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田舎暮らしという選択

コロナ禍の時代になり、自粛や新しい生活様式という言葉で世の中は溢れています。

メディアの発信で不安に駆られたり、別の生き方を模索することに使う時間が増えるようになっていきました。

精神疾患は近年増加傾向ですが、社会規模の有事が起こった後は急増しています。

ここ10年前後だとリーマンショック、東日本大震災などです。
この影響を上回るのが今回のコロナ禍です。

11年ぶりに自殺者数が増加に転じたということも最近発表されました。

僕もこの影響を受けていた可能性があるようです。過度のストレスが原因ならば、発症時期がちょうどコロナの影響と重なるからです。

なんらかの影響の結果ストレスから乖離性健忘、と考えると腑に落ちます。
そしてこのような影響を受けて心を病んでしまう方は多いはず。

新しい生活様式は、それを改善するようなものではないと意味がありません。

やれ「3密」を避けるだの、「不要不急」は自粛するだの、大切な人を思って考えて行動してくださいだの、聞き覚えがあると思います。

もっともなことですが、これを徹底した人はほとんど心に傷を負ってると思います。
今までの日常が奪われて、我慢することが多くなってしまったからです。

一方的な情報だと、縛られてしまいがちです。
大事なのは、自分で考え行動すること。

やれることは人それぞれで変わってきます。

・週末していた飲み会を、リモート飲み会で開催する。
・エンタメを自宅で最大限楽しむ勉強や
 投資をする。(DIYなど)
・在宅期間を利用して、現環境で活かしていけ  そうな
 スキル・知識を勉強する。

上記など。

自発的に行動することは思考したり手を動かしたりすることで、何かしら自分の成長に繋がります。
与えられる情報だけで生きていこうとするよりも、何倍も自由になれます。

今回タイトルに挙げた「田舎暮らし」。
いわゆる「地方移住」ですが、これも自発的な行動に繋がるものです。

僕は実家暮らしですが、家賃を自分で決めた額を入れながら生活をしています。
経験から田舎暮らしについて参考になる情報をまとめていきます。

1.田舎暮らしのメリット3つ
2.田舎暮らしのデメリット3つ
3.経験からのまとめ

上記の順に書いていきます。

今日はメリットやデメリットも含めた上で、田舎暮らしという選択について自分の見解を最後にまとめていきます。

・田舎暮らしのメリット

1、自然環境

言うまでもないことですが、山、海、川等…
自然で溢れています( ^∀^)

しかし聞くことと実際に体感することでは大きな差があります。来てみないと分からないことが多いということ。

僕は気分転換に原付でよく出かけるのですが、交通量が少ない上に緑いっぱいの視界の道を行くと、ストレスが大量に洗い流されていくような感覚になります。

流行ってきたキャンプなんかも近所でできてしまいます。家から10分くらいのところにキャンプ場があります。
流石に近すぎて滅多に行きませんが、田舎だと家でBBQなんかしても特に何も言われません。
自宅でもキャンプ感覚を味わえるくらいです。

あまりお酒は飲まないのですが、家で網を囲みながらのビールは最高でしたね。

ことライフスタイルに限って言えば、都会暮らしよりも遥かに自由度が高いのは間違いないと思いますよ。

2、ごはんがおいしい

「今の時代ならどこにでも届くだろ」
という意見が聞こえそうですが、そういったものは輸送のコストで割高になりがちです。
あと冷凍保存など、どうしても多少の劣化は避けられないものです。

「田舎のごはんがおいしい」というのは、地産地消というスピード感が1番の要因です。
新鮮なとれたての物が味わえるということ。
その上安い。これに尽きます。

僕の好物は、鮎の塩焼きですね。
旬な時期だとスーパーにも普通にあります。
海の魚とは違う独特な風味もありつつ、身にも甘みがあって絶品です。

あと変化球だと、両親が猪の肉を知人から貰ってくることもあります。
メジャーな肉達と比べると癖がありますが、食べ応えがあって美味しいです。

もし都会だとこういう経験する機会はなかったかもな、とは思ったりします。

こういった日々の経験や体験は、人生にとってもおいしいことだと実感します^ ^


3、固定費の低下

固定費の中でも、大きい出費が家賃です。
都会暮らしに比べると、半額以下は当たり前です。
東京都内のワンルームの平均は7万円前後だそうですが、僕の住んでる地域だと1万円前後の物件もあります。それも、一軒家の家賃です。

流石にボロかったりはするのですが、
僕が住んでいる家は一軒家で離れが付いて、家庭菜園よりは規模の大きい畑のスペースがついて家賃は、3万円。
光の回線もちゃんとあるのでWi-Fiも飛んでます( ^∀^)

ネットで調べるだけだと、格安の物件はヒットし辛いこともあります。
自治体に実際に問い合わせて、紹介してもらった物件が大当たりだった、という話は聞きました。

自治体がちゃんと発信した方がいいんじゃないかなとは思いますが、移住を考えるならまずは自治体に問い合わせてみるのが1番です。

もう一つ重要なのが、移住に関連した補助金制度です。国が制定するテレワーク移住支援金等の他、各自治体が独自に制定している補助金制度もあるので、合わせて調べてみると役に立ちます。


以上が田舎暮らしのメリット3つです。

細かいものはまだあるのですが、生活の自由度を
広げられるのが1番の利点です。

都会ではできない自分だけの生き方を見つけることができるかもしれません。


・田舎暮らしのデメリット

当然メリットばかりではなく、デメリットもたくさん存在します。
3つに絞って紹介しますが、人によってはメリットよりもデメリットの方が大きいと感じてしまうかもしれません。

1、設備が少ない

うまい表現ではありませんが、とにかく生活する中での色々な設備が圧倒的に少ないです。
なんとなく想像はつくかもしれませんが、都会でできていたことはほぼできなくなります。

・本屋(専門店)
・電気屋
・商業施設
・娯楽施設
・24時間営業

上記は僕の住んでいる町にないものです。
コンビニも日付が変わると閉まります。

ショッピングセンターなど買い物はできるのですが、住んでいる場所によっては最寄りまで車で10分以上かかることもあります。
徒歩なら、1時間くらいです。笑

車で1時間くらいドライブすれば、大きめの商業施設に行けたりしますが、日常的に行けるような距離ではないし、車を持っていることが大前提です。

このように、悪く言うと文明的なものが乏しいことが特徴です。

都会での暮らしに慣れていると、人によってはこのギャップは辛いものになるでしょうね。


2、仕事の少なさと低賃金

これもシビアな現実ですが、地方は都会に比べて賃金が安いです。

2020年時点の最低賃金を比べると、

東京…1,013円
最下位…792円

上記の通りです。
220円程の差です。
1ヶ月普通に働くだけでも、単純に35,000円程の違いが出てきます。結構大きいですよね。

時給の高い職種ならまた別ですが、都会に比べると求人の数も多くありません。
自分のスキルや経験が少ないと、選べる仕事の選択肢もさらに狭くなります。

会社に所属しながら移住してリモートワーク、という選択ができるなら問題ないのですが、
「辞職してから移住先で就職」となると、ある程度の収入減は覚悟しないといけません。

更に車が必要になったりすると、ローンや車検代でみるみる固定費がかさみます。

家賃等は安いですが、他の出費で結局生活が苦しくなった、という沼にはハマらないように注意が必要です。

3、近所付き合いの悪循環

僕の中ではこれが1番要注意です。
コミュニティが狭い分、近隣との交流は盛んになりがちです。

仲良くするに越したことはないのですが、その繋がりで地域の取り組みに参加したりすると際限なく時間を取られます。

地域の合同清掃(の後の飲み会)や、町内会の集まり(会議という名の飲み会)、地方創生関連の会議(終わったら飲み会)

多分に個人的な見解が入りましたが、このようにキリがありません。
断ったら冷遇されそうで参加せざるを得ず、結局時間を浪費してしまいます。

実際にはそんなことはほぼないのですが、そういった空気感ができてしまっていることが1番タチが悪いところです。

とはいえ小さなコミュニティなので、その中で住民との繋がりを大切にする姿勢があることは間違っていることではありません。

でも、あたかも強要されているように感じてしまうのが実情でもあります。

せっかく移住して自由な暮らしを送りたかったのに、ご近所付き合いで予定が埋まってしまう毎日になってしまった…

そうなるくらいなら、都会である程度気ままに人と距離をとって生活した方がましですよね。

便利さやお金も大事ですが、何より大事な「時間」を失ってしまう危険があることは知っておいて下さい。



ザックリとですが、デメリット3つです。
まとめると

・利便性
・経済的な余裕
・時間

上記の3つを損なう危険性が高いです。

田舎で暮らしたいと思った時、いかにこの危険性に対処するかをよく考えるべきですね。

メディア界隈でも地方移住は前向きに紹介されていますが、決して明るい面だけではないことを覚えておいて下さい。


[まとめ]暮らしはデザインできる

後半にデメリットをあげました。どれも人生において深刻な問題です。

しかし、実は対処は充分に可能な問題です。

アマゾンプライムを利用すれば、僕の住んでる町にも次の日に商品が届きます。
基本的に何でも買えるし、生鮮食品の宅配サービスもあります。

娯楽も自宅で楽しめるものを探して利用すれば経験にも発見にもなります。
僕は現在、設備の不足に関しては全く気にしなくなりました。充分楽しいです。

経済的な面でも、始めは苦しいのは否めませんが、生活を見つめ直してお金の使い所を考えると、それで楽しめたりするものです。
少し余裕ができたら、経済的な成長を目指して勉強するのもありです。

※個人的には車を持つのは後回しにしたほうがいいです。ローンは地獄。

自分の時間が大事なら、思い切って断りましょう。最低な言い方ですが、最もらしい理由をつければ何とかなります。
寂しいならTwitterでもしましょう。笑

新しい生き方を求めて見つけた環境で、ストレスを感じて我慢するようなことはあってはいけません。

僕はストレスを徹底的に減らし、心に優しい人生を送りたいことが信条です。
読者の方にも、できるだけ幸福感高めな人生をおすすめしたいと思ってます。


無理にこの暮らしをおすすめはしませんが、僕は田舎暮らしは今のところ気に入ってるし、割とありなんじゃないかなと思ってます。

理由は上記にも散々書いていったことと、デメリットも含めて1つにまとめます。

暮らしをデザインできる方法・テクノロジーを
最大限に活用する

上記の通りです。
Amazonとか上に書きましたね。

今の世の中は、自分がどこにいても使えるサービスやアプリ、スキルなんかが山程あります。
僕もまだまだ勉強途中です。

そういうものを利用したり勉強したりすれば、いつかデメリットがデメリットではなくなる日が来るかもしれません。

都会の方が流行の発信が早いのは事実だと思います。でも情報の広がり方は、今の世の中ならほぼ同様です。

そういった情報をキャッチしつつ取り入れて、一方でのびのびと自然の中でビールで乾杯、なんて毎日が送れるようになったら、僕は幸せなんじゃないかなぁと思います。

とはいえ今でも毎日小さな幸せを感じながら
生活はできてます。

ある程度の精神的な余裕ができて、これからも色々なことに挑戦できるんだと思います。

都会、田舎。
どちらも利点があり、デメリットもあります。

僕は当分田舎暮らしだと思いますが、
自分の人生の目的をじっくり考えると
見えてくるものもあるんではないでしょうか。

1人の田舎者の意見だと思って、ちょっとでも参考にしてくれれば嬉しく思います( ^∀^)

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