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『ピンヒールははかない』~リカバリーする力~


 なんとなくうまくいかない。モヤモヤする。「何か歯車がずれている」それを感じはするものの、どこから立て直したらいいのか。そんな感覚を持つ方は多いのでは?今日の本からは、作者の生き方、リカバリー力を学べたので、好きな箇所をピックアップして、何か読んでいただいた人へのヒントに繋がれば。。。

『ピンヒールははかない』
(佐久間裕美子)


①自分の生活のサポートシステム

 壊れたとき、つらいとき、どうリカバリーするか。自分が何をしたら、心地良いと感じ、機嫌や気分がよくなるか。私自身は、特に産後、まっすぐ子供に向き合いすぎて、自分のことは後回し。そんな自分の時間や自分の『好き』のサインを見逃す生活をしているとやはり、そういった『快』のアンテナは鈍化する一方だなと感じる。
 人間ですので常にハッピーで一年過ごすのはやはりなかなか。波がある中で下がってきたときにどう持ち直すか、上向きに変えるかが大事かなと思う。
 本の中でサポートシステムの構築とあった。疲れた、つらい!ときにSOSを送る相手がいるか。旅先にふらりと寄れる相手がいるか。セラピストー自分の行動パターン、弱みを解析してくれる相手がいるか。
 大事ですね!日本ではセラピストというと「?」といった印象をもつ人も多いが、海外では、コーチにセラピストがついていたり、日常的にセラピストとの繋がりを持つ方が多いと他の方から聞いたことがある。セラピストとまでいかずとも、『この人といると心がスッキリする!』そんな相手っているかなと思う。そういう人は自分にとって誰なのか、改めて心に聞いてみよう。

②ありのままのじぶん

 comfortable in your skin(自分の肌の下で心地よくいられる)=過剰不安、自信過剰でなく、等身大の自分でいることが本書には書かれている。作者はアメリカだったかな?日本の、なんとなく、バランスよくいろんなことが求められる風潮を感じる。今よりもっと努力をしてこれもできるように。何かをし過ぎると、こっちをした方がいいんじゃないか?と言われたり。
 「あなたはそのままでいい」と言われ続ける。アメリカの人も最初は戸惑うそう。日本人だから、え?というわけではないようだ。そのままでいい→では「どう自分と向き合うか」。そこを学ぶ。自分との対話を通しての落としどころが大事ということ。見栄でもなく謙遜でもなく、そのままの状態にもていけるよう自分の心との対話の時間を大事にしたい。

③この相手!との質

孤独がやっぱり「幸せ」の反対にあるもの。人を幸福にする最大要因は「人間関係」と本にはある。ポイントは、友人の数でなく、「1番親密な人間関係のquolity」
 こう聞いてあなたの一番親密な人間関係の相手と聞くと誰が浮かびますか?私はやっぱり「夫」なんだと思う。コロナを機に在宅で、話す時間が増えた。意見も笑ってジョークにしながら言えるようになってきた。どんな関係、バランスが好き、居心地がいいかは人それぞれだけど、ここだ!という相手との「人間関係の質」にはこだわりたいし、向き合うことによる可能性は大きいと思う。

まとめ:折り合い

「私たちはみんな、どこか壊れていて、ずっと壊れた存在のまま生きていくんだ」こうきくと、あ、完璧じゃなくていいんだって、肩の荷がすっと・・・そして自分の心との「折り合い」を一つ一つつけて歩んでいく。そうやって向き合う時間をしっかり意識的にとって、自分の人生の舵取りをしていきたいですね。

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産後持病悪化の経験から専業主婦7年。現在未経験からのライターをはじめ、在宅×複業フリーランスとして活動中💨ママだからって諦めない!をモットーにママの可能性を広げていきたい思いで発信&奮闘しています✍️ママを応援したい方一緒に、エイエイオー💪💕