ここが出発点 踏み出す足はいつだって 始めの一歩
BUMP OF CHICKEN「ロストマン」の一節。
母がファンで聞き始め、今では曲も歌詞も大好きなアーティスト。
ぴったりと寄り添ってくれるような優しさが魅力です。
特に、この「ロストマン」は衝撃でした。
立ち上がるきっかけの一つだったと思います。
この曲は「喪失」や「思い出」「旅立ち」がテーマになっています。
ひとつひとつの言葉が力強く聞こえてくるのは、ボーカルの藤原基央さんが9ヶ月という苦悩の中で作りあげた詩だからかもしれません。
苦悩の中での経験や、自分と向き合うことで少しずつ作りあげていったそうです。
そんなものが積み重なり、曲の後半で紡がれる一節です。
ここが出発点 踏み出す足はいつだって
始めの一歩
どんなに失う経験をしても、大切な思い出が遠くなってしまっても、今を出発点と定めることができれば一歩一歩進んでいけます。
この曲を聴いてから、「昨日の自分よりも一歩進む」ことを目標にして生活してきました。
どんなに小さなことでも、昨日できなかったことができれば立派な成長です。
誰が認めてくれなくても、自分でその一歩を認めてあげるようにしました。
そして小さな一歩が積み重なっていきました。
当時は生活するのも困難な自分でしたが、気づけば社会復帰もして、毎日新しいことに取り組んだり、学ぼうとすることができるようになりました。
このnoteも一歩の結果です。
当時は文章を書くことに挑戦するなんて1ミリも思っていませんでした。
どんなに辛い今でも、そこをスタート地点にして前を向いていけば、今よりもいい未来を生きることができるようになります。
すぐに現状が好転するとは限らないけど、自分のペースで積み重ねていけばいいです。
ふと振り返ってみると、「あの頃よりだいぶ進んだんだな」と思い返せると思います。
僕はこの曲を聴いた頃が「出発点」です。
気づけばあの頃に比べると随分遠いところに来ることができました。
それと同時に、昨日より進めた感覚も噛み締めるようにしています。
「いつだって始めの一歩」ですからね。
周りや雑音に迷わされることなく、自分と向き合い続けて進むことで、何歳だっていつだって始めることができます。
思いもよらない希望を与えてくれる音楽や映画など、そういう文化が僕は大好きです。
詩や台詞、音や印象的なシーンが頭に残り、今の自分を作りあげてくれました。
まだまだ世の中にはそういった名作が溢れています。新しく触れるのが今から楽しみです。
「ロストマン」のように人生に影響を与えてくれる、そんな作品なのかも知れないですから。
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