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夏の日光巡礼の旅。

日光に行くときは朝6時の電車に乗って

東武日光駅に8時17分着。


バスで神橋で降りてから輪王寺、二荒山神社がある日光山に入っていく。

目的地は二荒山神社の別宮・滝尾神社と滝尾稲荷神社。

日光東照宮美術館を左手に見ながら登っていくと開山堂がある。

日光を開山した勝道上人のお墓がある場所。

最近はここで勝道上人とお弟子さんにそれぞれ般若心経をお供えしている。

お線香を忘れちゃったと電車に乗ってから気づいたんだけど

お墓に来たら誰かが供えた線香から煙が立ち昇っていた。

奥の崖下のお不動さんにも真言をお供え。


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この開山堂から滝尾神社へと続く石畳がとっても心地いい。

時間にして15分ほど。

直射日光は差し込まないので森の木漏れ日の中の散歩。

朝方まで雨が降っていたのか石畳は濡れていた。

日光巡礼は大好きな4柱の神さまへの参拝が目的なんだけど

この石畳を歩くことも大好きな時間だったりする。


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関東平野では40℃を記録したこの日(8月2日)も

日陰の石畳はいつものように心地よかった。

到着した滝尾神社では最後まで誰とも遭遇しなかった。

もともと参拝者は少ないんだけど

まったくいないというのは雪の日以来かも。

まず滝尾稲荷神社に参拝してから

女峰山の遥拝所で参拝する。


この日はその後に参拝した輪王寺の常行堂も貸切。

阿弥陀如来さんと摩多羅神さんに般若心経をお供えしているあいだも

お堂には誰も入って来なかった。


そしてマイ日光巡礼の最後である二荒山神社も数人しか参拝者がいなかった。

こんなに人がいない二荒山神社は初めて。

拝殿の前に立つと、中では祈祷が行なわれていて

ちょうど神職の方がお祓いの鈴を鳴らされるときに遭遇できた。

毎回歓迎のサインを見せてくれる二荒山神社の神さま。

どの季節に来ても日光は気持ちがいい。


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おまけ

帰りの電車は10時51分発に乗るか

その次の12時3分発に乗るか。

日光巡礼のメインは滝尾神社への参拝。

お正月も含めて午前中に帰路に着くのが定番のタイムスケジュール。

とはいえ、せっかく夏の日光なのでカキ氷は是非とも食べて帰りたい。


東武日光駅前のさかえやさんでかき氷を食べるべく注文。

ところが既にカキ氷を注文していた小学生男子3人が先客にいて

目の前にこの日光産イチゴのカキ氷が登場したのが10時46分だった。


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脳内で、51分の電車に乗る?


その答えは秒速で乗るだった。

駅前とは言え、電車に乗るまで1分は欲しい。

時刻が50分に切替わる前には食べ終わりたい。


なので一度も使ったことのない能力を使うことにした。

昔、TVで見たカキ氷の早食い選手権。

TVを見ながら、これくらいなら自分の方が早いじゃん。

そんな確信を抱きながら見ていたんだよね。


とはいえ、味わなかったら本末転倒。

味わいつつも手を止めることなく

カキ氷を口に運び続けた。


途中で暑さのためかき氷の左側斜面が崩落。

オーマイガー(>_<)

落ちてしまったイチゴを救出しながらも

口に氷を運ぶ動作は止められない。


最後は器を持ち上げてカキ氷を口の中に流し込んだ。

ぼくより先にカキ氷にありついていた小学生3人組男子は

ぼくが高速でカキ氷を食べている姿を

無言になってガン見していた。

女将さんも、えっ?食べ終わったの?

と目をまんまるにして驚いていた。


かまへん、かまへん

もはや他人の視線など気にしている時間などぼくには残されていなかった。

女将さんに汚れちゃってごめんなさいと声を掛けて席を飛び出した。


そこから走って駅へ。

駅員が運転席に乗客はもういませんよ〜って旗を振っている横をすり抜けて電車に飛び乗ることができた。

発車の10時51分だった。


トイレに寄って着替えることも出来なかったので

誰もいない車両に移ってから

裸になって汗をかいたTシャツを着替えて

ぼくの2022年夏の日光巡礼は無事終了した。


1番大好きなスイーツであるカキ氷。

そのカキ氷を口の中で味わっていた時間が3分。

短くも至福の時間でした。



※はじめて神社で涙した滝尾神社


※2回目の滝尾神社での涙


※日光開山の勝道上人との出会い


※桜井識子さんの解説「神社での涙について」


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