シソハムチーズトースト
食パンにマヨネーズを塗る。その上にハムを乗っけて、シソの葉を1枚そっと乗せる。仕上げにとろけるスライスチーズを乗せてトーストする。
これで完成、シソハムチーズトースト。ポイントはシソの葉だ。コッテリとしたマヨネーズとチーズの間にシソの爽やかな香りがこんにちはする。
これが僕のお気に入りの朝ごはん。
このレシピは彼女の夏野れいが生み出したものだった。
はじめてれいの家に泊まった朝、れいはシソハムチーズトーストを生み出した。
「シソ入れてみよっか」
切り札のベンチの選手を途中出場させて、試合の流れを変えようとする名将のような目つきでれいは言った。
「トーストにシソですか、監督」
大胆な選手起用に僕は目を丸くした。
「新しいモノは挑戦から生まれるのです」
こんがり焼けたシソハムチーズトーストを2人で頬張る。
「シソいける!!この爽やかがいいアクセントだね」
れいは僕にとって、このシソハムチーズトーストのシソなのだろう。つまらない日々の中に、爽やかな息吹を与えてくれる。そして僕もれいにとってシソであれたらいいなってそう思っている。
彼女はまだ寝ている。
早起きして特性のシソハムチーズトーストを作る。
れいの頬張る顔とシソの香りが今日も爽やかな朝を迎える。
2000字のドラマ書けそうで書けない。
朝ごはんってテーマ難しいな!
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