自分が年取ることへのどーしよーもない不安

やたらと自戒の文句に『自分はもう若くない』と思うようになった。
ここ2年くらい。

なにかに文句を抱くのは結構ラクだ。
それを口に出すのはもっとラク。
体力も使わないし、気晴らしになってしまう。

が、それに一体何円の価値があるんだろうかと思う。
むしろ何万円の損失があるんじゃないか?と。

そう思うことで自分を抑えている。
文句たれの自分を。
根拠に乏しい自分の感情の発露になってないか?と。
それは『文句』に及ばぬ『愚痴』だって。

愚痴が意味のある意見、文句になるには根拠がいる。
根拠はバランスのいい行動が育てると思う。
座学だけじゃたりない。
現場、現実を見ることが大切。
実際の意見を聞くことも。
それには相応に体力がいる。

だから、その体力がなくなって過去に頼ると不味いのだ。
根拠が老けると老害の意見になるから。
こいつが怖い。

昔見聞きしたことは昔の常識に過ぎないのに。
それを地盤にしちゃってるから超怖い。
怖いから余計に言い張りたくなる。
そうして老害になっていくんじゃないかと僕は怖い。
きっと誰もがそのリスクを帯びているんじゃないかと思って自分を抑えている。
僕だけじゃねえと。

思っちまったんだ。
10代の子たちが羨ましいって。
きらびやかで。
こんな色々不安をあおる物が多い中をよく強く生きていると。
危ねえよ。
ナニサマだ僕は。

そんな彼らに恥ずかしくないようにありたいと思って自分を押し止めている。
その体力があるのか、ないのか。
高望みで自分のことを過大評価してるのか、そうじゃないのか。

迷ってあがいていられるうちはきっと、まだ僕は若いのかも。
あがくのは痛いし辛いけどね。
さっさとじじいになってしまいたくもある。

だから、歳を取りたくもあり、取りたくもなし。
答えはない。
いっそ答えがないうちが花なのかもしれない。
そう思おう。

"完璧"とは"絶望"だヨ。
なんてセリフもあるくらいだから。

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