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板橋区と高校野球

板橋区は東京23区の北西部に位置し、豊島区・北区・練馬区と隣接している。
北側は和光市・戸田市と接し、すぐ隣が埼玉県という立地。
物価も安く、地価も低い為家賃も安い。1人暮らしの方を始めファミリー層の方も住みやすくおすすめとされている区の1つでもある。


メディアでも有名な「大山商店街」や、モスバーガーの1号店。他にも自然豊かな雰囲気が特徴的な板橋区の野球部を今回は紹介させて頂く。

今回も全国的な名門から、東京大会を賑わせる実力校と実に幅広い。


①大東文化第一

大東文化第一

高島平に校舎を置く。大東文化大学の付設校であり、附属校ではない。 通称は「大東一高」。爆笑問題の「太田光」氏を始め、数多くの著名者をOBに持つ。

野球部は荒川区の河川敷や、埼玉川越グラウンドなどを使用し取り組む。毎日の野球ノートが選手と監督を繋ぎ、信頼関係と一体感を作っている。夏季東京大会の成績は過去最高ベスト8。その壁を越えれるか期待大である。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/荒川河川敷・埼玉川越グラウンド
●練習時間/週6日

②淑徳

淑徳

前野町に所在する私立中学校・高等学校。併設型中高一貫校である。

野球部は平日は自校の人工芝グラウンドの他、荒川の戸田橋河川敷グラウンドを使用し、土日は埼玉県坂戸市にある「淑徳大学グラウンド」を使用している。
また、チームの特徴としては”打てる人”から打順を並べ、従来の打順の構成・作戦を覆している。
トレーナー指導のもと、運動能力向上及び筋力増強に取り組むなど、環境面は十分に備わっている。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/淑徳大学グラウンド
●練習時間/週6日

③高島

高島

高島平に校舎を置く。那州雪絵の漫画作品『ここはグリーン・ウッド』の舞台である私立緑都学園のモデルであり、那州雪絵在学当時の教師や、改装前の校舎がそのまま登場している。

2012年秋季大会ではベスト8まで進み、21世紀枠の候補にも上がった他、2019年の夏季東東京大会ではベスト8まで進出した都立の中堅校である。「甲子園で校歌を歌う」ことを目標とし、更なる高みを追い続ける。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト8
●練習場所/校庭
●練習時間/週6日

④北豊島工業

北豊島工業

富士見町に校舎を置く工業高校。お笑い芸人である「マテンロウ」の出身校でもある。

2020年夏季大会への出場は果たせなかったが、秋季大会では登場。
3年振りの公式戦勝利は掴めなかったが、甲子園出場を目標に少ない人数ながらも直向きに真摯に練習に取り組んでいる。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会3回戦
●練習場所/校庭
●練習時間/週5~6日

⑤日本ウェルネス

日本ウェルネス

学校法人タイケン学園グループが運営する広域通信制高等学校である。

2011年に東京キャンパスで野球部が創部されると、2016年の春季大会では見事勝ち進み、夏のシード権を獲得すると、その年の夏季大会ではベスト16まで勝ち上がった。
学生寮にトレーニングルーム・専用グラウンドを所有し環境面は抜群。
2020年に同校野球部卒業生の「渡部健人」が、NPBドラフトで埼玉西武ライオンズに1位指名で入団した事で、ますます今後注目されるはずだ。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/埼玉県・専用グラウンド
●練習時間/週6日
●主なOB /渡部健人(西武)

⑥城北

城北

以前上記の記事でも紹介した同校は、東新町に所在し、中高一貫教育を提供する私立男子中学校・高等学校である。
有名私立大や国立大学に進学する他、部活動も大変盛んであり、サッカー日本代表や衆議院議員など幅広く輩出している。

2005年夏季東東京大会ベスト16。2013年秋季東京大会ベスト16が最高成績ながら、今年の夏では2年連続準優勝校の「都立小山台」を投手戦の上見事勝利を収めるなど、今後の健闘と勝ち上がりがますます期待できそうな高校である。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会ベスト16
●練習場所/校庭
●練習時間/週6日

⑦板橋

いた橋

大谷口に所在する都立高等学校。「板高(イタコウ)」の通称で呼ばれている。女優やミュージシャン等の著名者を輩出している。

2019年に甲子園出場実績を持つ都立の強豪「城東」を夏季東東京大会で打ち破り、話題に上がった。
5年前には不祥事により対外試合も行えなかったが、そこから意識は前に大きく変わりつつある。「都立最強」そして「東京制覇」を目指し、今も動き続けている。

【プロフィール】
●夏季最高成績/都大会4回戦
●練習場所/校庭
●練習時間/週5日

⑧帝京

帝京

言わずと知れた名門校。多くのプロ野球選手や著名者を輩出する。
夏の甲子園には12回出場・2回の全国制覇を成し遂げる。
春の選抜甲子園大会では14回の出場・1回の全国制覇と輝かしい成績を残している。

かつてはサッカー部との併用グラウンドで練習し、ノックや打撃のボールが練習中のサッカー部へ飛んでいく。守備練習の目の前をドリブルで通過していくなど、環境面は恵まれていなかったが、その後専用グラウンドが完成し、2017年に全面人工芝へと進化した。
現在も「前田三夫」氏が監督として指導を行なっているが、予選では上位に勝ち上がるものの、春夏共に甲子園から10年以上遠ざかっている。

しかし2020年の夏季東東京大会では実に9年振りに優勝を果たした。
甲子園で再び「東の横綱」が復活し、帝京の縦縞が躍動する時が来るのか期待したい。

【プロフィール】
●夏季最高成績/甲子園優勝
●練習場所/専用グラウンド(校内)
●練習時間/週7日
●主なOB /石橋貴明(とんねるず)中村晃(ソフトバンク)杉谷拳士(日ハム)他