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経験が才能を生む。自分にとっての当たり前は、誰かにとっての不思議かもしれない。

ぼくが好きな言葉で

『経験が才能を生む』

がある。


手で相手に触れて気を通していく愉気。

その訓練は合掌して手のひらで呼吸をしていく合掌行気法。

呼吸といっても実際に動かしているのは意識。

イメージと呼んでもいい。

指先から息を吸い込む意識。

吐くときは手首側から指先へ。

呼吸とともに意識を動かす。

感じとっている手のひらにおいて

意識を動かしていく。

最初は感じ取っている意識をキープしようと努力していたのに

気がつくといつの頃からか実際に動いている体感として

自然と捉えられるようになっていることを発見する。


手に気を集められるようになると

気というのは凝集力なので

皮膚の新陳代謝が激しくなる。

そのため手の甲側の皮膚がまるで消しゴムのカスみたいにポロポロ、ポロポロ剥け出す。


その脱皮を繰り返すたびに手のひらの感覚は敏感になり

気を扱える

人の肌に触れることの出来る手へと育っていく。


その頃にはもうイメージ、意識といった曖昧なものではなく

明確な手応えとして気の存在を感じられるようになっている。


手のひらに気を集めて真っ赤なぼくの手を見ると

不思議〜って言う人がいる。

特殊能力で気の色が見える方がぼくの手から放たれる気の光を見て

不思議〜って言う方がいる。


けれども言う方は

手に気を集めることすらやったことがないんだよね。

自宅に神棚や仏壇もなければお祈りすることもないだろうから

合掌という形すら行ったことがない人が多いはず。

合掌という形をとるだけではなく

気を集めていく。

その時間が圧倒的に違う。

だから不思議って感じちゃうだけの話。


経験が才能を生むんだよ。


人間はみんなiPhoneみたいな存在。

工場出荷時の基本性能は変わらない。

ただどんなアプリをインストールして使ってきたかで変わってくる。


ぼくの場合は合掌というアプリを入れたわけ。

そして活元運動や愉気というアプリもインストールして

育てて使いこなしてきたってだけなの。

どんなアプリを選んだのか、

かつ、そのアプリを使い続けてきたのか

違いはそこだけ。


友達が恋人に何を求めるかを尋ねてきた。

どうやら新しく付き合いだした彼女に感動してその質問を投げかけてきたらしい。

友人は彼女に胃袋を押さえられてしまっていた。

新しく出来た彼女は調理師だった。

料理が上手なひとと初めて付き合ったんだそう。


料理という作業に携わっている時間が全然違うもんね。

30歳で実家暮らしなら料理をする時間はない。

一人暮らしでも外食ばかりなら料理をする時間はない。

自炊なら自分のぶんだけの料理をする時間。

調理師なら自炊+勤務時間はすべて料理をしている時間になる。

そりゃ、圧倒的に料理に費やしてきた時間が違うよね。


料理をしたことがない人が見たら不思議〜を感じてしまうレベルで

調理師の彼女は料理が上手だった。

やっぱり経験が才能を生んだんだよね。


銀座でお酒の配達の仕事をしていたとき。

番頭さんに今日○○に何を配達したのか質問されて

ベテランの社員さんはAを何本、Bを何本って

返事をしていてすごいなぁ〜って思ったんだけど

いつしか自分もできるようなっちゃってた。

お客さんによって酒の注文パターンは決まっている。

あとは伝票を見て配達する箱に酒をそろえ終わった時の映像を思い出すだけなんだよね。

場合によってはケースから取り出したときの指の形で

そろえた本数を思い出したりする。


いつしか配達した時の記憶をスッと引き出せるようになっていた。

経験が才能を生みだしたというわけ。


インターネットの回線不具合を調査する仕事。

入社時には一つの調査に1時間を要してしまうことさえある。

それなのにベテランになると通常案件ならば1分以内で調査が完了してしまう。

万を越える調査を行うことで見るべきポイントを把握して勘が働くようになっている。

イレギュラーな案件もほぼ全てのパターンを経験している。

すると調査時間が劇的に短縮されてくる。

新人から見ると神業みたいで不思議な事に映ってしまうんだけど

経験が才能を生みだしたってことだよね。


京都生まれ、東京育ちで

蛍もまともに見たことがない都会育ち。

山口県に遊びに行って釣りをした時、

ぼくがあまりに釣りが下手だから

山口県の友人たちが驚いた。

友人の子供たちも男で釣りがこんなに下手な人がいるの???って

まるで初めて宇宙人を見たかのよう

子供たちもみんな狙ったポイントに針を投げ入れてる。

あまりにぼくが下手なので人が集まってきた。

え~~~

見て、見て、お姉ちゃんより下手だよ〜

みんな釣り下手な大男の出現で大笑いしていた (>_<)


子供って言ってもパパが船を持っている連中なんだから

記憶がある頃から釣りをしてるんだもん。


こちらは才能を生む釣り経験がゼロなんだから

そりゃそうなるわな~


釣りが上手い連中は

自分が上手いことを不思議には思ってない。

下手な人を不思議に思っちゃってる。


ぼくは気が扱えない人を不思議に思っちゃってる。

活元運動が出ない人を不思議に思っちゃってる。


好きで没頭して時間を費やしてきたことにおいては

才能が開花することが多い。

自分が当たり前のように行なっているもんだから

不思議に感じていないだけなんだよね。

でもね、世の中には出来ない人もいるわけ。


ぼくと同じだけの時間を合掌に費やして

手のひらに気を集めるってことをした人がほとんどいないってだけなんだよね。

誰にでも備わっている能力。

それは経験が才能を生んだというだけの話なの。


あなたが時間を費やしてきたこと

経験を積んできたことは

他の誰かにとっては不思議なことになっちゃってるかもしれないよね。
















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