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初恋と失恋

どうも。ひびっきーといいます。

これを書いている2023年夏時点、
私は17歳の高校3年。受験生真っ只中である。
現役で受かる可能性は正直薄い。
受験期突入直前に酷くメンタルを痛めた
後遺症のようなものがある。
それについて自分語りしよう。


出会い

高校1年生の冬。私はとある愛知県の塾に通っているのだが、月2回のみ、高1の一月から
某国立大学志望の人向けの英語と数学の
対策授業が高3まであるコースがある。
(以下、特進もしくは特進コースと呼ぶ)
私は特進コースの生徒になった。
特進の授業は名古屋駅近くの校舎であった。
いつも通ってる校舎から特進に通っていたのは、同じクラスだと私ともう1人だけであった。そのもう1人の子(以下、nちゃんと呼ぶ)
は話したことはなかったが認識はしているくらいだった。高校の偏差値は私よりほんの少し上といったところだ。中3の時の私が仮にそこを受けていても余裕で受かっている。
(以下、nちゃんの高校をW高校とする。)
nちゃんと中学が同じ友達が私の高校に何人かいる。(以下、私の高校はG高校とする。)
そのうちの1人に
「nって人知ってる?」となんとなく聞いた。
その後紆余曲折あって私とnはインスタで繋がった。顔がタイプだったので嬉しかった。
その次の特進の授業の帰りは、名古屋駅からの帰りの方面が私もnも一緒だったので数学の復習を一緒に電車でしながら帰った。
私はコミュ障だが、吃音が主な原因なので一度喋り出せばスピードに気をつければそこまで問題はない。私の数学の説明は分かりやすいらしくとても感謝された。満員電車だったので隣に座っていたnの密着具合がヤバかった。
私のような陰キャの相手をしてくれて愛想がとてもよく、お互いどちらも理系。
その日は岐路に着いた後も次の日も頭の中は完全にnのことしかなかったまである。

〜高2夏

特進の授業が始まる前まで、nは名古屋駅の近くで勉強しながら暇を潰せる場所が欲しいと私にdmしてきた。その次の特進がある日に、
私とnはとあるスタバの店舗に行き、そこで勉強するようになった。高校がお互い違うので、そこからは(入店タイミングが違うから)同じ席ではないものの同じ時間に勉強していた。
女子を連れてスタバ行くなんて俺にできたんだって思った。
同時期に私は乃木坂の曲を聴き始めた。
男の友達に乃木オタはそれなりにいるが、私は昔からアイドルに抵抗感があり避けていた。
nがかなりの乃木オタで強くおすすめしてくれたので私は簡単に押し負けた。有名な曲なら歌詞さえあればカラオケで歌えるレベルだ。
共通の話題ができたのが嬉しかっただけだ。

高2六月初頭(2022年6月)
nを私に紹介した友人と私がとあることで衝突した。この件にnはほぼ関係ないが、
私はその友人を
インスタのストーリーで社会的に消した。
これの詳細は割愛するが、私は悪いと思っていない。簡単に言うとその友人にガーシー砲みたいなことを私がやっただけだ。
この後に私は一つ懸念があった。
そのインスタのストーリーを見たnにどう思われるのか。やりすぎたなと私も少し思っていたからだ。しかし次の特進の日には、
nが自らその一件のことを喋り出し、とても笑っていたのである。ウケた。良かった。
安堵感が私を包んだ。もしかしたらこの時から実は裏でnに嫌われ始めたのかもしれない。

その次の特進の日、特進の授業が始まる1時間以上前にnがスタバを退店した。時間が早いことに気付かなかった私もつられて退店してしまった。時間がとても余ってることに気付いた私はdmでnに「あと1時間弱どうするの?」
と聞いた。nは時間を1時間早く勘違いしていただけらしいが、スタバにまた入るのも億劫である。もう一杯は腹に入らん。2人で名駅周辺を歩くことになった。
非モテ陰キャの私が最大限できるデートもどきである。
私とnの通っている塾は特進以外は映像授業なのだが、映像授業を見る有線イヤホンをnが買い替えたいといった。それを買いに行った店でたくさんの種類のイヤホンがあった。
なんとなくの流れで俺が色を選んだのである。
女子の買い物に付き添って色で迷ってるから選ぶなんてこともこれが唯一の体験である。
その後に無印とかダイソーとか行った。
とても気さくに話してくれたnに私はこの時点で半年近く心理的に依存していた。

その後外を2人で歩いていたら、突然雨が軽く降り出した。傘を持っていなかった私は屋根まで走ることを提案しようと思ったが、私が発言するより先にnは折りたたみ傘を開いて私に
「入る??」と聞いた。
これに関しては私が非モテだとか陰キャだとか関係ない。男なら誰だってこの時点で落ちます。断言します。その時のその日の特進の帰り道で人生初の相合傘まで体験してしまった。
この時が人生で一番楽しかったのでは?
というレベルである。

〜詰み

私の高校(G高校)は俗にいう"自称進学校"なので
課題や補習がとてもきつい。高2の時の私は自殺した方がましなのではと何度も考えた。
しかしnと月2回一緒に喋って帰れる。
それが私の自殺を止めていたまである。
nと私の共通の知人からもらったnの写真数枚は今も私のスマホのフォルダにあるし、
インスタのdmなどの個チャ履歴は
全てスクショして残っている。
学校の中でたまにそれを見て心を落ち着かせる時があるほど私の心は荒んでいた。

高2秋頃、G高校で昼食の弁当をクラスの男たちで集まって食べている時に事件があった。
私のクラスメートに、nの高校(W高校)の別の女子と付き合っていた奴がいる。そいつとnは仲が良く、そいつと私とそのクラスメートは小学校が同じである。

そのクラスメート「そういえば、〇〇(私)って、nって人ストーカーしてるんでしょ?マジで?www」

私がnのことを好きだったのはクラスの男は知っていたので、私はその瞬間に凍りついた。
他のクラスメートにめちゃくちゃ笑われた。
「こいつの初恋終わりやww」みたいに。
嘘だ、そんなはずがない、私はそう思いたかったが今までの行動がストーカーというわけではないものの、かなりメンヘラじみた所がある自覚はあった。nに対する不信感が募る。

次の特進の日、私は敢えてnに話しかけなかった。もうこれで終わろう。そうしようとした。
しかしnがノリノリで話しかけてきたのである。その時も、その日の帰りも私はnと喋る選択をしてしまった。nの目に嘘がないように見えたのである。クラスの男たちの証言を私は信じなかった。信じたくなかった。

____2022年 クリスマス前日 夜

nに私を紹介した友人からLINEが来た。
今夜通話に来いとのことであった。
少し嫌な予感はしていた。
友人「nからお前に伝言があるらしく、インスタで長文が送られているからそれをコピペして貼る。まあ、お疲れ。」

※原本そのままの切り抜きです。

nがその友人のインスタのdmに
俺にこれを伝えろと送った長文である。
内容は確実に俺のメンタルを破壊するものであり、この上なくショックだった。

しかし人間の防衛規制とは凄いものだ。
これを見た、つまりフラれた直後でも
"直後は"あぁ、そうか。くらいで終わるものだ。精神的なアドレナリンのようなものが出てたみたいだった。クリスマスにはぼっちでカラオケいけるくらいメンタルがあった。

ただそれが引くと話は別。無意識に現実から目を背けて抑圧するのにも限度はある。
年末年始、私は布団の中でずっと篭っていたし、ずっと泣いていた気がする。
私の親はこんなこと知らないので普通にご飯を作ってくれるが、親に内緒で3食を全てトイレでこっそり吐き戻した。食欲は無いし、無気力感でどうにでもなれと思っている。
弱者男性としての第一歩だろう。思想も急激にミソジニーのようなものに染まった。
あんなクソ女忘れてやると思い、親の飲みかけの缶の酒があったので一気した。法律なんて気にする余地すらなかった。それすらも吐き戻した。忘れるどころか忘れられなくなった。
(飲みこんでは無いから法律的にはセーフ...??)

"高2冬休みからは受験生として勉強を本格的に始める"と意気込んでいたのに何一つ達成できなかった。あの精神状況で勉強できる方がおかしい。インスタの裏垢で病みストーリーを無我夢中で書いたり、上のdm切り抜き写真を裏垢に貼ったりした。リアルで同情して欲しかった。
リア友はみんなnの味方だった。そりゃそうだろう。世論は基本女の味方寄りとはいえ、
これは悲しかった。確かに期待して電車で寄ったことはなくはない。毎回寄ったわけじゃないし、なんならあなたのほうから寄ってきたでしょってことだって何回もある。Twitterにもこのことを書いた。精神が乱れていたので見るに耐えない様子だったとは思うが、こっちはリアルとは対照的にみんな慰めてくれた。ただ話を聞いてくれるだけでも有り難かった。

nがnの高校(W高校)の中で、
〇〇(私)をストーカーとして広めた。
私は言いふらされたことは知っていたが、
身内の女子のグループだけだろうと
鷹を括っていた。

しかし、偶然にも私はとある人とゲームの雑談で喋ってします。
その人はW高校のOBかつW高校に弟がいる。(その弟は私とnと同学年)
私はその人がW高校卒と知らずに、偶然にも話題のなかで私のリアルでのあだ名を言ってしまう。それを聞いたその人が
「〇〇ってやつ知ってる。ストーカーやん。」
と言ったのである。W高校全体に俺がストーカーとして知れ渡っているのを知った私はただただ悲しかったとしか言いようがない。

フラれて半年弱、受験期なのに
私はnのことを毎日のように思い出す。
特進の授業は今も健在なのでnと何度も会っている。喋りはしないが、エレベーター2人きりとかになるとマジで死にたくなる。

確かにメンヘラじみた行動や言動はあったかもしれない。嬉しかったのもあるが近づきすぎたのもあるかもしれない。nからは簡単に言うことを聞くお手軽数学教師としか思われてなかったかもしれない。反省点なんか今になれば無限に頭に湧いてくる。
恋愛中の人間の判断力は著しく低下するというデータがあると聞いたことがあるが身をもって実感した。俺が悪く無いわけではないし
nが100%悪いわけでもない。
受験期突入前にこれでメンタルに異常をきたした私は、偏差値はみるみる下がり、
高2までは見下していた奴にも偏差値で抜かれ始めている。特進の日に行ってたスタバに足を一歩入れるだけで頭痛がするし、未だにリア友にこのことで弄られたり煽られる。

"恋愛ゲームみたいなやつで発言の選択肢を間違えまくった奴"そのものだった私の初恋。

好きな人は人生で今現在nのみ。
「大学入ってから良い出会いあるよ!」
「その女が悪かっただけだ!次がある!」
よく言われるし励みにはなるが、
こんな私と付き合いたいとか言い出す女子が
出てきたら怖い。

弱者男性のフェーズまであと少し。

約4500字
読んでくれてありがとうございました。

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