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エシカルコンシェルジュ講座8 知りたくないけど知らなきゃいけないこと

講座の中で一番重い内容。アニマルライツセンター岡田さんのお話。

ものごとって、「知らない方がいい」「知りたくない」ことってありますよね。

これは、「知りたくないけど人間なら知らなきゃいけないこと」だと思いました。


またもや日本ではほとんど進んでいない取り組みのひとつ。動物福祉。


ペットとして動物を大切にしようと働きかける動きや動物愛護団体の動きはなんとなくイメージしやすいですが、今回お話を聞いたのは畜産動物の実態。

まず私が驚いたのは地球の生き物達(人間も含める)の割合。

地上の生き物のうち、

60%が畜産動物、36%が人間、4%が野生動物。という実態。

地球上の6割が、人間が食料にするための畜産動物…

ちなみに、鳥類の70%が食用や鶏卵用、30%が野生だそうです。

これは、人間が大量消費するためにどんどん数を増やして、人の手で操作された数字だと思うと。。人間の欲に対してでしょうか、なんだか気持ち悪くなりました。地球の生態系おかしくない?と思いました。

本当に自分たちで消費する分だけだったら、絶対にもっと少ないはず。

食品ロスという言葉も一般的になっていますが、ここで初めて知ったのは、出荷前に亡くなってしまう動物たちのことも食品ロスと呼ぶこと。

例えば鶏の多くは、飼育環境が劣悪なため、病気や怪我などで卵が産めなくなってしまう鶏が毎日一定数いるのだそう。きちんと命を弔うこともされず、生きたまま熱湯で処分されてしまうそうです。期間は失念してしまいましたが、その数は50万羽にのぼるそう。

毎日同じ価格でスーパーで売られているたくさんの鶏卵。

私たちの手元に来るまでどんな環境で育ったのか、まで想いを馳せることはなかったけど考えてみるととても恐ろしい。

彼らだって人間と同じような生き物で。母性本能もあるのに。それを人間のために…。

スーパーなどでは、加工された、食べる直前の形ばかりを目にします。

しかし、動物性の食品であれば必ず動物たちをありがたく頂いていることを忘れてはいけないと改めて思います。食品ロスだって、命を捨てていることに他なりません。これが当たり前になってはいけないなぁと。

そして、自分が口にする動物達が死ぬまで苦しんでいるのはとても嫌なので、少しでも快適にのびのびと過ごしてほしいし、選ぶならそういうお肉や卵を選びたいと思いました。

講座関係なく、よく友人と話すのは、ヴィーガンの話。

宗教的にお肉を食べない選択をしている場合もあれば、こういう状況を知って完全なヴィーガンになる方、全部理解しているけど週数回のヴィーガン食を実践する場合。

いろいろあるけど、「だめ!」って強制するのは怖いし意味がないと思うから、どれを選んでもいいと思います。

ただ、毎日自分が無意識に食べているものの真実は知ったうえで、別のよりよい選択肢があることも知ったうえで、選んでほしいなと切実に思いました。

まず「知ってほしい」

私は、この講座を聞いてから自らお肉を買う頻度がとっても少なくなりましたが^^;

今のところ、完全なヴィーガンは難しく感じているので、食べる回数を減らしたり、将来は大豆ミートなどの代替品を使いこなせる主婦になってみたいなと思います…!

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