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TradingViewでストラテジーを作るのに知っていると便利な用語【sma関数】

まずはじめに…移動平均線

一定期間の価格の終値の平均値を繋ぎ合わせた折れ線グラフのこと。
よく使われる移動平均線は単純移動平均線と呼ばれ、他には指数平滑移動平均線、加重移動平均線などがあり、2~3本を組み合わせ使用することが多い。
→有名なのがゴールデンクロス、デッドクロス
●ゴールデンクロスとは?
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上へ突き抜けること。
直近の価格傾向が上向きに転じたとみられるため、買いサインになる。
●デッドクロスとは?
短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ突き抜けること。
直近の価格傾向が下向きに転じたとみられるため、売りサインになる。

この移動平均線を、Pineスクリプトではsma関数と言います。

sma関数とは

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SMA(Simple Moving Average)。単純移動平均線のこと(上の画像にある青い線)。
前にPineスクリプトのnote書いた時にも少し書いたかと思いますが、TradingViewのストラテジーのサンプルコードにはsma(close, 5)という文字列が出てきます。

Pineスクリプトで単純移動平均線を表すには『sma(データ値, 期間)』と入力します。データ値とは、
始値の場合→open
終値の場合→close
高値の場合→high
安値の場合→low

つまりsma(close, 5)とは、5日移動平均線、ということになりますね。
これにcrossover関数(crossover(x, y)と書くとx の値が y の値を上回った時に値を返す)を使うことで、
crossover(sma(close, 5), sma(close, 25))
5日移動平均線が25日移動平均線を上抜いた時
という条件を作ることができます。

これを応用することによって、Pineスクリプトでは『5日移動平均線と25日移動平均線のゴールデンクロスorデッドクロスでエントリーする』というストラテジーを作成することができます。

↓ちなみにこの条件でマツダ+1時間足でバックテストした場合↓

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※初心者でもわかりやすいように非常に簡単に説明しています。

note:Pineスクリプトとは?覚えるとシステムトレードが可能?
https://note.com/hiajiemka9/n/n3bf92fe29f51

『Trade Stand』公式HPはこちら
『Trading View』公式サイトはこちら
※現在は『Trade Stand(トレードスタンド)』という名前に変更しています。

参考サイト
●TradingViewのPineエディタの基本的な使い方
https://www.oanda.jp/lab-education/tradingviewstrategy/oanda-fx-trade/how_to_use_pine_edit/
●Pineスクリプト言語リファレンスマニュアル
https://jp.tradingview.com/pine-script-reference/

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