが、そちら続いております。この日はヤリイカ(閉店前で一杯半額)をさっと茹でて新玉ねぎと一緒にホワイトバルサミコ酢でマリネしました。真っ白なマリネ。私、同色料理が大好きなんです。料理のワントーンコーデといったらいいのかな。白と白、赤と赤、緑と緑。同じ色の食材って相性抜群。このイカと新玉の真っ白マリネも、ふぅ…とため息が出るほどに美味しい。見た目に違わず爽やかな味わいで、噛み締めるたびに身体が浄化されていく気すらしています。
ちなみに私の愛してやまないこちらのバルサミコ酢。酸味と甘味のバランスが絶妙で、あらゆる料理の味をここ!ってところに整えてくれる優れものなんです。もう10年以上、我が家の台所に欠かせない調味料のひとつ。偏愛調味料はいつでも私の料理を助けてくれます。いつもありがとう。


<3月23日> 

タンパク質多め

お弁当を持ってお仕事へ。野菜室の食べきりにチャレンジ中なのですが、色味のあるものが欲しくて、昨日菜の花を購入してきました。蕾の黄色が春らしくて気分が上がります。そんな菜の花はさっと茹でて塩昆布と和える、我が家の春の定番料理に。がんもどきのおかずは、大量の生姜をしりしりして干からびていたかぶと一緒にゆっくり煮込んだもの。生姜が辛味から甘味要員へと変わり、お弁当のおかずにぴったりな甘辛味になりました。塩麹に漬けておいた豚肉は茹でてさっぱりと。バッグに大好物の詰まったお弁当がある安心感たらすごい。その存在があるだけで仕事も頑張れちゃう。パワーの源を自分で作れる私、無敵かも。


<3月24日>

桜が待ち遠しいな

3月の料理教室DAY。今月のテーマは乾物で行楽弁当を作ろう!
月イチ開催しているこのクラス、奇数月はVEGAN料理。この日は野菜と乾物で9品作りました。私が主催する料理教室は、事前にメニューをお伝えしていませんし、当日もレシピをお配りしていません。その日あるもので、その日来てくださった方達が食べたいものをみんなで作る、そんな料理教室です。
この日のお弁当に使った乾物は、韓国春雨、海苔、青のり、塩昆布、きくらげ、アーモンド、ドライトマト、オートミール、車麩、高野豆腐、白黒ごま。ひとつのお弁当箱の中にこれだけの乾物が入っているなんて、気付きませんよね?少人数でワイワイ話しながら、味見しながら、お互いを褒め合いながら作った、みんなのお弁当。お腹も気持ちも満たされる味でした。
この日参加してくださった方々は、とにかく多才!美味しいお店情報や、今学んでいることなど、話を伺いながらたくさん刺激を受けました。教えながら学ぶ。そんな空間と時間を、ありがとうございました。

「食べるの始末」というオンラインでのパーソナル料理教室をしています。“1ヶ月間に3回のオンラインレッスン”+“1ヶ月間LINEでのごはん作りサポート”。
私を利用して料理の楽しさを掴んでください!おうちにアルモンデ、自由に自分が食べたいものを作れるようになれます。
何をするのか想像もつかない、興味はあるけど詳しく説明してほしいという方に向けて、体験レッスンをご用意しています。
私の悩みは「食べるの始末」で解決できるの?どこまでやってもらえるの?どんな疑問も承ります。体験レッスンでいいなと感じていただけたら、1ヶ月のクラスにお申し込み下さい。「食べるの始末」はこんな料理ができたらいいなを叶えるクラスです。


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