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日本株の自動売買を行うには?TradingViewでシステムトレードが出来る『Trade Stand(トレードスタンド)』が正式リリース!

TradingViewを使って日本株の自動売買を可能にしたウェブアプリ『TradeStudio』については以前から記事を書いてきました。
10月中旬には名前も変わったようでしたが、今回『Trade Stand(トレードスタンド:トレスタ)』として正式リリースされたとのニュースがありました。

プレスリリース・ニュースリリース配信サービスのPR TIMES
『日本株の自動売買取引を、利用者1500万人超の人気チャートツール「Trading View」と日本の証券口座を連携させることで個人投資家でも簡単に行えるサービス「Trade Stand」を正式リリース』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000088761.html

Trade Standでは何が出来るのか?前のサービス「TradeStudio」とはどう違うのか?など、簡単に解説していきたいと思います。
※2022年の4月1日からサービスのメンテナンス期間&機能制限されるとのことです。


『Trade Stand』とは?

株式会社ナレッジクリエイションと、オートマチックトレード株式会社会社が開発運営・提供している自動売買サービス。
元々は6月頃にTradeStudioという名前でプレリリースされていましたが、今回『Trade Stand』として正式リリースされたようです。
『Trade Stand』公式HPはこちら

TradingViewで作成することが出来る「ストラテジー」により、
売買サイン配信・このTrade Standで受信することで、
自分が使っている証券口座(※)でシステムトレードが可能です。
※現在はauカブコム証券のみとのこと。今後増える可能性はありますね。


Trade Standの機能

・日本株を自動で売買

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TradingViewはストラテジー(自動売買)を作成したりアラートを設定することが出来るのですが、対応しているのが海外口座のみの為、日本株を取引することが出来ませんでした。
しかしTrade StandがTradingViewと日本の証券口座の連携に成功したため、
TradingViewを利用した日本株のシステムトレードが可能になりました。

・銘柄スクリーニング

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20項目以上の株価チャートテクニカル分析項目と条件を無限に組み合わせることで、オリジナルの銘柄検出システムを作成することが出来ます。
リアルタイム株価反映なので、相場が動いている最中のデータを参照することも可能。

・デモ口座でのテスト運用

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証券口座を持ってない人もデモ口座を利用することで、運用のテストを行うことが出来ます。実際に投資金を使わなくても、色々な投資手法で運用成績を試すことが出来るので、安定的な運用を目指すことが可能に。


Trade Standの一番のメリットは、TradingViewのストラテジーを使えることが出来る点だと思います。ストラテジーの作成にはTradingView独自のプログラミング言語「Pineスクリプト」が必要ですが、TradingViewには投資家達が無料で公開しているストラテジーがありますし、Trade Standでもサンプルのストラテジーを公開しているので、初心者でも扱うことができます。
↓Pineスクリプトの解説はこちら。
https://note.com/hiajiemka9/n/n3bf92fe29f51
Trade Standに対応したストラテジー専用のECサイトもオープン予定とのこと。ストラテジーを購入すれば本当に完全初心者でも利用できるようになりますね。
また、当然TradeStudioと同様クラウド型なので、パソコンを起動していなくても売買が出来ます。

シストレの新たな選択肢?

今まで株の自動売買と言えば、プログラミング技術のある人が自作でシステムを作成したりなど、初心者が扱うにはかなり難しい印象がありましたが、Trade Standの普及によっては、今後のトレード環境が大きく変化する可能性もあります。
TradingViewは利用者が多いですし、少し検索すれば公開されているストラテジーやストラテジーの作成解説記事も沢山出てくるので、比較的手を出しやすいツールです。日本株の自動売買ツールの一つとして、検討してみる価値はあるのではないでしょうか?。
株の自動売買については以前記事でも解説しています。Trade Stand(前:TradeStudio)は仕様が少し変わっているので、当記事の内容を参考にするようお願いします。

●株の自動売買って実際どうなの?自作で自動売買が作れるツールを比較してみた【岡三RSS・楽天RSS・カブステAPI・TradingView&TradeStudio】
https://note.com/hiajiemka9/n/n4134cdf7ddeb


Trade Standは無料で登録できる!

最後ですが、Trade Standは無料で登録することができます。
以前は無料トライアル期間が設けられていましたが、「無料会員はデモトレード、実売買は有料会員のみ」となったことで、無料トライアルは廃止されたようです。
その代わり、無料会員には期間の制限がありません。つまり、デモトレードでテスト運用し、自分の売買ルールが有効だと判断した場合や、ストラテジーが販売されるようになってから有料会員に変えることができます。
【プラン一覧】

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プランの種類も増えましたが、値段も少し変わっています。TradeStudioが月額1500円だったのに対し、自動売買を行う際の投資金が100万円以下であれば、月額980円で利用することができます。
無料登録に関しては正直一切デメリットが無いので、興味ある人は是非利用をおすすめします。


以上、日本株自動売買システム『Trade Stand』を紹介してみました。

詳しい詳細はこちらのリンクから
●Invest NavーTrading Viewの評判・口コミと使い方を解説
https://fisco.jp/media/tradingview-about/#index_id0
『Trade Stand』公式HPはこちら
『Trading View』公式サイトはこちら

こちらは自動売買のメリット・デメリットなども
●株の自動売買って?メリット・デメリット
https://note.com/hiajiemka9/n/n43b6c1284377

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