見出し画像

【推し】とは好きになれたことを誇りに思うもの

「お疲れ様。あなたのことを好きになれたことを誇りに思います」
アニメを見終えたとき、そんな気持ちが芽生えてきたから驚いた。

ボロボロ涙を流したから顔はぐちゃぐちゃで、ご飯を見ながら食べようかと、左手にはホタテの刺身が入ったパックを持ち、右手に持っていた箸は一向に進まず。

最近禁酒していたけど、「揺れ動く感情をビールで流し込んでやりたい」と、衝動で冷蔵庫を空けたくなってしまうぐらい、あっという間の30分だった。

◆◆◆

大の幽遊白書好きの母の影響で、小さなころからアニメや漫画というものは身近にあった。小学生のときにナルトの漫画を7巻まで買って、その後は、アニメだけを見るようになって。「かっこいい」と思える人たちの言動に触れるたび、単純な私の心は、笑ってしまうぐらい素直に強くなっていったと思う。

つらいことがあれば布団にうずくまってリーの中忍試験を見て勇気をもらうし、やっぱりガイ先生の八門遁甲のシーンは、ビデオで見てたらテープがのびのびになってしまうんじゃないかというぐらい何度も見返している。(文明の発展に感謝)

それだけ自分の生きてきた道には「好きなキャラクターがもたらしてくれた言葉の力」や「生きる姿勢」が欠かせない存在になっている。

それでもこれまで感じていたのは「ただ、好き」という感情で、その感情に対して私は「推す」という言葉を使っていた。

でも今日芽生えてきた感情は、これまでとは違う感情で、きっとこの気持ちを「推す」というのだと強く感じることとなる。

◆◆

彼女が戦い終えて、和解の印を結んだとき。
同じチームの2人が迎えに来てくれて、泣いてしまったとき。

「あなたのことを応援していてよかった。
あなたを好きになったことを心から誇りに思います」と涙が止まらなかったのだ。

顔をぐちゃぐちゃにしながら、もう誰にも見せられないレベルで泣いていたので、自分でも驚いたけど、中忍試験の対戦相手が決まったときから、正直、アニメの流れを考えると、「勝つ」という未来が想像できないのが現実だった。でも、自分の目で見届けるぞと謎の決意をして挑んだ今日の17時30分。芽生えてきた新しい感情はきっと特別なもので、一生忘れたくない。と、思い立ってnoteを書いてみた。それだけ衝撃的な日になった。

推しは好きになったことを誇りに思えるもの。


(追伸)
書いてから1週間近く経って、下書きのまま置いておいてもいいのかなあと思ったけど、せっかくなのでアップすることにしました。(11/27)


大切な時間をいただきありがとうございます◎ いただいたサポートで、サスケにチュールを買います。