春の嵐真っ只中
よく雨の降る春だわ今年は。室生犀星、聞いたことなかったけど、ググったら気になる人だった。
春は心の感度が上がる季節。普段見過ごしてしまう映像や聞き流せる言葉に
いちいち引っ掛かりを覚えて、
やたらと擦り傷作るときで。
詩はね、くるよね。
お店に、毎月おすすめ図書を勝手に紹介する本棚があるんだけど、
3月は、詩集と短歌の本だった
吉野弘の詩集と
河野裕子の短歌「たとへば君」
吉野さんは、優しい心の人が日常の傷を表現しているようで、共感する部分、でも強いなと感じる言葉に、打たれるの。
夕焼けという詩は、小学校の時に読んで今も忘れられない。
河野さんは若くして亡くなってしまわれたのだけど
短歌にかける執念というか、生きざまそのものをぎゅっとつめたような、本。
傷つきやすく、繊細とされる人たちであろうに、
どちらも芯が通っていて
どんなに傷ついても、書くぞという気概を感じる。
河野さんは表題作のたとへば君が好き。
号泣しながら真夜中に読んでいるわ。
また夏になればころっと忘れてしまうけれど
一年たって読み返す、永遠の定番だよ。
映画はずっと見ていないなあ。感想が楽しみ。
金沢の暮らしのリズムは心地よい?
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