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vol.6 肌着への執着と1歳児クラス修了

ふみちゃんはインナーを10枚ぐらい持ってるんですが、稼働してるのはそのうちのほぼ2枚です。

こども服ってほんとダサい柄がやたらとついてて、無地にしとけよって毎回イライラするんですけど、
どうしても買いたかった素材のインナーの在庫が動物柄しかなかったんですね。

仕方なく買ったわけです、そのくそダサい動物柄のインナーを。

そうしたら、ふみちゃんがほぼそれしか着てくれないんです。

登園前のバタバタしてる中で「どうぶつさん!どうぶつさんはいい!」と泣かれると、
説得してるヒマも精神的余裕もないこちらとしては、もう着てくれるならなんだっていいやという気分になる毎日。

二軍扱いで買ったインナーがまさか冬の間中ヘビロテされることになるとは予想してなかったわけで、
夜洗濯して朝また“どうぶつさん”を取り込んでまた着せるこのサイクルに

なんだか母親としての不甲斐なさを感じていました。

インナーひとつ取ってもうまくハンドリングできていない現実が
自分のうまくいってない子育てすべてを表しているような気がしてうんざりしていました。

なんでもっとうまく説得できないんだろう。
なんで毎日同じ服着せてるんだろう。
保育園の先生にまた動物のインナー着てるって気づかれてるかな。
てゆうか、ダサいな。。

たかがインナー。されどインナー。

イヤイヤ期の子どもを説得するのって
本当に難しい。
そもそも2歳児を説得なんてしようとするのが間違いなのか?

取り込んだ洗濯物の山の中からまた同じものを着せるって話は"あるある話"として聞いたことはあったけど、
そんなの堕落した生活だと思ってたし、
自分はそんなこと絶対にしないぞって思ってた。

でも最近の私は、まさにそんな生活をしてしまっています。
"どうぶつさん"を見るたびに、着せるたびに、切ない気持ちになっています。

冬の間引っ張りだこだった"どうぶつさん"。
使いすぎていつダメになるんだろうと不安でしたが、なんとか持ちこたえてくれました。
あったかくなってきたのでそろそろお役御免かなぁ。

保育園の教室に着くと、
自ら服をめくって「今日どうぶつさん!」とお友だちに肌着を披露していたふみちゃん。
ひとつひとつ指差して「きりんさんとぉ、ぞうさんとぉ…」とお友だちに説明していたふみちゃん。

これから仕事行かなきゃ!早く預けなきゃ!と焦っている中でも、
その光景だけはなんだかとても微笑ましくて
うさぎ組の思い出として脳裏に焼き付いています。

来週からは、いよいよ2歳児クラス。
ふみちゃんはマーガレット組に決まりました。

アカチャンホンポで1枚500円で仕入れた肌着に救われた冬を終え、
我が家も春を迎えようとしております。

ふみちゃんにとってはじめての保育園。
一年間おつかれさま!

"どうぶつさん"ありがとうございました。

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