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カラダの自然。緊張と弛緩のリズムで呼吸しているカラダ。


生きている = 常にカラダが動いている



どんなに生気がなくても、

気が病んでいても

生きているのであればカラダは動いている。


生まれてから死ぬまでのあいだ

ひと時も止まらずに無意運動が営まれている。

その営みにあなたの意識はまったく関与していない。


整体であるとは

無意運動が滞りなく営まれているってこと。

緊張と弛緩が自然のリズムで繰り返されているということ。


息を吐くと、カラダは緩む

息を吸うと、カラダはひきしまる


骨盤の開閉運動は

1ヵ月のリズムで高潮と低潮を繰り返す。


カラダの体表も呼吸をしている。

頭骨も呼吸をしている。

この呼吸は、手ごたえで感じ取れる緊張と弛緩のリズム。

呼吸をしていない場所は気の感応がない。



カラダが整体であれば

異常があれば、異常を感じとって

弾力を回復させようとカラダが動き出す。


異常を感じるって

痛い~

苦しい~

どうにかして~

などの異常感や違和感として感じる。


感じないとカラダは動き出さない。

カラダが動き出せたときに表現されるものが

風邪や発熱だったりする。


だから、ずっと不調ですとか

具合が悪いんですって

カラダが鈍っている。


ぼくらは病気のことは分からないけれど、

カラダを整体へ向かわせられれば

本来のカラダの在り方である整体が

勝手に働きだしてくれる。


何十年も調子が悪いんですって方がいらっしゃる。


整体指導を受けられて

カラダが整体へ向かいだせば当然カラダは様々な表現を見せてくれる。


何十年も調子が悪い ⇒ 緊張と弛緩のリズムが崩れている


苦しい~

居心地の悪い~

気持ち悪い~

って状態で安定してしまっているんだから


整体指導というのはその安定を崩しているわけ。


異常状態での安定を作り出している

カラダの硬直だったり

アタマの中の思い込みを

動かせれば

カラダは再び正常なリズムを刻むことができるようになる。


その動きを呼び戻す呼び水が整体指導だったりする。


整体指導を受けたあとにカラダが弛緩して

ぼーっとしたり

心地よさを感じる方が多いけど

中には痛みが増したりすることもある。

内在していた異常を感じられるようになることもある。


打撲の呼び起こしなどは最たる例だよね。

骨折した直後の痛みや

車にはねられた直後の痛みを感じだすことがある。



酷い生理痛の方や子宮内膜症の方の調整のあとには

大量の下血が見られる。

本来、排泄しなければいけないものが溜まっていたってことなんだけど

みんないちように驚かれる。


2年もお腹が痛いって方の調整をしたときは

その夜は猛烈に痛んだらしい。


すると

あいつ~いったい何をしてくれたんだ~

など思い浮かべて夜を過ごしたそう。

翌日、2年間続いていた痛みが消えてたって。

恨まれるのが一晩だけで済んでよかった笑


でもね

カラダが動き出すって、こういうことなんだよね。

だから病気のことも知らないし、

ぼくには治療をしているって感覚はない。


手で直接ふれて

背骨の弾力を調べて

気の通りや感応を感じ

触れた場所の湿気も感じ

カラダから発せられる臭いも感じ

心身の状態を観察していく。


緊張と弛緩の自然のリズムを崩している原因はなんだろう。


その原因って

すごくシンプルなことが多い。


職場のストレスだったり

生活習慣だったり

夫婦間の問題だったり

古い打撲だったり


原因が分かっても

すぐに会社辞められなかったり

離婚したりできないってこともあるだろうけど

原因が分かれば、これからの方向が見えてくる。


原因を長期間放置していたから

整体状態とは遥かに離れてしまって

難しい病名をつけられたり

原因不明ですと言われちゃったりしてるけど。


もともとの異常の出発点って、シンプルなんだと思う。


もし長く異常感を抱えているって状態なら


自分の心身という

一番身近な自然を無視していた結果。

カラダは最初から異常としてメッセージを送り続けてくれていたのに

無視し続けていた結果。


いつからその不調が始まったのか思い出して欲しい。

その時期の心身の状態を思い出して欲しい。


その時期に生じた心身の強張りが出発点であることが多い。


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