もう 過去を悔いる生き方はやめたんだ 人生は失うばかりじゃない…
ゲーミングPCを買ったので、「ゲームでもするか」と思いながらSteamを眺めてました。
ラインナップの多さに悩んでいると、兄に過去のことを聞いた時に、ゲームの話題が多かったことを思い出しました。
僕らは同じゲームを楽しむことが多かったそうですが、兄が1番好きだったゲームが「METAL GEAR SOLID」でした。
PlayStationの頃の作品なので、プレイすることは難しかったのですが、YouTubeでムービーをまとめた動画がありました。
とりあえずストーリーを追おうと視聴することになりました。
・METAL GEAR SOLIDの内容
基本的にシリアスなミリタリーものです。
テロリストに占拠された軍事施設に、主人公「ソリッド・スネーク」が単独で潜入し、ミッション達成を目指します。
自分の痕跡を極限まで無くす為に、「武器・装備は現地調達」という過酷な条件で主人公は潜入します。
それゆえこのゲームは
「現れる敵を倒して進んでいく」
という普通のアクションゲームとは違い、
「戦闘を極力避け、敵から隠れて進んでいく」
といった全く新しいジャンルを切り拓き、大人気の名作になりました。
システムだけでなく、作り込まれたストーリーも魅力です。
先の読めない展開、個性しかないキャラクター達、膨大な知識の上で制作されたであろうシナリオなど、あげればキリがありません。
観ていて「なるほど〜」とつい口にしてしまうことも何度もありました^ ^
動画にすると6時間程なのですが、時間を忘れて観入ってしまいます。
ボリューム満点の作品なので、いわゆる「名言」も豊富です。
「座右の銘にしたいなあ」と思うほどの名言のオンパレードですが、今回は何気ない一言を名言とさせてもらえればと思います。
タイトルの通り、作中でのオタコンの台詞。
・前向きに変わろうとする想いの現れ
オタコン(ハル・エメリッヒ)は、日本のアニメに憧れてロボット研究を志した人物です。
しかし、上司に騙される形で、嫌っていた核兵器の開発の片棒を担ぐことになってしまいました。
主人公スネークとは、テロに巻き込まれたところを助けられる形で行動を共にしていきます。
自分のやってきたことに気付き、境遇を悲しみます。ただ大好きなロボットを研究したかった純粋な男に、この後も非情な現実が襲い続けます。
もちろんその度に彼は嘆きます。
しかし、スネークの考えや身の上を聞いたり、その背中を見ることで、次第に強くあろうと考えるようになります。
「僕も答えを探しておく」とスネークに言えるほどにまで、オタコンは成長していきます。
タイトルにあげたセリフは、終盤にオタコンが出した答えのうちのひとつです。
利用されたり、傷付いたりして、多くのものを失ってしまった自分。
それをただ悔いるだけではなく、忘れずに前を向く。未来に何か得られると信じて進む。
本編を観てもらうとわかるのですが、このオタコンが言うからこそ、とても響く一言でした。
ある出来事で失意に沈んでしまったスネークに語りかけるシーンだったのですが、僕もスネークと同じように励まされました。
心に障害を抱えてしまったけど、いつまでも囚われるんじゃなく、よりよい未来の為に立ち上がって進もうと思えました。
ゲームも自分を励ましてくれる大切な世界だと感じることができました。
悩みながらもゲーミングPCを選んでおいて正解だったかなと思います。
学びの時間もとりつつ、ゲームの時間も1日の中でとっていこうと思います。
この一言は、それくらい自分にとって大切なものになりました。
失うだけじゃない人生なら、それだけで生きていく価値はあると思います。
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