見出し画像

西原理恵子先生と親子のことについて。ごく個人的に感じたこと。


西原理恵子先生の炎上について。

今小学校ではネットリテラシーを生徒に伝えているのを

子供からよく聞いていたので、今回のニュースは

自分も気をつけようと思った。



西原先生親子の問題は。。。

外野は何も言えないなあ。。。
当人同士しかわからない。


だから個人が勝手に感じたことでつらつらと述べようと思う。


西原先生も大変な人生を背負って、その連鎖で
子供たちにも当たってしまっただろうし、


世の中清廉潔白に生きている人間などいない。
皆どこかで後ろめたいことをしているものだと思う。


娘さんも文面からは、どこかしたたかさと
大人になりきれていない少女性を感じる。
(でもまだ二十代だし、酷い環境で育ったので
それはもう、ガラスのようになってしまうよね。。。)


どっちもどっちでめんどくさいタイプなんだろうな。。。
関わり合いになると、しんどいな。。。。
と外野の自分は思うけれど、


それ以前に子供を健全に育てれなかったのは
親の落ち度だなと思う。


毎日が嵐で、
子供に寄り添う、というゆとりが流れていったのかな、とも思う。

先生にとっては、子供も大切だけど、

プライバシーを侵害してでも描かざるを得ない

狂気性も自分にとって魂そのものなのかもしれない。

そういう破天荒さと狂気の中で生きてゆく人もたくさんいる。


ただ、正直にいうと、
先生の価値観が「過去の人」という印象はある。


うまく言えないのだけれど、
古い、というものかもしれない。


昔からこれは感じていて、働くことやしがらみ、
お金の主張に
風通しがない鬱屈した息苦しさを感じる。


この鬱屈した息苦しさや堅苦しさ、生きていて苦しい感は
これからの生き方や働き方、お金の持ち方、稼ぎ方とは
反すると勝手に感じている。


軟弱で凡人の自分からしたら、
無類派の作家は「怖そう」という印象とか

言葉の暴力は親からでも嫌だ、という
ごく一般論的なことしか思えない。

そういう狂気を面白がれない自分がいる。
だって、子供からしたら、暴言を吐く親は最悪じゃないの。


女の子の子育ては、乱暴で汚い言葉は一生その子を蝕むから
絶対やめてほしい、といった真面目なことしか自分はいえない。

一番大好きで最後の心の拠り所である親、お母さんに

そんな言葉を吐かれたら。。。子供は死にたくなると思う。


先生のマンガは「女の子物語」三部作ぐらいしか読んでおらず、

わたしにとっては、全然感覚が交わらないと感じている。

(↑マンガは傑作で面白かったです。
実は西原先生の長年の担当さんから恩人へ渡されたものを、
その恩人の方が自分にくれた不思議な巡り合わせのもの)

感覚が交わらない、というのは嫌いとかではなく、


お金を稼ぐことだけが人生の幸福ではないと自分は思っていることと、
噛みつきタイプの凶暴性が単純に怖い、それで売り出す意味がわからない、
ギャンブルや麻雀、アウトローな生き方全般にそもそも関心がない

ということなのだけれど。


結構多くの人が昔はファンだったのに
最近の西原先生の漫画は読んでない、
と言ってるのもやはりもろもろのことを
色々感じ取っている人が今は増えたからかもしれない。

権力云々のことはわからないけれど、
高須さんは持っている闇と光が子供のように
わかりやすく表に出てるな、とは思う。


何より疑問に感じたことは、
息子さんは普通な顔でマンガに描いてるのに、
娘さんの顔が何故ああなのか、という違和感。

この描き方にはビビった。

あのマンガはそういう愛憎の背景を
ふつふつと感じ、一方的な表現者のみの主張という
不気味さを感じるので全く読んでいないのです。

そういうのも含め、結局自分は凡人の感覚なんだと思う。


そして、今回の件で、改めて

子供に対するネットリテラシーに関して自分も反省した。

親と子供は別人格。

このnoteでは、娘の記述は彼女に見せて確認してからアップしているけれど、

肝に銘じて、ネットでの子供に関する投稿は

いっそう娘にしっかり確認してからにしようと決めた。


たとえ親子でも、子供が大切にしている部分や

土足で踏み込んできてほしくない場所を尊重することは

女の子の子育てでは特に大切だと思っているこの頃。

あの娘さんは、繊細で、とても美しい世界を持っていると思う。


クリエイターや芸術家は魂の中でどこかに

狂気や凶暴性を孕んでいる。

けれど、その凶暴性や

自分が受けてきたどす黒いものは

身近にいるものや

子供に向けるべきではない。

彼らには自由を選び取る権利がある。


これは自戒を含めて込めていうが、


わたしがこういう生き方なんだから、

それで稼いでいるんだから、

あなたを巻き込んでも仕方ないでしょ、

という親の主張は

結局精神的自立が出来ていない

甘え以外何者でもないと思う。