喜多川 泰「運転者 未来を変える過去からの使者」
喜多川泰さんの小説「運転者 未来を変える過去からの使者」を読んだ。
帯のキャッチコピーに惹かれて読んだのだけれど、すごく面白くてあっという間に読み終わってしまった。
主人公の修一は、保険の営業マン。
突然、大量の契約解除をされてしまい、給料は減る、ボーナスも期待できない、家族旅行も危うい、娘は不登校・・・。
と、問題を抱えて行き詰まっているところに一台のタクシーが現れる。
修一の運を好転させる場所に連れて行くのが仕事だという運転手は、メーターの数字がゼロになるまで無