数字
この世の中は「数字」の世界だから、SNSを見ていてもモヤモヤする気持ちがでてしまったり、なんで、なんで私はできないんだ…。と、卑屈になってしまうことがある。
こういう気持ちって本当に厄介で、自分が大切にしてきたものの「大切さ」すら一瞬にして、忘れさせようとしてくる。
正直、この仕事をこれからどうしようか…とか、考えているヒマなんてあんまりなくて、とにかくやらなきゃいけないことを今はこなして、目の前にあることに突撃するイメージで日々を暮らしている。
そうすると、いつの間にか燃料がきれていて、突っ込もうとしてもエンジンがつかない…ということに見舞われることがよくある。
その時に、「何がしたいか」の自問自答や「綴る言葉」はこれでいいのか?という疑問、これは自分に対しての自信の無さが原因。
こうやって自分のことを客観視できるようになったからこそ、ぶち当たる壁みたいなのをどう乗り越えていけるのかが分からなくて、できれば私も86様にキャンプで考え方とかを教えてほしいな…なんて布団にくるまりながら考えていた。
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金曜日の夕方に、投稿した音楽文が掲載された。
正直この文章は、12月2日のライブが終わった夜にぶわ~っと感情の赴くままに綴った文章で、正しいかどうかの校閲にだすと、もしかすると正しい文章ではないのかも。
でも、私の好きな人は「朝、読み返して恥ずかしいラブレターこそ、絶対に出すべきだ」と言っていたので、朝読み返して、しっかり恥ずかしくなったから送った。
掲載されたときに、♡の数が「3」で(ツイッターのリツイートやいいねが関係している)正直な話、ちょっと、寂しい気持ちになってしまった。
こういう仕事をしていると、やれ閲覧数だ、SEOだ…という話や、影響力の話はどうしても頭の中にこびりついている。
それに、純粋に「好きなこと」を評価されないのは、やっぱり寂しい。
掲載されてからは、忙しくてTwitterをザッと見ていたんだけど、なんとなく音楽文の公式Twitterを見ると、自分が思っている以上にリツイートもいいねの数も多くて、なんだか不思議な気持ちになった。
「あれ?♡の数、3じゃなかった…?」と。
気になっていいねを見たら、サンボマスターのボーカルの山口さんがいいねをしてくれていた。
その時に「本当に読んでくれているのか分からないけど、こうやって反応してくれるのはうれしい」と思ったし、寝る前に気づいたからとってもあったかい気持ちでスヤスヤ寝れた(笑)
今日の朝起きて、携帯を開いたらサンボのライブの仲間から「記事を読んだよ」との連絡をもらった。
その文章の最後に「山さんが反応してくれてたね、グッときたよ」との言葉があって、すぐにTwitterを見に行ってみると...
山さんが、私にくれた「大切なメッセージ」だ。
朝起きて、布団の中でこの2曲を流しながら、やっぱり山さんはとっても優しくて、あったかい人だと思った。
やっぱり、私の永遠のヒーローだな、この人は。
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ロックンロールイズノットデッドの曲の歌詞に
心の中に隠れた本当の僕よ目覚めろよ
言葉にできないあの傷に決着をつけるため強くなろう
という歌詞がある。この歌詞が、本当の本当に好きで、ライブで聴くたびに泣いてしまう。
山口隆というヒトに、私は本当に救われてきた。
そして、「輝きだして走ってく」という曲は。
野球好きにはたまらないMVは、何回見ても泣いちゃうし、やっぱりこの曲も歌詞が良い。
今年の6月に奈良の対バンツアーで初めて曲を聴いたときに
キミ自身を守っておくれ 自分を責めないで
キミこそ 待ち望んだ人だから
というフレーズが脳裏から離れなくて、それにとっても嬉しい気持ちになった。やっぱり私が一番好きな言葉を紡ぐ人はこの人だって。そう思えた夜だった。
そんな2曲を、こういう形で朝から聴いて、「やるしかない」と思えた。
逃げたいはもう、通用しない。通用させない。
逃げてたのは 昨日まで (YES/サンボマスター)
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