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東日本1周1人旅〈1日目〉

大学3年の夏休みに、電車で東日本を1周した。人生初の一人旅、加えてノープラン。

その経験を思い出しながら1日ごとに書いていく。

今回は「北海道・東日本7日間切符」という青春18切符のような切符を使った。東日本限定ではあるが、18切符とほぼ同じ値段ながら7日間使えるお得な切符。


0日目・いざ出発

福岡から成田空港までピーチで予約した飛行機で移動した。東日本に早く安く行くための飛行機であり、いきなり電車旅ではなくなったが気にしないことにする。

時間を気にせずその日1番安いチケットを買ったため、夜遅くに到着したときには空港泊を余儀なくされていた。

初日の寝床。警官がウロウロしていて怖かった。


硬いベンチの上で横になり、明日はどこに行こうかと考えていた。

北海道を目指して北上しようか、前から行きたかった金沢に行こうかなどと考えたが、温泉に入りたくなって熱海に行くことに決めた。

1日目

始発で成田空港から横浜に移動。2時間ほどの移動だったが、本を読んでいたらすぐに着いてしまった。

朝10時に着いてしまったせいで、横浜中華街の店は全然空いてなかった。

先に赤レンガ倉庫、みなとみらい、山下公園に行った。土木を学んでいる自分にとってみなとみらいの建物群は見ていて面白かった。

肉まんとゴマ団子食べた。中華街の店には入らなかった。

1時間ほど電車に揺られ、熱海に着いた。

ゲストハウスに荷物を置き、早速温泉へ。インフィニティ露天風呂と呼ばれる温泉に入った。海と風呂の境目が曖昧になって無限に広がるように見えるから「インフィニティ」らしい。

こんな風には見えなかったけど普通に良かった。
HPより拝借。

岩盤浴もあったが、中に入るとカップルがイチャイチャしていたので即刻引き返した。

温泉から出た後に熱海城の夜景を見に行ったら、終バス逃してしまい泣く泣くタクシーを呼んだ。

夜飯はゲストハウスのお兄さんおすすめの焼き鳥屋に行った。

その店の料理は美味しかったが、酒は変なものが多かった。イグアナ酒や蛇が三匹付けてある三蛇酒を飲んだ。三蛇酒は1口目と後味が別の蛇の味がして不思議な感覚だった。


左)イグアナ酒  右)三蛇酒

他の酒も種類が豊富で、見たことの無いものも多かった。ブランデーのジンジャー割の名前がブラジャーなのはまだ分かるが、ウイスキーのジンジャー割がパンティーなのは分からん。

隣の席に座った夫婦と結構喋って仲良くなり、奥さんが若い時に旅をしながら現地で仕事探して金を稼ぐ生活をしていた話などいろいろなことを聞いた。

その夫婦が帰った直後に、店の人から「お客さん、お会計あちらの方が払ってくれましたよ」というマンガみたいな展開に遭遇した。

ダッシュで店を出てお礼を言いに行った後、一人旅ならではの醍醐味だなあと嬉しくなった。

【移動経路】
成田空港→横浜→藤沼駅→鵠沼海岸駅→熱海

【乗車時間】
4時間

【次回予告】
・2日目にして旅続行か帰宅の2択に迫られる
・またもや温泉に行く
・宿探しが面倒になり野宿したくなる

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